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マナグエンセ [熱帯魚]


南米産シクリッドの代表的な魚、シクラソマ・マナグエンセである。この魚も古くから見かけるポピュラー種で、飼育も簡単。5cmほどの幼魚が数百円で売られている。成長すると20~30cmにはなる。注意すべきは、気が荒いことだけ。こうしたシクリッドは、大体が縄張り意識が強くて、その度合いは種によって異なるが、他魚とは排他的な性格が多い。一つの水槽に混泳させると、最後には一匹しか残らない、ということがよくある。
写真のヤツ(何だか可愛くない顔立ちなので、ついヤツと呼んでしまう)は、ウチで生まれた2世(生後1年ほど)。親は10回ほど産卵し、1回の産卵で100~200匹を生んだ。結局、生まれた子のなかで、現存しているのはこいつだけ。子は生まれてすぐに、兄弟たちと厳しい生存競争を繰り広げる。もっとも、私がもっとまめに世話をすれば、もっと多くの子を飼育していただろうが、仕事部屋に水槽が有ることもあって、一日数回エサを与える、週に何度も水替えする、ということはできず、こうなってしまった。
熱帯魚を飼育する人は三つに分かれる、と言われる。一つは繁殖させることを目的とする人。二つ目は、飼育魚を大きく綺麗にすることを目的とする人。三つ目は、インテリアの一部として、動く装飾品として考える人。私自信は、どちらかといえば2番目の方だろう。
ふてぶてしい顔つきだし、特に体色鮮やかで綺麗なわけでもなし、でも子育ては一生懸命するけど、小魚は食べてしまうし、同居魚はいじめて殺してしまうし、時に憎たらしいヤツだが、よく食べて丈夫で、なかなか死なない。まあそんなヤツもいるさ。魚でも人間でも。
 
 


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