SSブログ

トロピカルジャイアント・ガー [熱帯魚]


熱帯魚の中には、古代魚と分類される魚がいる。数千年前からその形を変えずに生き続けている種類。他の魚種や動物が、環境の変化への対応やその他の要因で、姿を進化させてきたのに対し、そういった進化を放棄して、昔のままで行き続けている種類。ある意味「頑固」、ある意味「無欲」。
このトロピカルジャイアント・ガーも、昔はなかなか入荷しない、愛好者の間では「幻の魚」とされていたが、最近では幼魚をちょくちょく見かけるようになった。ウチのがやってきたのは、もう7~8年前だろうか、結構な額だったと記憶している。今では70cmほどに成長したが、水槽内ではこんなものだろう。私は、ヘビが大嫌いで、ヘビを連想するような細長い魚は嫌いだ。しかし、ガーの類は好きで、その古代魚らしい風格というか、何とも言えない存在感が好きだ。
いろんな種類のガーを飼ってきたが、今居るのはコイツだけ。コイツも一度水槽の隙間に突っ込んで、大怪我したことがあったが、少々の怪我では立ち直れる生命力は、さすが古代魚。これらの魚を上手く飼えるかどうかは、ひとえに大型水槽を導入できるかどうか、に尽きる。怪我をさせてしまったのも、原因は狭い水槽。特に体の硬いガーは、奥行きのある水槽(最低60cm)でないと、何らかのトラブルになりやすい。ウチでは今、200cm×75cm×75cm水槽に居る。
スポッテッド・ガーやショートノーズ・ガーと比べ、明らかに幅が広く、肉厚で、ガッシリした口先は、アリゲーター・ガーと同様、噛まれたら痛そうである。が、他のガーの華奢な造りとは一線を画す風格のある口先廻り、鎧のようなウロコ、むやみに太らないが、それでも筋肉質を連想させる太い胴回り、などが魅力の魚だが、こんなことは、男にしか魅力に思えないだろうな~。
 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントの受付は締め切りました