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熱帯魚の病気 その2 [熱帯魚]

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熱帯魚の病気治療に関しては、私自身も確定的なことは言えないし、そんな知識や情報を豊富に持っているわけではない。
熱帯魚用の治療薬はいろいろ出ているが、どれを使えば最も効果があるのか、いまいち区別がつかないことが多い。白点病用の薬にしても、数種類出ているが、効く場合とそうでない場合がある。投薬量も様々で、規定量入れるとかえって悪影響のでる場合もあったりする。また、数年前の治療法が、今は効果が無いこともある。日本で販売されている熱帯魚が、東南アジアの各所で養殖されたものが多いことは以前書いた。こうした養殖魚、思わぬ病原菌を持っている場合もあるし、以前効いた薬が効かない場合もある。そうではないワイルド(原種)は、これまた薬品に弱いことも多いので、悩むところだ。
こうした熱帯魚の病気治療は、その方法が確立している訳でもなく、哺乳類のペットのように獣医がいる訳でもない。それ用の書物も出ているのだが、先ほど言ったように全面的に信頼する訳にはいかない。最も必要なのが、最新の情報と豊富な知識&経験なのだが、その点では、経験豊富な熱帯魚愛好家や熱帯魚販売店が最有力。熱帯魚の販売店などは、扱う魚種も多く、身近では最も経験も知識も豊富なのだが、そんな治療法を素直に得られないときもある。極論すれば、店としては病気で魚が死んでくれた方が、商売になることが多いからだ。また、自分が多額の身銭を切って得た貴重な知識を、一元の客に安価(または無料)で提供することに抵抗がある店主も多いからだ。
治療法が得られても、治癒率100%とはいかない。薬さえ入れれば良いというわけではない。まず、飼育状態に完全に自信があるか、改善しないと、完治は難しい。この点で、飼育状況を話で聞いただけで治療法をアドバイスするのだから、どんなに経験豊富で善意の人でも、当たる場合もあれば外す場合も出ることは避けられない。
というわけで、現在の熱帯魚の治療方は、大雑把な印象はぬぐえないし、その多くの部分を魚自体の基礎体力に負っているところが多いと感じるし、魚の基礎体力の回復による自然治癒に向けられているようにも感じる。
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