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少年サッカーの撮影 その47 [少年サッカーの撮影]

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サッカーの試合で写真を撮っていると、ビデオカメラで動画撮影している人をよく見かける。それは、チームメイトだったり指導者だったり保護者だったりするのだが、サッカーという競技には、この動画撮影はなかなか有効だと思っている。サッカーは11人(小学生では8人制の場合もある)で行う団体競技。広いグランド内で、ボールの動きと連動して動き回るスポーツだから、フォーメーションやポジショニングは刻一刻と変化していく。そしてそれが試合中は途切れることがない。個人レベルの技術的なことの為の動画撮影もあるだろうが、その時々の走る方向・速さ、パスコースとその選択など、チームの一員としてその瞬間に判断しなければならないことへの研究・反省材料に、動画が有効なことが多い。私自身も以前は、試合を動画撮影して、息子と二人で反省会をよくしたものだ。
ビデオは1秒間に30枚の画を記録して(NTSC)、連続して再生することで動画として見せている。常に記録し続けているので、決定的なシーンを撮り逃す確率は低い。HVが普及し、より高画素化が図られた動画なら、試合中ずっとカメラを回しっぱなしにして、後で必要なシーンのみ静止画で切り取り、必要なら加工すれば、立派なサッカー写真になるのではないか、という考えも出てくるし、将来はそうなるかもしれない。家庭用のビデオカメラの被写界深度はかなり深く、ピントに関してはシビアではないし。

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それに対して写真撮影(スティルカメラ)はどうだろう。静止画である写真は、試合という流れの中で、選手の動きの流れの中で、ある一瞬を写し撮ったものである。撮影された場所や方向は窺い知れるかもしれないが、その前後のシーンは分からないし、常に撮り続けているわけではなく、撮影者の意思でシャッターを切るのだから、サッカーのように動きの予測が難しいスポーツは、撮り逃す可能性も高い。こう考えると、動画のビデオカメラの方が、サッカー撮影には容易であることは、ほぼ間違いないと思われる。
サッカーの試合をビデオ(動画)撮影した経験のある方なら分かってもらえると思うのだが、同じような倍率のレンズを使っていても、実際にはスティルカメラよりずっと引いて撮ることが多い。画面内に一人の選手しか捉えない、ということはほとんどなく、多い場合はチームの半数がその画に写っているということもあろう。これは撮影目的による違いもあるのだが、動画はあくまで動く画を見せるために撮るのであって、あまり急激なパンや小刻みなズーミングは見る人に不快感を与える(酔う)ことになる、という理由もある。それゆえ、サッカーでの動画撮影では、ある程度引いて撮らなければならず、それゆえに試合の流れを見るのに適している。そう、動画はあくまで流れで見るものだし、評価もそうだと思う。

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1枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDERⅡ
焦点距離 420mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/800 絞り F6.3 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 200  AI SERVO AF  RAW
2枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF400mm F2.8 L IS
焦点距離 400mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F5.6 評価測光
露出補正 +1/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW
3枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF100-400mm F4.5-5.6 L IS
焦点距離 400mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/640 絞り F5.6 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 200  AI SERVO AF  RAW
4枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDERⅡ
焦点距離 420mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F4.5 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 125  AI SERVO AF  RAW

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