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オリンピック雑感 その2 [巷の雑感]

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オリンピックは宣伝の場ではないかと思う。企業の販促ではない。スポーツの素晴らしさの宣伝だ。
連日テレビをつけると、オリンピックの話題で満載だ。メダルを取った選手、逃した選手、その表情やインタビュー。テレビは動画だから、その情報量も多いし影響力も大きい。あるマイナー競技のメダリストがインタビューに答えている話が耳に入った。協会にも補助金などのお金が入るから、メダルが取れて本当にうれしい。これで、一緒にやっている仲間や後輩に喜んでもらえる、と。
我が子のやっているサッカーは、今ではメジャースポーツの一つで、新聞・雑誌・テレビなどのメディアでは、毎日その話題には事欠かない。それでも昔はスポーツなんて、遊びや道楽の一つと思っていた人もいたし、地方では今でもサッカー部の無い学校は多い。サッカーなんて、そんなに費用がかかるスポーツではないのだが、もっと設備や器具や場所の必要なスポーツは、なかなか普及しなかったし、実際この目で見ることも少なかった。自然と競技人口が増えないのも当たり前。国際大会で優勝しても、メディアの取り上げは少ないし、スポーツに関心の無い人は見過ごしてしまうだろう。
しかし、オリンピックとなると違う。メディアの扱いも桁違いに上だし、5~8位の入賞だってちゃんと取り上げてくれる。メダル獲得となると、マイナーなスポーツの場合は、ルールの説明や歴史の紹介、難易度の解説まで詳しくやってくれる。興味を覚えてくれれば競技人口は増えるし、成績が良ければ強化費の増額が見込める。
スポーツとお金とは、何だか下世話な話だが、現代のスポーツには避けては通れない。メジャー競技の選手が、自身やコーチ・監督、支えてくれた家族のために頑張るのにプラスして、マイナー競技の選手は、協会の為、予算獲得のため、施設や設備を良くするため、競技人口を増やすためにも頑張っているのだ。オリンピックは、そんな選手たちの唯一最大のアピールの場でもあると感じてしまった。
私たち日本人は、どうも忘れやすい人種のようだ。4年に1度のオリンピックだから、終わればまた、いつもの競技が、いつものように取り上げられる状態に戻るだろう。だから、せめてこの期間だけは、「がんばれ!ニッポン!」と、全ての競技を応援したい。
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