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産卵ラッシュ 後編 [熱帯魚]

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卵胎生メダカのプラティも昔から飼っていて、比較的稚魚が取りやすいタイプ。マウスブリーダーではありませんが、卵を体内で受精させ、稚魚の状態で体外に出すので、お腹の膨れたメスを産卵箱に入れておくと、簡単に稚魚が取れたりします。グッピーと同じですね。昔はそうしてセッセと増やしていたのですが、今は自然に任せていました。ミクロソリウムなどの水草を豊富に入れておくと、その葉陰で生んだらしく、稚魚の姿をよく見かけます。もちろん、親魚にまで成長する確率は低いのですが、それでもここ数年、絶えることなくプラティ水槽は続いていました。ところが先月、このプラティ水槽で病気が発生し、親魚がほぼ全滅状態に。できる限りの手当はしましたが、基本的に体力の無い小魚。仕方ないかな、と諦めていたところ、よく見るとプラティーの稚魚10匹ほどが生き残っているではありませんか。あの状態の水槽内で、よくも生き残ったものだ、と感心しきり。きっと、瀕死の親が最後の力を振り絞って産み落とした子達なのでしょうね。プラティ水槽も手じまいか、と一時思いましたが、今はこの子達を何とか育ててあげたいと思っています。
そして最後はトライアングルシクリッド。アメリカンシクリッドの一種で、これも2年ほど前に幼魚3匹を購入しました。3匹とも20cmほどの成魚に成長したのですが、その中の2匹がペアに。当然三角関係になりますので、外れた一匹はお邪魔になり、ボコボコにいじめられる始末。ペアの2匹を別水槽に移してみると、先日産卵しました。初めての産卵で、産卵数も少なく、現時点では孵化していませんので、受精卵かどうかも分かりません。まずは、うまく孵化してくれることを祈っているのですが、さてどうなりますか。

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そんな訳で、現在我が家では、小型水槽の需要が多く、実際増えています。昔熱帯魚店をやっていたおかげで、機材は豊富に持っていたので助かりましたが、一般的には手間と時間とお金はかかりますね(前回書きましたように、稚魚が取れること自体は喜びに違いないのですが)。永い間、熱帯魚飼育を続けてますが、こうして稚魚が取れる一つの要因に、水があるように思えます。会社で飼っていた頃も、今以上にいろいろ努力してみたのですが、結局まったく取れませんでした。今回は特に期待も努力もしなかった自宅。水換えをするのに使う水は、どちらも水道水ですが、その違いが出たのではないか、と推測しています。魚にしか分からない、微妙な違いが有るのでしょうね。
基本的に、自分の水槽内で生まれた魚は、自らの飼育水の下で生まれただけあって強いですが、それでも稚魚には変わりなく、ちょっとした変化で全滅ということも、ままあります。これから先、上手く育って行ってくれるのか、そうでないのか、飼育者の腕と手間の掛け方次第だとは思いますが、あくまで趣味の範囲で、見守っていきたいと思っています。

(それにしても熱帯魚の写真撮影は難しい。特にこんな小さな魚は。マクロレンズが有れば少しは楽なのかな)
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