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マイ・レンズ その7 EF100-400mm F4.5-5.6 L IS [カメラ]


3年ほど前、当時使っていたカメラ機材を全て手放した。息子のサッカー撮影がメインだった私は、中学生サッカー撮影に備えて、400mm級のズームレンズが必須になったから。手持ち機材がなくなると、どのメーカーに行っても良いのだが、結局キヤノンに戻ってきた。その理由はこのレンズの存在。ニコンにはAF VR 80-400mmというレンズがあるが、動体撮影で超音波モーターを使ってないのが気になるし、オリンパスはAF性能で疑問があるし、ペンタックには該当するレンズは無し。以前はシグマレンズを使っていたが、AF精度の問題で、純正が使いたかった。消去法でいくと、このレンズしか選択肢はなかった。で、キヤノンに戻って、このレンズを購入した次第。今は単焦点レンズを使うことが多いが、それでもズームレンズは外せない。
シグマレンズのアッサリ系から、キヤノンLレンズのコッテリ系色合いの違いにはビックリしたが、期待通りの画を見せてくれる。テレ端で像がアマイという評価もあるが、ズームレンズの場合、大抵その傾向があるし、ましてや400mmだ。ただ、この直進式ズームには慣れが必要だった。微妙な画角調整がしにくい。構え方や持ち方を工夫する必要がある。ISは現在の基準では古いタイプで、レスポンスに優れている訳ではないが、それでもあれば便利な機能。以前は、強い光源を画面に入れるとフリーズする不具合があったが、ISユニット交換で直ったみたい。
AF速度は、思ったほどではない。しかし、400mm級のズームレンズでこれより早いレンズは、現在は存在しないと思う(その可能性があるのは、ニコンのAF-S 200-400mm F4のみ)。単焦点レンズと比べるのは無意味だと思うが、単焦点から持ち替えると、やはりAF速度の低下は感じる。AI SERVOで撮影する場合は、ピントがしっかり合ってなくても、シャッターが切れてしまうので、何気なく撮っていると、ピンズレ写真が多くなってしまう。しかし、このレンズでAI SERVOで撮ると、常にピントを合わせようと努力しつづけているのが分かる。単焦点レンズだと、スッとピントが合い、そこでシャッターボタンを全押しすればいいのだが、このレンズの場合は、ピントの合う過程で撮ってしまうと、ピンズレ写真になる。ファインダーで、しっかりピントが合っていることを確認した上で、シャッターを切る必要がある。そのあたりが、このレンズの使いこなしの難しさだろうか。ファインダーの見難いKISS DXで動体撮影だと、ちょっと辛い。しかし、しっかりピントの合った画は、紛れもなくLレンズの画である。
このレンズも、1998年11月発売だから、モデルチェンジが期待されているレンズ。私も期待している一人。70-200のような回転式ズームに変えて、ISを最新式にしてくれるだけでOK、と思っているのだが。
  
  
下の作例
1D2+EF100-400mm F4.5-5.6 L IS 焦点距離 300mm
F8.0   SS 1/640   ISO 200   評価測光   露出補正 -2/3   ONE SHOT AF    RAW


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