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熱帯魚飼育は贅沢か!? [熱帯魚]

熱帯魚やってます、というと、十人中半分以上の人が「お金かかるでしょ」と言う。本当だろうか?
ペットブームらしい。ペットショップに行くと、10万円以上の高価な犬やネコが販売されていて、そのケージに多くの人が集まっている。実際、売れているそうだ。店としては、犬やネコを販売するだけでは終わらない。飼育器具の販売、餌の販売、シャンプーや毛のトリミングなどのメンテナンス、留守の際の預かり、などなど、犬・ネコの販売以上の儲けが入ってくる。
私は地方都市在住なのだが、戸建て普及率の高いせいか、犬・ネコを飼っている人を多く見かける。夕方ともなれば、犬を連れて散歩する人の何と多いことか。糞の始末も大変そうだ。ホームセンターに行くと、犬・ネコのフードを山のようにカートに載せた老人が必ずいる。雨の日も雪の日も、犬を連れて散歩する人、車がなくて重いペットフードの包みを抱えて帰る人、よく見かける。大変だな、といつも感心する。
熱帯魚は、犬・ネコほどお金はかからない。生体単体でも、犬・ネコ以上の価格の魚種は極めて少ない。エサ代は、犬・ネコより遥かに安いし、重くもないし、かさばらない。散歩に連れて行く必要もなければ、糞の始末に困ることもない。一週間に一度、水を替えて、エサをやるだけだ。犬やネコに比べて、お金も手間もかからない。
昔から、犬・やネコを飼っている人は多くて、熱帯魚を飼っている人は、お金持ちという概念がある。それは偏見というものだ。今や海外産の犬やネコが多数を占めるようになると、そういうのを飼っている人がお金持ちであって、数分の一の値段の熱帯魚など、庶民のペットである。
ペットというと違和感を覚える人もいるだろう。犬やネコと同じには扱えないと。犬・ネコに比べて寿命の短い魚種が多いし、鳴かないので面白みにかける、という人もいるだろう。しかし、熱帯魚にはインテリアとしての効果もある。いわゆる「癒し」効果である。また、熱帯魚には水草という相棒もいる。両者のマッチングは、庭園を愛でた日本人には、なかなか向いていると思うのだが。
どんな趣味、どんなペットでも、掘り下げていくと、のめりこんでいくと、奥の深いものがある。また、費用もかかる場合もある。しかし、犬やネコに比べ、それほど高価でもなく、手間もかからず、日本の住宅事情にもあっている(昨今は、インテリア性に優れた水槽が多い)熱帯魚飼育も、まんざらでもない、と思うのだが、みなさんどうだろう。
 
 
下は、私の水槽群の一部だが、ここまでやると、ちょっと費用がかかるかな。


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