SSブログ

レンズ [カメラ]


デジタル一眼レフカメラが売れているそうだ。我が子、我が家族、記念写真、気に入った風景などを、より高画質に残したい、だからデジタル一眼レフカメラなのだ、と。フィルム一眼レフから移行する人は、それなりの技術も知識も経験も持っている人が多いので、そんなことはないだろうが、デジタル一眼レフカメラに替えたからといって、いきなり高画質な写真が撮れるものでもない。使いこなし甲斐のあるカメラだ、ということを、まずは認識すべきだと思う。
そしてレンズ。一眼レフタイプの最大のメリットは、レンズ交換できること。レンズを変えれば得られる画が変わる。焦点距離も明るさもボケ方も色のりも。このメリットを味わわなくては、一眼の意味が無い、といえば言いすぎだろうか。
多くの人が、レンズキットやWズームセットを買う。そして、面倒だから、ゴミが入るから、といって、レンズ交換を躊躇すると聞く。それでは、何のための一眼レフだろう。私はレンズ交換して、自分の欲しい画を得たいがために、一眼を使う。そのために、たとえ屋外であろうと、砂埃舞うグランドの片隅であろうと、躊躇無くレンズ交換する。そのための一眼レフなのだ。必要なときにレンズ交換しないのは、本末転倒ではないだろうか。
道具を大切にする気持ちは必要だと思う。だから、壊さないように、傷つけないように、ゴミが混入しないように、最大限の注意を払う。それでも、使っていくうちに、キズやスレは付くものだし、チリやゴミの混入もあるだろう。清掃やメンテナンス、時にはメーカーに送っての点検・修理も必要かもしれない。サービスセンターに、自転車で数分、という恵まれた環境の人もいるかもしれないが、地方在住の私は、数十分の時間と二~三千円の交通費を払わなければ、サービスセンターに行けない。それでも、気に入ったレンズを購入し、必要ならどこへでも持ち出し、レンズ交換して、欲しい画を得ようとする。
私はコレクターではないし、レンズやカメラを飾って眺めて楽しむ趣味は持っていない。欲しいのは、自分が撮りたい画であり、表現したい写真であり、残したい表情・シーンなのだ。大切なのは、撮った写真、だと思う。
 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー