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小型水槽 [熱帯魚]


水槽といえば、四角いガラスの箱だったのは昔の話。今や様々なインテリア性を謳い文句にした水槽が販売されている。多くは小型の水量の少ないものなので、大型の魚は飼えないが、小魚と水草を入れて、見栄え良く家具などの上に置けるように考えられている。あくまで、インテリアとしての見栄えであって、中に住居する魚のこと、メンテナンスのことはあまり重視されていない。
プリティメイトR360というのが、この水槽の販売名。NISSOという国内メーカー製だが、今はもう販売されていない。私が手に入れたのも、もう7~8年前だろうか。こういったセット水槽の場合、水槽自体が壊れたらあきらめるが、付属器具が壊れた場合、メーカーが販売中止すると入手が困難になる。汎用性のある水槽の場合は、壊れても別のメーカーのポンプが使えたりするが、こうしたセット水槽の場合は、それができなかったり、できても妙に見栄えが悪くなったりする。
この水槽の水量は26リットルだから、水替え自体は簡単。バケツ一杯の水を入れ替えればよいわけだ。ところが、それだけでは終わらない。ろ過の清掃やコケ取り、水草の手入れなどもしなければならない。そういった場合、小さい水槽はやりにくくて面倒。水を抜かないで手を入れると溢れてくるし、水を抜いても角などの狭いとことは手や指が届きにくい。設置してあるところが、居間なんかだと、水をこぼして家人に怒られたりする。
価格は割高である。この水槽セットも一万円弱だったと思うが、同様の価格でもっと大きな、汎用性のある水槽がセットで買える。ランニングコスト自体はたいして変わらないが、安価な器具や機材を組み合わせられる汎用水槽は、長い目でみると得。見た目の良さをどう評価するか、でこうしたインテリア水槽に対する評価が決まってくる。考えてみれば、PCと同じかもしれない。自作PCやBTO前提の拡張性を持たせたPCは、性能のわりには安価だが、メーカーの一体型PCは、見栄えがよいけど手を入れる余地は少ないし割高。
ウチにはこうした小型水槽はこれしかなく、玄関ホールに置かれているが、私としてはこれ以上、こうした水槽を増やすつもりはない。一本有れば充分、というわけだ。いろんな水槽を使ってきたし、今も使っているが、やはりもっともポピュラーな60cm水槽(60×36×30 60リットル)が、お得だし使いやすいと思う。
 
しかし、上の写真、ちっとも小型に見えませんね。スミマセン。
 


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