SSブログ

Kenko FP-120PRO [カメラ]


自由雲台とは、前後左右縦横斜め、自由自在に動き、任意の一点で止めることができる雲台。3ウェイ雲台が、地面に対する傾き、左右上下、それぞれを、3つのパン棒で固定するのに対して、自由雲台は1つのネジでワンタッチで固定する。
以前は、三脚と同じベルボンの自由雲台を使っていた(型番は忘れてしまった)。これがイマイチ。サンニッパなどの重量級レンズを付けると、対荷重範囲内のはずなのに、とたんに動きが渋くなる。無荷重の状態でグルグル廻してみても、どうも工作精度が高くないような、真円度が低いような感じがして。で、いろいろ探してみてこれに落ち着いた。
この自由雲台は、スリックのSBH-550やハンザのPRO-65(ハンザは自由雲台の販売を辞めてしまったのか、カタログから落ちた)と同等、同じ所が作っているみたい。レバーの形や色が異なるだけで、加工精度の高さは特筆もの。私は、スリックの円形の廻すタイプのレバーが嫌いだったので、ケンコーのレバータイプにした。最近のものはカメラとの接着面にコルクが張られて、形状も変わり、更に使いやすくなったみたい。
無荷重でグルグル廻しただけで、ボール部分の精度の高さが分かる。重量級機材を載せても、その滑らかで、しかもカチッとした動きは変わらない。固定にも大した力も要らないし、軽く締めただけでキッチリ止めてくれる。自由雲台としては、これは優れもの、お勧めできる。
マンフロット503を買ってからは、サッカー撮影などではそちらを使うので、出番は少ない方だが、それでも小物撮りや風景撮りに持ち出すことは少なくない。三脚はベルボンのエルカル630に付けているが、そういった場合はもう少し小型三脚と、もう一回り小さなFP-100 PROの方が適しているかもしれないが、大は小を兼ねる、ということで、今のところ大きな不満はない。
 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー