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ゲオファーグス [熱帯魚]


ラテン語でゲオは地球・土地、ファーグスは食べるを意味するらしい。大地を食べる魚である。
南米の河川に生息し、細かな砂を口に含んでは、中のエサや微生物を食す。口から砂を吸い込み、エラから出す、その仕草が見たくて、ゲオファーグスを探していたのは数年前。熱帯魚店でも、人気が無いのか、なかなかお目にかかれない種類の魚だ。
ポピュラーなゲオは、レッド・ゲオファーグス。5~6cmほどの幼魚が1000円ほどで売られているが、どこの店にもいる訳ではない。ゲオファも南米シクリッドの一種。性格はキツイわけではないが、それでも大きさが違うと成長差が顕著に出るので、なるべく大きさを揃えて、数を入れて飼うのが、シクリッドのセオリー。ゲオファ水槽を造りたくて、数年前にあちこちの店を廻って買い集めて造ったのが、写真の水槽(150×45×45)。
ゲオファには細かな砂が必須。魚にとっても飼育者にとっても砂を敷きたい。ゲオファがエラから出せるくらいの砂を、店を廻っていろいろ探して今のようになった。けど、こうした細かな砂を敷き、ゲオファが砂をほじくりかえすので、レイアウトは無理(当然、底面ろ過も無理)。私は上部ろ過を使っているが、ポンプが砂を吸い込み、ろ過箱に砂が溜まる。定期的にメンテしなくてはならないが、まあこれは仕方ないだろう。
明るい砂は、ゲオファを美しく照らすし、長く伸びたフィラメントも優雅。ウチのゲオファ水槽も美的には満足していたが、もう5年。ちょっとづつ他界していき、だんだん寂しくなってきた。
 


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