SSブログ

少年サッカーの撮影 その3 [少年サッカーの撮影]

ここで書く「少年サッカー」とは、ここでは小学生・中学生・高校生サッカーとして話を進めたい。

少年サッカー03-1.jpg

サッカー撮影とは、実はかなり難易度の高い被写体を撮影対象にしているということは、分かっていただけたと思う。そこで尻込みしたり、諦めてしまったのでは、当初の「我が子の活き活きとした、はつらつとした画を、できる限り良い形で残したい」という目論見は崩れてしまう。ここは頑張り処だ。
この当初の動機・目的を達成するためには、基本的には、ファインダーでボールを追う。サッカーという競技は、広いグランド内でボールは1個。それを相手選手も含めて22人が競い、奪い合い、蹴って、ボールをゴールに入れる競技だ。広いグランド、22人の選手、1個のボールだ。そう考えると、1人がボールに触っている時間は意外に短い。しかし、そこにこそシャッターチャンスがある。あなたが求める選手たちの表情、体全体から表される臨場感・緊張感・スピード感・必死さ・熱心さ・悔しさ・嬉しさ・・・が、ボールに関わる瞬間に多く現れる。故に、ボールの有る所にレンズを向けるのが、サッカー撮影の基本だと思う。

少年サッカー03-2.jpg

少年サッカー03-4.jpg

そしてもう一言付け加えさせていただければ、画のなかにボールが欲しい。ボールが無いと、ただ派手なユニフォームを着た選手が走っている写真、になってしまうかもしれない。サッカーは格闘技ではない。必死の表情で取り組む相手は、相手選手でなくボールだ。その意志の対象であるボールを画面内に入れることで、画が完結できる。これも、「基本的にはボールを追う」理由である。
ただし現実的には、ボールを追っていただけでは撮れない。この点はまた追々書き綴っていこうと思う。また、「基本的には」という前置詞が付く。それが全てではない。ボールが無いところは撮るべき価値が無い、という訳ではない。この点に関してもまた、折に触れて随時書き足していこうと思っている。

少年サッカー03-3.jpg

少年サッカー03-5.jpg


1枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF70-200mm F2.8 L IS
2枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF300mm F2.8 LⅢ+EF1.4xEXTENDERⅡ
3枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF100-400mm F4.5-5.6 L IS+EF1.4xEXTENDERⅡ
4&5枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF300mm F2.8 LⅢ+EF1.4xEXTENDERⅡ

nice!(0)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー