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CForSD [カメラ]


記憶メディアはドンドンと、大容量に、より高速に、そしてより安価になっていくのは、ご存知のとおり。
1D2をメインに使うようになってからは、これがCFとSDのダブルスロットルであることもあって、両方のメディアを使ってきた。1D2購入当初は、CFの方が単位あたりの価格が安かったこともあって、また端子がむき出しになっていない安心感もあって、CFメインで使ってきた。その頃も、速さではSDに軍配が上がることも多かったが、特に不満は無かった。
しかし、コンパクトデジカメの普及のせいだろうか、SDの価格はドンドン安くなり、今ではCF以下だ。写真はサンディスクのEXTREMEⅢだが、同じ2Gで、CFは昨年末16800円で購入、SDは先月5980円で購入した。両者の性能が同じだとすると、無視できない価格差がある(もっとも、CFの方も今では10000円前後だろうが、それでも)。こうなると、SDメインで使いたくなるのも当然。
しかし、SDは2Gを越えると書き込み速度が遅くなるというし、ちょっと高価になり割安感は薄らぐ。CFでも2Gを境に、FAT16からFAT32になるので遅くなるらしいが、性能・価格差が少なければ、扱いやすいCFを、私は選んでしまう。CFでは最近、266倍速や300倍速も出たらしい。
記録メディアで画質が変わる事は無いから、信頼性と速度で選べばいいのだが、RAWで撮ることが多くなった今、4Gのメディアを物色中である。ただ、2Gを越えるメディアは、地方在住者の悲しさ、ウチの近所では手に入らない。まあ、価格のことを考えても、通販を使うほうがお徳なのだが、ネットでいろいろ探していると、同じメディアでも、店によってかなりの価格差があることに気付く。う~ん、やっぱりここでも信頼性重視だろうか。
 


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熱帯魚店の値付け その7 [熱帯魚]


ところで、熱帯魚店では魚以外に水草も扱っている。水草はどうだろう。
これが、水草は仕入れ値が安い。成長の遅いアヌビアスの仲間は、それでも高いほうだが、それを除くと売価の1/3~1/8くらいで仕入れられる。最近はポットに入れて販売されているものがほとんどだが、ポット入りで仕入れると高いので、まとめて買って自店でポットに詰めなおす、ということをすると、仕入れ値の10倍くらいで売れたりするからありがたい。
まして、水草は死なない。いや、本当は死ぬ(枯れる)のだが、それまでに時間がある、死んで(枯れて)売り物にならなくなる、という状態になるまで時間がかかるので、売りさばくにも時間的余裕がある。
それよりもコケ対策が重要。一般ユーザー同様、店でも水槽内に入れて、照明を当てて販売しているのだから、コケは生える。コケが生えてしまうと、汚く見えて、売り物にならなくなる。また、売るためには、自店に水草レイアウト水槽が一つは必要。綺麗に水草が生え揃った水槽を目の当りにするすると、こんな水槽が我が家にあったら、と思うものである。毎日のように手間をかけて、すこぶる良い状態(水草の)を維持していかなければならない。
ただ熱帯魚店では、水草はまだ脇役の域を脱していない。主は熱帯魚であって、水草はたくさん売れる商品ではない。綺麗に水草レイアウトした水槽を見ると「わぁ、キレイ」と、皆が言うのだが、その水草を主力商品にしている店が少ないのは、単価が低くて量が出ないので、商売になりにくいからだろう。
 


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少年サッカーの撮影 その16 [少年サッカーの撮影]

スポーツカメラマンがよく使うという「親指AF」についての私見を、何回かに分けて書いていこうと思う。ただし、ここは「少年サッカーの撮影」カテゴリーであるので、サッカー撮影における、という前提は外せない。他の被写体や状況では、また違った結論になることを、前もって記しておきたい。

少年サッカー16-1.jpg

まず最初にはっきり言っておきたいことは、AF性能とはカメラとレンズの組み合わせのトータル性能であって、親指AFにしたところで、AF性能が上がるわけではない、ということ。プロやベテランカメラマンが親指AFを使っているからといって、それを採用してもピント精度が上がる訳でも、速度が速くなる訳でも、チャンスに強くなる訳でもない。この点を誤解している人が多いので、まずは理解していただきたい。
通常デフォルト設定では、シャッターボタンの半押しでAF駆動・AE測光、全押しで撮影、となっている。このAF駆動の機能を切り離し、背面のAEロックボタンや専用のAFボタンでのみAF駆動にする設定が「親指AF」で、一般的に親指でAFのON/OFFを切り替えるので、そう呼ばれている。そしてそのメリットは、シャッターを切るという動作と、AF駆動するという動作を、2つのボタンに割り振ることによって得られる。通常の設定では、シャッターを切るためには必ず半押し状態を通過しなければならず、AF駆動しなければシャッターは切れない。しかし親指AFでは、AF駆動せずにシャッターを切ることができる。そのメリットとは何だろう(あくまでサッカー撮影において)。

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一番のメリットは、置きピンのし易さだろう。動体撮影であるサッカー撮影において、通常はAI SERVO AFを使用する。これはAF駆動中ずっと測距を続けるモードだ。ピントを1点に固定し、タイミングを見計らって撮る、という置きピン撮影では、常に測距を続けてくれるこのモードは使えない。通常設定でそれをするためには、ONE SHOT AFに切り替えるか、MF(マニュアルフォーカス)に切り替えるかしなければならず、手間が掛かり、連続するプレイのサッカー撮影では現実的ではない。それが親指AFでは、親指を離すことで簡単にAF駆動を切り、直前のピント固定状態に持ち込める。後は人差し指でシャッターを切るだけだ。

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二番目に考えられるメリットは、ピント固定のまま構図変更した画を複数枚撮る際だ。構図を変えるということは、AFフレームが測距した部分が変わるということであり、AF駆動し続けてしまうと、ピントはその都度変化してしまう。例えば、中央AFフレームで狙う被写体にピントを合わせたとして、この被写体を右端に置いた画を撮ろうとすれば、AFフレームの指定を右端のものに切り替えるしかなく、これも瞬時とはいかず、サッカー撮影で現実的ではない。それに対して親指AFは、親指を離すことでAFロック状態に瞬時に切り替えられるので、そのままレンズを振って被写体を右隅に持ってきても、ピントの移動は無く撮れる。

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三番目のメリットは、フルタイムマニュアルフォーカス対応のレンズを使った場合だが、AI SERVO AFからMFへの切り替えが素早くできる、ということ。通常、AF⇔MFの切り替えは、レンズ横の小さなボタンで行い、これもまた瞬時の切り替えは難しい。親指AFなら、親指を離すことでフォーカスロック状態に瞬時に持ち込め、そこでピントが得られていないと判断した場合は、すぐにMFで調整できる。これが通常の設定でAI SERVO AFだと、AF駆動しないとシャッターが切れないので、MFの微調整は事実上不可能だ。

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1枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF400mm F2.8 LⅡ
2枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF400mm F5.6 L
3枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF400mm F2.8 L Ⅱ
4枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF400mm F2.8 LⅡ+EF1.4xEXTENDERⅡ
5枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF400mm F2.8 LⅡ

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熱帯魚店の値付け その6 [熱帯魚]


オープンプライスの熱帯魚の値段のつけ方の続きである。
では、もっと大型で高額な魚はどうだろう。代表的なのはアジアアロワナ。15~20cmサイズが10~30万円で売られている。こうした高級魚は、死なれたら店も問屋も手痛いので、万全の体制で送られてくる。送料もそれなりにかかるが、魚の単価が高いので、送料の比率は無視できる。同じ比率で値段を付けても、一匹の価格が高いので、一匹売れるだけでかなりの儲けがでる。最近は、一口にアジアアロワナといっても、種類も豊富になってきたから、一概にはいえないが、それでもこの儲けはネオンテトラの何千匹分に相当するだろうか。
店としては、こうした高額な魚が沢山売れてくれることが望ましいが、現実はそんなに甘くない。こんな高額な熱帯魚を買う人は、ごく限られていて、決して多くない。そしてこんな魚を買う人も、何匹も買うひとは極少だ。たいてい一匹買ったら、その人はそれでオシマイ。あとはせっせとエサを買ってもらうくらいだろう。小魚を数十匹飼っている人はいるだろう。60cm水槽を数本持っている人もいるだろう。しかし、アジアアロワナを数匹飼っている人は極少、120~180cm以上の水槽を数本持っている人は極少。買ってもらった時は大変嬉しいが、その人から何度もそんな喜びは得られない(たいてい一度きり)。
大型水槽(180cm以上)も、昔に比べたら安くなったが、それでも今の日本の住宅事情から考えると、多くの人には夢物語。そんな大型水槽に、大型高級魚を複数入れて飼うという人は、店にとっては優良客だが、滅多にいないし、その後も継続して買ってくれる訳ではない。だいたいそんな魚は長寿だし、丈夫だし。だから店としては、そんな優良客をあてにして商売はできない。そんな優良客が毎月現われてくれるはずがないから。
熱帯魚を飼っている7~8割の人たちは、小魚を飼っている。そして店は、そうした安価な小魚を、せっせと販売することで、店を維持できるように考えなければならない。こうした大型魚で店を維持するのは、なかなか難しい。特に地方では。
 


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ブラック・レイン [日々の徒然]


先日、部屋の整理をしていたら、昔買ったビデオテープが出てきた。
「ブラック・レイン」と書かれたそのビデオテープ。エイリアンやブレードランナーのリドリー・スコット監督の作品。主演はマイケル・ダグラスだが、共演の高倉健や松田優作が好演で、随分昔に買ったものだった。こうした昔の物、忘れていた意外な物が出てくると、その当時の記憶がよみがえり、よみがえったのが悪い印象だったら、さっさと捨ててしまうのだが、逆だとなかなか捨てられない。私がこれを買った当時は、もちろんDVDなど無かったし、市販のビデオテープは高価だった。レンタルビデオ店で借りて見て、気に入ったので、どうしても手元に置いておきたくて買ったものだ。
もはや我が家にはビデオデッキというものが1台になってしまい、それもいつ壊れるか、という状態だから、最後になるかもしれない再生をして見た。映画の評論をするほど知識も経験も眼力も無いが、アンダーでダークな印象は、この監督のお得意な表現だろう。日本を舞台にした設定だが、あくまで外国から見た日本という感じが全体に漂う。暴力団の大親分が、いきなり英語を話すのには苦笑したが、それでも高倉健と松田優作の演技は、今見ても圧巻だ。
しかし、改めてビデオテープの映画を見てみると、やはり一世代前の画質を感じる。昨今、DVDの画質、デジタル映像を見慣れた眼には、どうも眠い画だ。これも時代の変遷、技術の向上と言えばそうだが、ハイビジョンや次世代ディスクの話題が賑わう昨今、もう古い規格になりそうなDVD。昔の映画DVDが安価(500~2000円)で売られている。この「ブラック・レイン」もDVDになって市販されているだろうし、それはこのビデオテープよりは遥かに高画質だろう。今後も手元に置くなら、DVDの方が良さそうだが。
さて、最後と思われる再生を終わったこのビデオテープ、どうしよう。捨てるのもちょっと気がひけたので、たまたま遊びに来た友人にあげてしまった。こんなことをしているから、いつまで経っても部屋が片付かない。まだ部屋の片隅にレーザーディスクの山が・・・
 


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少年サッカーの撮影 その15 [少年サッカーの撮影]

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さて、ここまでサッカー撮影の基本的な事を書いてきたつもりだが、ここまでくれば、ちょっとアレンジもしたくなる。
AFフレームは、まずは中央1点を指定して撮ることを書いたが、中央以外のフレームを使って選手の画面配置のバリエーションを工夫することも有効だろう。特に縦で撮る場合、左右よりも上下が長いのだから、中央だと選手の顔にピントを持ってくるのが難しい場合もある。
ちなみにサッカー撮影とは(基本的に)、サッカー選手のプレイ中の写真撮影であり、人物撮影だ。その意味ではポートレートだと言える。その場合、ピントは当然選手の顔を狙うのだが、レンズを振ってAFフレームを選手の顔に合わせることを狙うことは、サッカー撮影の場合は極めて難しい。ファインダー内で選手を大きく捉えることの勧めを書いたが、相手が不規則に動き回る選手だ、その選手の更に顔だけを狙うとなると、難易度は飛躍的に上がり、歩留まりは極端に落ちる。プレイ中のサッカー選手のバストアップの写真、しかも顔にジャスピン、というのは理想であるけれど、それに拘るとフラストレーションが溜る。ここは、選手の上半身、胸あたりにAFフレームを合わせ続けるということを目的とした方が効率的だと思う。

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少年サッカー15-2.jpg

シャッター速度をある程度以上に上げて撮ることを、まずはお勧めしたが、慣れてくればより低速のシャッター速度でブレを生かした画に挑戦してみることもイイと思う。歩留まりは悪くなるかもしれないが、適度なブレが躍動感を生む。ただし、ブレていればイイ訳ではないことに注意。そこを誤解しないでほしい。
また、斜光の状況などで、逆光での撮影を余儀なくされ、選手の顔が陰で真っ黒、というケースもある。選手の表情が重要だと以前書いたが、その意味ではNG写真だ。しかし、敢えてそんなシーンを撮って、顔ではなく体全体から醸し出す躍動感を狙ってみるのも一手かもしれない。露出を調整して、アンダー目に撮って、シルエット的に撮るということだ。また、後姿だけの写真で、意外にも躍動感を表現できる画があることも。
画面の中にボールを入れることの重要性も書いた。その場合、ボールと選手の配置関係が画の良し悪しに影響するのだが、画にボールが無くても、印象的なシーンもある。喜びを爆発させる笑顔、掲げた拳、泣き崩れる姿、互いに讃え合う握手、など。それら、見る者の感情を揺らすようなシーンはシャッターチャンスに間違いない。ここは同情することなく冷静に、そんなシーンを納めたいところだ。

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我々アマチュアは、趣味でサッカー撮影をしている。結果を求められてはいない。失敗してもよい、とは言わないが、自分の望むように撮ってよい立場だ。プロは目的が有って撮っている。クライアントの求める画を提出しなければならない義務がある。しかし我々には、そんなものは無い。10人のアマチュアには10通りの撮り方が有って当然だと思う。私がここで書いていることは、私の撮り方であり、(最初に書いたように)唯一無二ではない。大いに自分なりの撮り方に挑戦して、失敗しても責を問われない立場を利用すべきだと思う。ましてやデジタルなのだし。
しかし、より多くの経験によって得られるイメージの豊富さ、というものも私は認める。多くの試合で、様々なシチュエーションで、撮ってきた経験が、自らが望むシーンのバリエーションを蓋すことに繋がっている、厳然たる事実も経験している。それはつまり、撮影者自身の「引き出しの多さ」という表現で言われる部分だ。「懐の深さ」かもしれない。趣味というものは、どこまでいっても到達は無いのかもしれないが、プロのサッカー選手になれるかどうかは別として、より強く、上手く、より多くの勝利を望む子達に負けず、我々撮り手もより高見を目指そうではないか。

少年サッカー15-6.jpg

少年サッカー15-4.jpg


1枚目:CANON Kiss DX+EF300mm F2.8 L IS
2枚目:CANON 10D+SIGMA 100-300mm F4 EX HSM
3枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF300mm F2.8 LⅢ+EF1.4xEXTENDERⅡ
4枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF400mm F2.8 LⅡ
5枚目:CANON 10D+SIGMA 100-300mm F4 EX HSM
6枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF400mm F2.8 LⅡ+EF1.4xEXTENDERⅡ

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