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マイ・レンズ その11 SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO [カメラ]



久しぶりのシグマレンズである。初めてのAPS-C専用レンズである。
以前はよくシグマレンズを使っていたのだが、最近は純正レンズばかりになっていた。レンズは結構永く使うものだから、総合的に考えれば純正が安心して使える、という一考があったのは事実。シグマやタムロンなどのサードパーティ製レンズが嫌いな訳ではなく、ただ必要と思わなかっただけである。
しかし、今回は必要と思ったので購入した次第。KISS DXはレンズキットで購入したので、EF-S 18-55mm F3.5-5.6 を持っている。安価な造りだが、この軽量コンパクトさは捨てがたい。絞ればそこそこ写るし、手軽に持ち出せる。ただ、AFの時に前玉が廻るので、C-PLフィルターが使えないのがイタイ。常時持ち出して、思いついた風景などを切り撮りたいが、やっぱりそんな時はC-PLが欲しくなる。
ブログを始めるようになって、熱帯魚の写真を撮ることも多くなったし、物撮りも増えた。本格的なマクロレンズを追加購入しようかな、とも思ったが、そこまで使用頻度は高くなかろう。ただ、もう少し最短撮影距離の短いレンズが欲しくなったのも一因。それと、室内撮影では、やはりF2.8は欲しい。
というわけで、いろいろレンズを物色していて、純正には候補を見つけられなかった。で、たどり着いた結論がこのレンズ。タムロンのA16と迷ったのだが、シグマというメーカーに親しみを覚えていること、雑誌での比較テストではシグマの方が高評価だったこと、最短撮影距離がシグマの方が短いこと、デザインがシグマの方が好きだったこと、などの要因が、価格差(約1万円)を跳ね返した次第。1万円高くても、後々後悔しないように、自分の気に入ったレンズを買おう、というのが最終結論だった。
さてこのレンズ、KISS DX+EF-S18-55のような手軽さは少ない。一眼レフカメラっぽくなる、という表現で分かってもらえるだろうか。レンズ一体型デジカメからの移行に違和感無いように考えられたKISS DX+EF-S18-55だが、このレンズを付けると、さすがフィルター径72mmだけあって、レンズがグッと存在感を示す感じ。動体撮影するわけではないが、USMを使い慣れた身としては、AFは遅く感じる。ギーギーいうモーター音が、遅く感じさせるのかもしれない。AF速度を必要とはしない被写体が主だが、ちょっとAFが迷う場面があって、その点は不満。特に室内など光量の少ない場面で、AFが行ったり来たりを繰り返し、なかなかピントが合わないことがある。F2.8の明るさは、何者にも替え難い。EF-S18-55より作画意欲を湧かせる。キヤノンLレンズに慣れた眼では、やっぱりシグマはアッサリ系の色合いだが、それはそれで不満ではない。ピントが来た所は極めてシャープに写る。F2.8の明るさとシャープさは、マクロ(簡易だが)域でも有効。ねっとりしたフォーカスリングは望むべくも無いが、MFの操作性は不満無い。ただ、そうなるとKISS DXのファインダーに不満が・・・。総合的に良いレンズだと思う。が、ボディの結晶塗装の手触りは高級感が有るが、雑に扱うとキズが目立ちそう。
ところで、このレンズ、今は手元に無い。ピント調整のために、シグマに送っているところだが、詳細はまた、このレンズが帰ってきてから、書こうと思う。
 
下の作例
KISS DX+SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC MACRO  焦点距離 50mm
F2.8   SS 1/2500   ISO 100   評価測光   露出補正 +-0   MF   RAW


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キーボード その2 [パソコン]

最近パソコンを買ったという友人から尋ねられた。「キーボードって、どれでもキーの配置は同じなんだろう?」って。「ウン、そうだよ」と言ってから、ちょっと考えてしまった。
確かに今のJIS配列では、「A」や「I」の位置は同じだ。PCによって、キーボードによって、配置が違うわけではないので、文字を打つには特に支障は無い。しかし、文章を打つときに、文字キーだけを打っているわけではない。ENTERキーは必ず使うし、いや、最もよく打つキーだ。それ以外に、BACK SPACEやESCも文字キー以上によく使う。
このENTERキーやESCキーの位置や大きさ・形状は、実はキーボードによって、微妙に異なることがある。ENTERキーは最もよく使うので大きいが。そのすぐ右横に違うキーがあったりすると、ミスタイプしやすいし、変換キーもよく使うが、スペースキーで代用する人ならいいかもしれないが、変換キーが小さいと、これもミスタイプしやすい。このあたりの、文字キー以外のよく使うキーに注目して、キーボード選びをすると、なかなか自分の希望のものが見つからないことがある。私もその一人。
ワンタッチキーなんかどうでもいいので(よく使う人には申し訳ないが、私はほとんど使わないので)、こうした文字以外のよく使うキーの大きさ・形状なんかも、統一してくれたらイイのに、と思うのだが、そこはメーカーの思案とは合致しないようだ。これで差別化を図っているのだから。キーボードに、いろんな機能を盛り込むと、キーボード自体がドンドン大きくなってしまう。今のPCデスク環境では、それも困る。
で、シンプルで打ちやすいキーボード探しの旅が始まってしまうのだ。もし自分に合ったキーボードが見つかれば、そこでこの旅は終わるのだが、今のところ私の旅はもう少し続くみたいだ。ちなみに、高校生のウチの娘は、どんなキーボードでも自在にこなして不平を言わない。この旅は、中年以上限定みたいだ。
 
 
下の写真は、現在のウチのキーボードだが、微妙に違うのが分かっていただけるだろうか。

 


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キーボード その1 [パソコン]


私はデスクトップPCをずっと使い続けている。2年前の2005年に、現在のメインPCであるVAIO RA73Pを買った。その時に、掲示板で「キーボードが使いにくい」と書き込んだら、そんなに使いにくいなら、どうして変えないのか、と返信された。「あっ、そうか」と、その時になってやっと気付いた次第。
PCは性能もさることながら、キーボードやマウスなど、使う人が直接触る部分の使い勝手や質感で、印象は随分変わるものである。PCが家電並みに普及したとはいえ、こうした部分が変えられることは、嬉しいことであり、テレビや冷蔵庫や洗濯機ではできないことだ。でも、ほとんどの人が、最初に付いて来たキーボードを使っている。あえて変えようとしないばかりか、変えてはいけない、変えると面倒なことになる、と思っている人が多いのではないだろうか。私もその一人だったのだが、一度試してみることをお勧めする。私などは、文字入力が多い方だろうから、キーボードの使い心地が良くなると、随分楽になる。
どんなキーボードが良いかは、個々人によって違うので、いろいろ触ってみて決めるしかない。なるべく多くの品揃えの店に行って、じっくり選ぶのだが、やっぱり実際に自分のPCで打ち込まないと、しっくりくるものを選ぶのは難しい。私も何度キーボードを買い換えたことだろう。その都度、いらなくなったキーボードが押入れに増えていくのだが、家内に言わせると、何で同じものをそんなに買うのか理解できないらしい。そりゃそうだ、使わない人には、この微妙な違いは、言葉で説明できないのだ。
PCショップをウロウロするのは好きな方だが、いつまで経っても、キーボード売り場には必ずいくクセが抜けない。
 


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運動会 [巷の雑感]

ウチの息子が通っている小学校は、例年9月に運動会を行っていたが、昨年から5月に行われるようになった。喜ばしいことだ。9月といえば、まだまだ残暑厳しい。ギラギラ照りつける9月よりは、5月の方が観戦には適している。
今どき珍しい、全校生徒が900人近いマンモス校の運動会では、運動場は土日のショッピングストアー並みの人口密度。ビデオカメラやデジタルカメラを手にした人たちが、我が子を狙ってウロウロするのだが、通路というものには人が溢れ、運動場を一周することさえできない。同市内でも300人ほどの生徒の学校もあるのだから、この格差はどうにかならないものか、と毎年ブツブツ言っている。
さて、今年も特に問題なく終わったような運動会だが、仔細に見るとそうでもない。まず、海辺を思わせるパラソルやテントの花盛りは例年のこと。今年はそれらの設置場所が厳しく制限され、運動場の端の方にしか設置できなくなった。それは良い。そんなものが前にあったら、見られないのだから。しかし、運動場の中央に陣取るオバサン方の日傘の群れで、やっぱり見れない。
生徒は毎日歩いて登校しているのだから、大人である親も歩いて来てください、と学校側は言う。でもみんな車で来る。で、路上駐車。付近住民から苦情が来るので、学校周辺を見回って、路上駐車しないよう呼びかけなくてはならない。これにPTAの多くが割かれる。運動会運営の人員の大半が、路上駐車防止係というのは、何だか悲しい。いいかげん、運動会は歩いて見に行くもの、という常識を植えつけたいものだ。
そんな運動会運営のためのPTA係の方々。ご苦労様です。でも、さぼっている人、いるよね。PTAと書かれた腕章をしてるのに、ず~っと座り込んで食べたり飲んだりしてる人。PTAと書かれた腕章をしてるのに、ず~っとビデオカメラで撮影している人。PTAと書かれた腕章をしてるのに、大声でず~っと立ち話してる人。それぞれ役割はあるのだろうが、一生懸命汗を拭きながら走り回っている人とそうでない人、PTA役員にもいろいろいるんだな、と思った。
昼ともなれば、必ず出てくるのが酒。運動会は花見やキャンプではなく、学校行事であり教育の一環なのだが、どうも勘違いしている人が多い。校庭の片隅で酒盛りしている団体(だいたい2~3家族が集まって、大声で談笑してるから、すぐ分かる)は、見るに耐えない。PTA役員が注意しようものなら、酔った勢いで食ってかかってくる。トラブルが絶えないので、今年は6年生の生徒たちが、「お酒は飲まないで下さい」って、言って廻っていた。これにはさすがに、歯向かう大人はいない。効果はてきめんだが、これも何だか悲しい。
小学校は6年制。運動会も6年連続で毎年あるのだから、運動会を見る側のマナーや常識も、いいかげん身に着けないと、と思うのは、私だけだろうか。


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ゴールデンゼブラ [熱帯魚]


アフリカンシクリッドの仲間で、古くから親しまれている種である。
ウチにいるのは、3~4cmほどの幼魚を購入して1年ほどの若魚である。実は、同じアフリカンシクリッドの「カエルレウス」として売られていたものだ。ご存知のとおり、カエルレウスはヒレに黒い縁取りがでるので、すぐ見分けがつくのだが、幼魚期はそれが無い。買ってからドンドン大きくなるのだが、一向にそれが出ないので、たぶんゴールデンゼブラだと思われる。養殖業者が間違えたのか、問屋が出荷するときに間違えたのか、店が間違えたのか、今では定かではない。ただ、ゴールデンゼブラは、結構気の荒い魚なので、こうして同種を一緒にして飼っていると、必ず殺し合いが起こる。それがあまり見られないところを考えると、カエルレウスとゴールデンゼブラの交配種かもしれない。カエルレウスは、こうしたアフリカンシクリッドのなかでは大人しい種だから。いづれにしても、今となっては定かではない。
こうして考えると、前にも書いたが、養殖業者(出荷元)の名前付けが、最後まで通ってしまうのだが、最初で間違えると最後までそう信じて飼っている人も多いかもしれない。出荷元には純血種以外のものも、結構いるのかもしれないし、純血種を守ろうという気概が少ないのかもしれない。15匹買って、1匹すぐに他界したが、残り14匹がいまでも元気にしている。ちなみに、やっぱり全てオス。
それはともかく、アフリカンシクリッドは、ケンカさえ気をつければ、丈夫で長持ちの魚。エサも人工フードで充分だ。アフリカンは本来は、高PHで飼う魚だが、こうした養殖固体はそんなにPHを上げなくても支障なく飼える場合が多い。ウチでもPHは、7は下回らないが8以上にはなっていない。
あまり小さな水槽では苦しいが、最初にキチンとした設備さえ用意すれば、こうしたアフリカンシクリッドの群泳は、熱帯魚らしさを十二分楽しめる。
 


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ファースト・タッチ その4 [カメラ]


さて、前日の続き、C.FnⅢ-2(AIサーボ時の被写体追従敏感度)と、C.FnⅢ-4(AIサーボ時の測距点選択特性)の考え方について、現時点の私なりの解釈を書いてみようと思う。
動く被写体を追って、レンズを振っていると、手前に障害物が入ったり横切ったりすることがよくある。それが、小枝だったり、線審だったり、フェンスや電柱だったりするわけだが、従来1D2では、そんな手前を横切る物にピントが持っていかれては困るので、被写体追従敏感度を落とすことで対処していた。
この被写体追従敏感度の調整は、早い⇔遅いの表記なので、早いにするとAF速度が速くなるような気がするが、一概にはそうではない。ピントが合っていない状態から合焦するまでが早くなるわけではない。AI SERVO AFで動体被写体を追っている時は、被写体の動きにあわせてピントを合わせ続けようと、小刻みに演算とレンズ駆動を繰り返している。不意に手前に障害物が入ってくると、急に大きくピントを移動させなければならないが、それを「すぐに反応せよ」とするか「ちょっと待て」とするか、の調整だと思っている。敏感度を落とすことで、この「ちょっと待て」の間を長くし、障害物が通り過ぎる時間を稼ぎ(それでも1秒以下だろうが)、障害物にピントが持っていかれることを防いでいた。(以上は、AI SERVO AFを駆動させている間である。一瞬でも駆動を切り、再合焦すれば話は別)
しかし、今度の1D3では、そんな手前の入ってくる障害物を完全に無視するC.FnⅢ-4が新設された。AI SERVO AFを途切れることなく駆動させ続ける限り、手前に入ってくる障害物は無視し続けてくれるという(まだ実験して検証したわけではないが)。従来の追従敏感度での対処では、手前の障害物が有り続けると、最終的にはその障害物にピントが持っていかれる。これを防ごうとC.FnⅢ-4が新設されたのではないか。
たとえば、枝の上をチョコチョコ移動する小鳥が被写体のシーンを思い浮かべて欲しい。AI SERVO AFで小鳥を追っていると、手前に小枝や木の葉が入ってくる。敏感度を落としていればすぐには障害物にピンは持っていかれないが、小鳥が動かないと次第に障害物にピンが合うようになる。従来では親指AFなどを使って、MFに切り替えたいシーンだ。C.FnⅢ-4で測距連続性優先にしてあると、障害物にピンが持って行かれることなく、小鳥が移動してシャッターチャンスになるまで主被写体を維持してくれる、というわけだ。
これは私の想像だが、従来(1D2)での被写体追従敏感度を落とすことでの対処法は、主被写体が小刻みに不規則に動く場合、主被写体の追従能力に少なからず影響があるのではないだろうか、と思っている。その為、手前に入ってくる障害物に対し、はっきりON-OFFするC.FnⅢ-4を新設したのでは、と疑っている。このC.FnⅢ-4で測距連続性優先にすれば、AI SERVO AFが途切れることなく駆動させ続ける限り、手前に入る障害物は気にしなくても良くなり、被写体追従敏感度が目一杯「早い」にすれば、サッカー撮影では良い結果が出そうだが、さてどうだろうか。

以上は、1D3を手にしてまだ1週間にも満たない状況での話。実験して検証した実例でもない仮定の話だし、メーカーに直接聞いた話でもないので、書くのを躊躇したが、あくまで個人的なブログだし、余談として読んでいただきたい。
それにしても、最近は仕事が忙しくて、カメラを手にする時間が取れない。次に1D3を持ち出せるのは、何時になるのだろう。このことが、今の私の最大の悩みなのだが。
 
上の作例
1D3+EF400mm F2.8 L   焦点距離 400mm
F3.2   SS 1/640   ISO 100   評価測光   露出補正 +-0   AI SERVO AF    JPEG

下の作例
1D3+EF300mm F2.8 L +EF1.4xEXTENDER  焦点距離 420mm
F8.0   SS 1/800   ISO 160   評価測光   露出補正 +-0   AI SERVO AF    JPEG

(今回は2枚とも、ちょっとレタッチしてみました)
  


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