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60cm上部フィルター その1 [熱帯魚]

横60cm×奥行き30cm×高さ36cmの水槽、一般的にこれを60cmレギュラー水槽と呼んでいる。昔から最もポピュラーで、よく使われてきた水槽だ。この大きさの水槽、ポピュラーなだけあって、日本の住宅事情にもよくマッチし、一部の大型魚を除いて多くの種類の熱帯魚が飼えて、一番売れている水槽だろう。昨今は、インテリアにマッチした小型水槽が人気らしいが、コストパフォーマンス的に見れば、依然この大きさの水槽が優れている。
多くの場合、セット販売されていて、ろ過機はそのセット品を使っている人も多いと思う。私も熱帯魚を始めた頃は、メーカーが組み合わせたものが一番マッチしているはず、と思ったが、実はそうでないこともある。一見同じように見える、この60cm上部フィルターも、よく見るとメーカーによって違いがある。
上部フィルターの場合、その能力は、入れられるろ過材の能力と量と、飼育水をくみ上げられる流量に比例する。多くのろ過材が入れられるほど、流量が多いほど、ろ過能力は高いと言える。海水魚にも使える一部の上部フィルター(レイシーなど)を除いては、入れられるろ過材の量には違いが少ない。ろ過のしくみについては、ここでは言及しないし、断言できるほど研究したわけではないのだが、ろ過箱の中でろ過材に均一に飼育水があたっているのか、ろ過材がどのくらい水中内にあるか、が、ろ過能力の差に影響しているように思える。個人的には、稼動中のろ過箱内の水位がどのくらいか、が重要で、これに注目してみると、メーカーによって違うことが分かる。
いづれにしても、この60cm水槽にセット品として付いている上部フィルターは、必要最小限の能力しか持ち得ないと考えた方が良いだろう。最も一般的でポピュラーということは、最も売れ筋で価格競争が激しく、コストダウンの対象になっているからだ。
 


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