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少年サッカーの撮影 その24 [少年サッカーの撮影]

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前回は小学生サッカーの6連写の画を載せた。小学4年生だから秒6コマに設定したが、これが中学生や高校生なら当然、1D3の連写スピードを秒8コマ以上にすると思う。それは年代が上がるにつれ、ボールも選手も動きが早く大きくなるからだ。それは、画になる一瞬が、より一瞬になり、連写によって得られる画と画の時間的感覚が狭くなければ、貴重な一瞬を撮り逃がす。それでは連写する意味が無い。

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サッカーを含む、球技スポーツの撮影では、ボールを画の中に入れるということが大切な要素の一つ、と以前書いた。広いグランド内を縦横左右斜めに不規則な動きをするボールを、狭い画角の望遠レンズで追うことは簡単ではない。その為に、まずその競技を理解し、選手やチームを理解し、一瞬先の動きをある程度予測しながらレンズを向ける、ということが必要となる。上の写真は、小学4年生のサッカーだが、ボールに絡みそうな選手を見つけたらAF駆動、ボールが来る前にその選手にピントを合わせ連写開始。するとボールが来て、その選手とボールを一枚の画に入れることができた、という写真である。いかに連写性能が高い機種を使っていても、不規則に動く被写体である以上、予測無くしてむやみに連写しても結果は伴わない。小学生サッカーならまだしも、年代が上がるにつれ比例して、より早い判断力が要求される。
しかし、上の4連写は実は失敗。お気付きの方もいらっしゃると思うが、最後の4枚目でも選手はボールに触っていない。もう2~4枚多く連写すべきだった。闇雲に連写して枚数多く撮ることが、連写のメリットではない。しかし、チャンスと思って連写するなら、一連のプレーが完結するまで撮らないと、肝心な画を撮り逃すことになりかねない、という例だ。その為の連写性能、その為のデジタル画像、その為の大容量メディア、なのだから。

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1枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF100-400mm F4.5-5.6 L IS
3枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF400mm F5.6 L
4枚目:CANON 1D MarkⅡ+EF400mm F2.8 L Ⅱ

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