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えさ金 その2 [熱帯魚]


 
前回、えさ金をトリートメントしてからやった方が安心だ、と書いた。えさ金は同じ魚類で、しかもあまり良いとはいえない飼育状況で飼われているので、病源菌や寄生虫を持ち込むことがあるからだ。
私のところでも、金魚しか食べない種類の魚がいるので、しかたなくエサ金をやっているが、エサ金ストック水槽では薬浴させるようにしている。こうしたトリートメント作業は、人それぞれで、決まった方法があるわけではないのだが、以前イカリ虫を持ち込まれて、大変困ったことがあったので、上の写真に載せたような薬品を飼育水にいれて、一定期間飼育した後に、エサとして使用するようにしている。どのくらい効果があるのかは分からないが、これをするようになってからは、イカリ虫などの被害は、今のところ出ていない。
これらの薬品は、全て強い薬で、使用量を誤ると、水槽ごと魚を全滅させる。各薬品ごとに使用量が決められているので、それを必ず守ること。それでも、飼育数や水温などで、利いたり利かなかったりする。こればかりは、観察力と経験がものをいう。熱帯魚に使う場合は、薬品に強い種、弱い種があるし、飼育水温が元々高いので、こうした薬の場合は、使用量は控えめがよい場合が多い。エサ金には、元々金魚という種が強い種であること、飼育水温が低めなこと、などから、私は規定量を使っている。
注意しなければならないのは、薬品同士を絶対に混ぜないこと。薬を変える時は、必ず全水量を換水する。薬の効能は、1週間程度で消えてしまう。効能が消えても、薬の成分は残っているので、再度投薬するときは換水してからの方が安心。エアレーションしていると、薬の効能期間が短くなる傾向がある。
えさ金は一年中手に入るけど、季節によって大きさ・値段・強さが違う。季節の変わり目などは、弱くて長生きしないことが多い。特に梅雨時など。そしてこの梅雨時が、イカリ虫などの寄生虫が発生しやすい時期でもある。寄生虫が気になる時期だからといって、特に念入りにトリートメントしようものなら、一年中で一番弱い時期の金魚だから、エサとなる前に他界してしまうものが多くなる。ひどいときなどは、10分の9がエサとなる前に死んでしまうこともあった。
まったく、割高で、手間がかかって、安心できないエサ、それがエサ金だ。
 


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