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ケガ [日々の徒然]


 
ご存知の方もいるかもしれないが、ウチの愚息、長男(高校1年生)はゴールキーパー(GK)である。
幼稚園から始めたサッカーは、気が付くとGKになっていた。小学校低学年ではポジションを明確に決めない場合が多いが、小学校も高学年になり、試合数も増えてくると、各個人の特徴も表れ出し、ポジションを決めて練習していく。もちろん、一生そのポジションというわけではないし、フィールドプレーヤーのポジションチェンジは、その選手の成長と共に、またチーム事情などでも、よく行われる。しかし、GKだけは、一度なってしまうとフィールドプレーヤーに戻りにくい(例外はあるだろうけど)。小学校時代はそれでも、試合展開に応じてはフィールドプレーヤーとして(何とその時はFW)試合に出ることもあったが、中学校以上ではまったくなくなった。それほど、GKは特殊なポジションで、専門職だ。
先月末の試合で、シュートを弾いた際に右手首を痛めた。病院でMRIを撮ったりして検査した結果、骨折までには至らなかったが、じん帯損傷ということで、1ヶ月間のギブス生活。当然、試合や練習や合宿や遠征は全てパス。ただひたすら毎日、数キロを走ったり、ダッシュを繰り返す練習のみ。楽しい夏休みの予定は大きく崩れた。子供も辛いが私も予定外。次男(小学4年生)はまだ試合などは少ないし、今月のサッカー撮影は全て無しということに。
このところの毎日の暑さに、心底まいっている私だが、しかしこの子供たちの元気さは何だろう。大人から見れば異常というのは言いすぎだろうが、成長が止まってしまった大人とは違う、エネルギッシュな躍動感が体からにじみ出ている。小学校4年生の次男も、昨日は午前10時から午後4時まで、炎天下の元、ボールを追って走り回っていたのに、汗みどろになって帰ってきても、疲れたとなどまったく言わず、また今日も朝から練習に行った。長男も、走るだけ、というのが分かっているのに、休もうともせず、毎日練習に通っている。好きなことには労を惜しまないのは、大人も子供も同じか。
しかし。「ケガをしたというのは、ちょっとサッカーは休みにして、勉学に励みなさい、という神様のお告げかもしれないゾ」という私の言葉は、夏のセミの声のように、ただ通り過ぎていくだけのようだが・・・
 


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