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追従敏感度と測距点選択特性 その1 [カメラ]

1D3では、カスタムファンクションで様々な調整や設定ができる。このあたりは、さすがにプロ機といわれるだけあって、懐の深さ、適応範囲の広さを感じる点。カスタムファンクションの項目で、「AI SERVO時における被写体追従敏感度」が調整できることは、1D2と同じ。1D2でサッカーを撮っている時も「やや遅い」に設定していた。選手と選手が重なり合うようなスポーツ撮影の場合は、この方が他の選手にピントを持っていかれることが少ないので、狙った選手を外しにくいからだ。敏感度を下げる方がピントを外しにくい、とは、言葉と裏腹のようで、とまどう点でもあるのだが、現実はそうだ。
しかし、1D3になって「AI SERVO時の測距点選択特性」という項目がカスタムファンクションに加わったことで、話がややこしくなった。これは1D3のマニュアルによると「手前に入った被写体を障害物として無視します」とある。狙った被写体(選手)以外の障害物(他の選手や線審など)をこれで無視してくれるのなら、被写体追従敏感度の設定は「早い」にしてもよいのではないか、いや、その方が良いのではないか。主被写体の細かくて速い動きに、敏感に追従してくれるのではないか、という推論がなりたつのではないか。
で、この測距点選択特性を、1:測距連続性優先にして、被写体追従敏感度を早いにしてサッカー撮影をしてみた。その結果は・・・

下の作例
1D3+EF300mm F2.8 L IS + EF1.4x EXTENDER      焦点距離 420mm
F4.0   SS 1/1000   ISO 125    評価測光   露出補正 +1/3   AI SERVO AF   RAW


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