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セカンドインプレッション その2 [カメラ]

さて、私の1D3だが、購入当初から気になっている部分があった。それはシャッターストロークだ。ちょっと深いと感じた。シャッターストロークは、使っていくうちに徐々に深くなっていくものだが、最初がこの深さだと、今後がちょっと心配だ。1D2の時は3年間の使用期間中、ストロークの調整の必要性を感じたことはなかったのだが。
先日、ある量販店で一眼レフデジカメのデモ機で試写している人を見た。妙に肩に力が入っているように思えたので注視すると、シャッターボタンを強く押している、力を入れて押しているように見えた。こういう人、意外と多い。余分なところに力が入っては、良い成果を上げられない、というスポーツの世界の常識のように、カメラも力を入れてシャッターボタンを押すものではないと思う。またそれは、ブレの原因になることも多いし、連写の場合は余分なカットを増やすことにもなる。
私は、「触れれば切れる」というような、浅いストロークを好むほうではないが、それでも気持ちよくシャッターを切りたいので、購入後1カ月ほどして、メーカーに調整に出した。「もう少し浅く調整してください」と書いて送ったのだが、戻ってきてみると部品交換になったようだ。私は初めての経験だったので知らなかったのだが、シャッターボタン内部の部品を交換することで、ストロークの調整をするようだ。その部品が何種類あるか分らないが、確かに浅くなった。1D系のみ可能で、40Dなどではできないそうだから、これもカスタマイズできるプロ機の良い所なのだろうか。当初は、半押しするつもりがシャッターを切ってしまう、ということが何度かあったが、この浅さに慣れてしまうと、変に力が入ることなく、実に小気味よくシャッターが切れる。
「ついで」といってはSSの方に申し訳ないが、このストローク調整と共に、センサークリーニングもお願いした。購入時より、センサーにはゴミが僅かながら付着していたのだが、この初期のゴミは、セルフクリーニング機能では取れなかった。また、初期に出るゴミは粘着質のものが多く、これも取れない。初期のゴミが出尽くしたであろうと思われる、連写を多用した3000枚を撮ったところで、メーカーにクリーニングを依頼した。もちろん、すっかり綺麗になって返ってきたわけだが、それ以後は気になるゴミの付着は見つからない。確かに、絞り込んで撮ることが少ないが、屋外でも躊躇なくレンズ交換する私が気にならないということは、このセルフクリーニング機能も、完全ではないにしても有効だ、と思っている。
上記の調整や清掃は、保証期間内なので無料。SSやQRセンターに持ち込んでもよいのだが、1D系の場合は結局、キヤノン西日本修理センターに転送されることが多いので、時間短縮のため、私は最初からそこに送ることにしている。
 


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