SSブログ

セカンドインプレッション その3 [カメラ]

新発売された40Dのシャッター音について、いろいろ批判的な声も聞かれるが、私はシャッター音に関しては、無頓着なほうだ。それでも、1D2のシャッター音に慣れた私の耳には、1D3のシャッター音は安っぽく聞こえた。だが今現在は、ちょっと音も変わってきたような気がする。「当たりが付いた」といえばそうなのかもしれない。
さて、前回書いたように、初期の撮影が終わってメーカーに調整に出した際に依頼したのは、シャッターストロークの調整とセンサークリーニング。そしてもう一つ、ピント調整である。ピントに関しては、購入当初に自分なりのテスト撮影を、手持ちの全てのレンズでしてみた。結果はジャスピンのものもあれば、前ピン、後ピンのものもあり、バラバラ。1D2の時に全てしっかり調整してもらったはずなのに、ちょっとこの結果にはガッカリだ。
キヤノンのピント調整については、まずボディをキヤノンの基準に合し、その後そのボディにレンズを合わせる、という手順を踏む(キヤノンでは、レンズ・ボディ双方で調整可能ということだ)。従って、レンズとボディ両方を送って調整してもらわなければならない。今後、レンズが増えていくことも考えられるので、ボディが変わったこの時点で、一度きちんと合わせてもらうことにした。
さてそうなると、1D3と手持ちレンズ全てを送らなければならない。現在の手持ちレンズは9本だが、これを全て壊れないように梱包して送るとなると、結構大変な作業だ。しかし、今後長く安心して、信頼して使っていくためには避けられないと思い、1本のレンズを除いて送ることを決断した次第。しかし、1D2の購入時も同様のことを行ったが、あの時はもっと本数が少なくて簡単だった。その時と比べるとレンズが多くなったものだ、と実感(しかも、大型レンズが多い)。
こうした調整も、ボディの保証期間内なので、「ボディ変更による調整の必要」ということで無料なのだが、ピント調整の依頼だけだと有料扱いにされることもあるらしいので、申し込み方には配慮が必要かも。また、単なるクレーマー扱いされないためにも、きちんと自分なりのテスト撮影してみて、その結果の写真を添付した上で、調整依頼することは、ユーザーのモラルでもあると思う。自分で分からないから、とりあえず全部送っちゃえ、では、無責任だろう。冷静にきちんと判断できる知識と眼と根拠をもって、メーカーにお願いするのが適切だと思う。無料だから、ユーザーだから、といって、礼節を欠いた依頼方法は避けるべきだろう。
こうしてピント調整してもらって返ってきたレンズだが、満足した結果を残している。手間はかかったが、これで信頼できる機材になったと思うし、何より撮影に集中できる。もし今後、レンズが増えて、調整が必要な場合でも、そのレンズとボディのみ送り、ボディは触らずにレンズ側でのみ調整してもらえばよいことになる。キヤノン西日本修理センターにいつもお世話になっているのだが、ここの仕事ぶりはホント信頼できる。修理も調整も、裏切られたような記憶はない。
気がかりは、サブボディのKiss DXでこれらのレンズを使った時にどうか、ということ。しかし、今のところそういったケースは少ないので(SIGMA 18-50 F2.8 MacroがKiss DX専用になりつつある)、そうなったらそうなったで、またその時に考えようと思っている。
 
下の作例
1D3+EF400mm F2.8 L     焦点距離 400mm
F5.0   SS 1/1000   ISO 100    評価測光   露出補正 + 1/3   AI SERVO AF   RAW


nice!(0)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー