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捨てないで [熱帯魚]

水田でワニが見つかったというニュースを見た。凶暴なカメが住宅街で見つかったという話も。飼育者から逃げ出したのかもしれないが、飼育者が飼えなくなって捨てた例もあるようだ。
ペットも生き物。それぞれ命を持っている。飼育するということは、その命を預かることと同じ。どんなペットでも、飼育者が飼育を放棄して、捨てるようなマネは絶対にしないでもらいたい。そんなことは、いつも・どこでも言われていることなのだが。
水族館に行くと、淡水魚水槽には必ずレッドテールキャットの姿が見られ、その数も多い。聞けば、飼えなくなった人が持ち込むのだとか。レッドテールキャットを終世飼える環境を持つ人は、大型水槽が手に入りやすくなった現在でも、数少ない。でも売っているし、買っている人も多い。インターネットが普及し、多くの情報が瞬時に手に入る現在だから、こんなになるとは思わなかった、という言い訳は通用しない。
先日、熱帯魚店に行くと、ピラルクーの20cmクラスの幼魚が、スポッテドガーと一緒に泳いでいた。スポッテッドガーは終世飼えるかもしれないけど、間違ってピラルクーなど買ったら、間違いなく水族館行きだろう。アリゲーターガーもいた。数年後に近所の川や沼で見かけないことを祈っている。
こうした普通では飼えないような熱帯魚を、どうして店は販売するのだろう。ごく僅かの飼える人のため? いや、売れるからだろう。商売だから、売れるものを仕入れ、売って利益を得る。一見、当り前の商行為なのだが、売る方も買う方も、命の売買だということを、今一度考えてほしい。そして途中で過ちに気付いたら、安易に捨てないで、他に飼える人の元に送ってやってほしい。水族館が近くになければ、熱帯魚店でよい。無料なら引き取ってくれる店は、探せば必ずある。自分がお金を出して買って、この大きさにしたのだから、少しでも元を取りたいと、無料引き取りを拒む人がいる。しかし、あなたは飼育を放棄した罪人。そんなことが言える立場にないことを自覚してほしい。熱帯魚店は、以前にも書いたが、そんな引き取り魚を望んではいないのだ。
田舎の川や池や沼が、そんな大型熱帯魚の巨大な水槽にならないことを、切に願う。
 


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