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ヒーター&サーモ [熱帯魚]


 
水道水の水温が15度ほどになり、いよいよヒーターの必要な時期になってきた。
私が熱帯魚を始めた頃は、ヒーター&サーモはバイメタル式がまだ主流だった。電子式サーモもあったが、まだ高価で、つい安価なこのタイプを使ってしまっていた。そして事故。いつのまにやら、水温が40度を超えて、水槽内の魚が全滅という事態に。こんな経験をしたことのある方、昔からやっている人には多いのではないだろうか。
今ではこんなバイメタル式のサーモスタットなんて、店では見かけなくなったので、心配は無くなったかと、いえばそうでもない。電子式でも壊れるときは壊れる。壊れてヒーターが冷たいままなら、まだ助かる場合が多いが、逆に加熱し続ける壊れ方だと、水槽内全滅は免れない。壊れるなら前者の方で、と祈りたいところだが、確率は50%だ。しかしバイメタルに比べれば、壊れる確率はかなり少ない。注意すべきは、電子部品だから水をかけたり、水槽内に落としたりしないことだろう。
サーモスタットに比べ、ヒーター自体は寿命がある。どんなに丁寧に扱っていても、寿命が来れば加熱しない。見た目では分からず、水温を調べて「あれっ」と思って知ることが多い。熱帯魚の本には、「ヒーターは寿命があるので、1年に1回は交換しましょう」と書かれているが、切れてもいないヒーターを捨てるのは、昭和世代の私には、どうも気が引ける。つい切れるまで使ってしまうので、不慮の事態に備えて、予備のヒーターは必ず準備しておくことにしている。ヒーターはどのくらいで切れるのかは、定かではない。私の経験では、1~2年は大丈夫だが、3年以上は注意が必要。特に古くなったヒーターは、空焚きをしたり、振動や衝撃を与えると弱くなるので、注意した方がよい。そう考えると、300Wヒーター1本より、150Wヒーター2本を付けた方が、2本とも切れるケースは少ないから、切れた場合の損害は少ない。
オートヒーターは、サーモとヒーターが一体になったもので、設置も簡単だし、センサーコードが無くなるので、水槽内も幾分すっきりできるので、ちょっと高価だが、今では人気だ。ただ、サーモ部分かヒーター部分、どちらかが壊れると(たいていヒーターの方だが)使用できない。一体式でないものは、サーモとヒーターがどちらかが壊れても、壊れたほうを交換すれば済むだけなので、無駄がないように思えて、昭和世代の私は、どうしてもそちらの方を買ってしまう。それでも、小型水槽やインテリア性を重視した水槽では、邪魔なコードが目立たないオートヒーターを使いたくなる。
見栄えと言えば、ヒーターなど黒子に徹する機材は、小型で目立たない方がよいのだが、あの白いヒーターは水槽内でどうしても目立ってしまう。なので、全てのヒーターにカバーを付けている。プレコ類がいる場合は必須。最近のヒーターは、同じ容量のものでも小型化されてきたが、太くもなっているので(特にオートヒーターの場合)、ヒーターカバーを付ける場合は入るかどうか注意した方が良いかもしれない。ちなみに、黒やグレーに塗装されたヒーターも売られているが、長く使っていると塗装がはげて、汚く見えてしまうので、お勧めできない。


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