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1D3のAF不具合 私的考察3 [カメラ]


あいにく文系の頭なもので、技術的なことは分からないのだが、今回の不具合は、AF用ミラーが原因とのこと。部品が悪いのか、それとも調整が必要なのか(またはその両方か)分からないが、AFセンサーにきちんとシグナルが行かないことが原因であるとか。明るいレンズを使って、F2.8対応クロスセンサーでは、その不具合が顕著にならないが、それが使えないF5.6ラインセンサーだけでは顕著になるということだろうか。そのあたりのことは、メーカー内部でないと正確なところは分からない分野だから、ここで私のようなシロウトが推論を述べても仕方ないと思う。今回は正式にメーカーが回収・修理を表明したのだから、ユーザーとしてはそれに従うのが賢明だろう、と思う。
冷静に振り返ってみて、今回気になった、1D3+EF100-400で高校生サッカー撮影でピンが来なかった例も、数百枚撮影して数回あったにすぎない。連写中のピンズレもあったが、それもEF100-400のAFレスポンスの遅れ(これも1D2の時に経験済み)かもしれない。そういった、刻々と変化する動体撮影での、僅かと言える頻度の不具合は、再現性が難しく、したがってメーカーの対応も難しいのではなかったか、と思う。AF用ミラーとて、完全にダメならAF撮影などできないわけで、キヤノンの肩を持つわけではないが、こういったトラブルの対処に、責任を持った対応をするには、ある程度時間がかかってしまうのは(ユーザーとしては歯がゆい気持は重々分かるし、私も同じなのだが)、仕方ないことなのかもしれない。
上記のように、私の使用状況では、それほど不便を感じていないこともあり、また年内は撮影スケジュールも入っていることもあって、年明けに時間を見つけて修理に出そうと思っている。しかし、手持ちの多くのレンズとボディを共々メーカーに送って、しっかりピント調整をしてもらったことは、どうなるのだろう。もちろん、メーカー基準値以内で戻ってくるのは間違いないだろうが、元々基準値では満足できる結果を得られないから、購入後に調整に出したのであって、それが白紙になるようなら、そっちの方がイタイ。また仮に、そんなことが無かったとしても、不安を覚えながらの撮影はできないので、修理後にまたピントチェックを行わなければ、いつも通りに安心して撮影に没頭できない。面倒というか、時間的ロスが、やっぱりイタイなあ。

上の作例
1D3+EF100-400mm F4.5-5.6 L IS       焦点距離 400mm
F6.3   SS 1/640   ISO 200    評価測光   露出補正 +1/3  AI SERVO AF  RAW


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