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スキャナー [パソコン]


昨年末、スキャナーが壊れた。EPSON GT-9300UF という機種で、2003年に買った2台目。もう5年近く使っているので、仕方ないか、とも思うのだが、使用頻度を考えると、ちょっと惜しいかな。
昔は、撮り溜めた写真やフィルムをデジタルデータ化しようと、せっせとスキャンしたものだが、デジタルカメラになってからは、そんな用途も無くなってしまった。それでも紙媒体をPCに取り込んだり、デジタル省スペース化を図るのに使っていて、使用頻度はさほどでもなくても使い続けていて、無いとなるとちょっと困る。
私が最初に買ったスキャナーは、機種名はもう忘れてしまったが、10年くらい前。それ以来、性能、つまりは読み取り解像度はドンドン上がってきた。確かに、フィルムスキャンでは、高解像度で読み取ることは意味があったが、それをしないとなると、そんなに高解像度で読み取る能力が必要あるのだろうか、とちょっと疑問に思ってしまう。紙媒体なんかは300dpiもあれば充分ではないか。写真にしても500dpiで充分ではないか、と思ってしまう。高解像度で取れば緻密で綺麗か、といえばそうとも限らず、元々の粗さが目立ったり、紙質の凹凸が影響したりで、良い事ばかりとは限らない。第一、データが大きくなって、それにつれて高画質なら納得だが、そうでないなら意味が無いように思えてしまう。
今後フィルムなどの高解像度で読み取る必要なものが現れない限り、安価な機種でも、現在のスキャナーは性能的には充分だと思う。大体読み取る対象である紙媒体、紙情報だって、今後は少なくなることはあっても、多くなることはあるまい。
そういう意味では、スキャナーの未来は明るいとは言えないが、それでも、使用頻度が少なくても、必要なことが、現在はある。ただ、特に上部にスペースの要るスキャナーは、結構置き場所をとる。収納場所に困ることがあるし、縦置きにして上手く収めたとしても、使う時になって場所を探すようでは、使用が面倒になる。そこで考えられたのが、プリンターとの合体だろう。元々、上部にスペースのあるプリンターと合体させることで、収納・使用時の場所を確保できる。また、プリンターと一体なら、コピー機として簡単に機能できる。誰が考えたか知らないが、名案だと思うし、実際この手の機種が売れているのも納得だ。ただ、単体スキャナーは、近い将来無くなるかもしれない。
そういうわけで、私も壊れたスキャナーを直すこともなく、賞品で貰った複合機(キヤノンMP-970)を便利に使っている。壊れたスキャナーは、破棄予定で物置の中だが、未だに捨てられないでいる。


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