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アクセスありがとうございます [その他]

祝20万アクセス.jpg

昨年1月25日から始めたこのブログ。271日目に10万を突破したアクセスカウンターが、本日20万を超えました。ブログ開始から443日目(記事数240)です。ありがとうございました。
こんなブログでも、最近はコンスタントに見ていただいているようで、それは励みにもなり、プレッシャーにもなり、それでもやってよかったと思えるようにもなり、すっかり日常の一部になってしまったようです。日記のように、その時々の自分の考えや想いを残せれば、と始めたブログですが、これからも好きなことを書いていく所存です。どうか今後とも、よろしくお付き合いください。

(最近、カメラを触る時間が少なくなったような。心の余裕の無さjかな。反省)
(また、これを機に、スキンを変えてみました。)
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リコール修理後 その2 [カメラ]

あえて言わせていただければ、これまでの1D系のインターフェイスや操作性を大きく変更して、新シリーズとしてモデルチェンジした1D3だが、振り返ってみて熟成不足の感はある。そしてその顕著な表れが、今回のリコール修理という形につながったのだろう。フラッグシップの新製品に、キヤノンの意欲と技術をつぎ込んだのは分かるが、1D3のAFが、発売当初のキレが無くなり、1D2や1D2Nに近くなってしまったなら、後退という見方もできる。1D2の方が良かった、という声が一部で出てきてしまうのも、しかたないかもしれない。
UDMAに対応できなかったことも、キヤノンの余裕の無さを表しているように、今にしてみれば思える。高速連写機としては、メディアへの書き込み速度向上は、何よりも重要な部分だ。1D3発表当時は、UDMA対応のCFは市場に出ていなかったかもしれないが、情報としては有ったはずだ。ここまで待ってもメーカーからアナウンスが無いことを考えると、多分ファームウェアのバージョンアップでは対応しきれないのであろう。発表から発売開始までの期間の長さを考えても、何だか急いで市場に送り出した印象は避けられず、やはりこの点でも熟成不足と言わざるを得ない。
では、1D3は失敗作で、買わなかった方がよかったか、と言われれば、それは否定する。今回のリコール修理後のAFについては、1D2や1D2Nに比べて、同じようなったわけでも、劣っているわけでもない、と思っている。何の問題もない通常撮影時における、早く正確でレスポンスに優れるAFは、その基本性能の高さは1D3のAFの方が優秀だと思う。様々なシチュエーションでの対応力に若干の問題があるにしろ、AF性能を追求した結果の弊害、といえば、ちょっとキヤノンの肩を持ちすぎだろうか。使う側にスキルを求めるような機種は未熟だ、とも言えるかもしれないが、キヤノンのプロ用機としての使命も考えれば、ユーザーをある程度選ぶのもいたしかたない部分かもしれない。
何もAFがカメラ性能の全てではない。それ以外では、ほとんどの部分で、過去モデルを凌駕する。画素数アップ、高感度特性、ISOセイフティシフト、AFマイクロアジャストメント、セルフクリーニング機能、バッテリー性能、連写性能、そして使用者が自分に合わせてカスタマイズできる懐の深さ、など。AFの件をさておいても、これらの点だけでも十分に買う価値のある機種だと思う。
フィルム一眼のような熟成された製品で無い以上、新モデルは必ず前モデルの性能を超えて発売される。デジタル一眼レフカメラは、過去も現在も、まだ発展途上の製品だ。100点満点の機種など存在しないし、もし有ったにしても、時間経過とともに100点ではなくなる。長所と欠点が混在するなら、その長所が自分にとって欠くべからざるものなのか、その欠点が自分の撮影状況で容認できないものなのか、それを判断して機種選択すべきだと思う。「木を見て森を見ず」では、いつまでもデジタルカメラは買えない。私は1D2から1D3に買い替えたのだが、後悔していない。1D3の後継機は、必ずもっと優れた機種だろうが、それを使うユーザーも(その意識も技術も)立ち止まれない。
リコール修理後の印象2.jpg

以下余談だが、1D3になった時にAPS-Hを継承してくれたことも、購入動機の一つだった。これがフルになってしまうと、レンズラインナップの再構築を迫られる可能性があり、更に多額の出費を強いられそうだから。フルサイズを推し進めるキヤノンが、1D3の後継機にフルサイズセンサーを投入する噂もあるが、そうなるとこの1D3が、APS-Hの最後のモデルとなる可能性もある。そうなったら、余計に手放せない。
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リコール修理後 その1 [カメラ]

昨年末に1D3のリコールがメーカーのキャノンから発表され、私の該当機も2月に修理が完了した。その後、ピントのズレが発覚し、再度手持ちレンズ全てと共に、再調整をしてもらったことは、ここで報告した通り。それからサッカー撮影などで数回持ち出したので、今のところの感想を書いてみたい。
外観・ファインダー共に綺麗になった私の1D3は、新品のようで気持ちが良い。カスタムファンクションなどの設定はそのままで、サッカー撮影をしてみると、調整前になったピントのズレは気にならない。自分なりの正確なテスト撮影はしていないのだが、撮影していてやっぱり気になる点が出てきたら、今度はAFマイクロアジャストで調整してみるつもり。
ネット上での書き込みのとおり、AI SERVO AFでの追従性は、一言で言って「粘る」ようになったと思う。下の写真(ノートリミング)は失敗写真なのだが、参考にあげてみた。
リコール修理後の印象.jpg

縦位置での撮影で、中央より一つ上のAFフレーム(背景のベンチに座っている青い服の子の顔辺り)を指定しているにもかかわらず、直前まで捉えていた選手(転んでしまった青ユニフォーム)に追従し続けている。確かに、AFフレームの領域拡大はしているが、1D2の時でも、ここまで粘ってくれたことはなかった。これは選手を捕捉しながら連写での撮影で、さすがに次のコマでは背景にピントが行ってしまったが、一度捉えるとスパッと大きく外してくれるようなことなくなった。敏感に反応しすぎて微妙に迷ったり、一瞬外れて瞬時に戻る、というようなことは少なくなったので、一定速度で動く鉄道や航空機などでは、グッと撮りやすくなったのではないか、と推測される。
逆に、サッカー選手などの動きも速さも一定ではない、予測できない不規則な動きをする被写体の場合、AFの「キレ」が鈍ったような印象を、私は持ってしまう。これは両刃の剣で、敏感すぎると被写体の僅かな動きに反応してしまうこともあるし、AFフレームを被写体に当てる位置の微妙な変化にナーバスな反応を示してしまうこともある。私が1D2から1D3に換えた時に感じた、AF性能自体は上がっているしキレ味鋭い反応になったが、その分スキルと集中力を要求される、という感じから、1D2に近くなったような印象を持った。この点は、被写体追従敏感度の調整を再度試してみる必要があるかもしれない。今は従来の「やや遅い」にしているが、もう少し上げた方がよいかもしれない(私の場合)。この点は、次回以降に検証してみようと思っている。
それと、雨上がりの人工芝グランドで撮影した際、AFの追従性が不安定になったことがあった。逆光状態で、背景にあたる人工芝が、快晴のためにかなり照度が高かったせいかもしれない、と思っている。強い光源が背景にあると、そちらにAFが引っ張られる、という意見もあるが、それに近い状態だったのだろうか。
総じて、尖った性能が少し角が丸くなったような印象だが、いづれにしても、確かなテストをしたわけではないので、あくまで現在の私の印象の範囲として聞いてほしい。また、私の使い方での話で、被写体や撮影スタイルによってこの印象も変わるはずだ。ただ、このリコール修理の後のAFに関しては、もう一度再設定(カメラも使い側の意識も)するつもりでいた方が良いかもしれない。
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防湿庫 [カメラ]

カメラやレンズの保管というと、まずは防湿庫を勧める人が多い。
これらの保管に関して大切なことは、第一にはカビの発生を防ぐことだろう。カビは菌類の一種で、常に空気中に浮遊しているので、条件さえ合えばどこでも発生する。温度や湿度などの条件がそろえば繁殖するので、これらの重要要因の一つである湿度をカビの発生する以下の状態に保つことで、カビの発生は防ぐことができるというわけだ。その為の防湿庫なのだが、それなら湿度さえきちんと管理できればよいだろう、と、私は以前、密閉の良さそうなプラボックスに湿度計と乾燥剤・防カビ剤を入れて過ごしてきた。それで1~2年ほどは何ら支障なく過ごしてきた。
ところが機材も増えてくると、こうしたプラボックスにも限界が出てきて、今では防湿庫を使っている。私の使っているのは、東洋リビングのED-150CDというものだが、機材全てを入れてもまだ余裕があって、多少大きめのものを買っておいて正解だと思っている。防湿庫には防カビという主目的の他に、こうしたカメラ関係機材を一括して保管しておくメリットもあると思う。底面積40cm×40cmの場所に、カメラ関係機材全てを保管することは、失わない・失くさないと同時に、引っかけて落としたり、ぶつけたりという不慮の事故を防げる確率も高い。防トラブル庫としての役目だ。
何でも入れれば良い、というものでもない。家庭の冷蔵庫と同じで、詰め込みすぎると、内部の空気の循環が悪くなり、効果が半減する。そして、入れれば大丈夫と過信するのも問題。雨の水分や、手や顔の油分や海風の塩分の付着したまま投げ入れておくのはどうかと思う。必要最低限のメンテをした後に、保管しておくには価値ある商品だと思っている。
保管のために費用をかけるのに、ちょっと抵抗感のある人も多いと思うが、レンズが数本になったら、そして今後も写真を趣味としてしばらく続けていくなら、購入を考えてもよいのではないか、と思っている。もっとも、使うことが最も防カビになるようだから、使わないようなレンズを購入しないことが、最も防カビになるのかもしれない。
防湿庫.jpg

上はウチの防湿庫。たくさん入っているようだが、表面ガラスに反射して写っているだけで、結構余裕がある。向かって左隣は、傘立てを改造した三脚&一脚立て。
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変わらないことの幸せ [巷の雑感]

変わらないことの幸せ.jpg

桜前線の上昇で、満開の桜を楽しいでいる人も多いのではないか。いや、もう散り始めているところもあるかもしれない。もし桜が散らないで、いつまでも咲き続けていたなら、これほどまで愛でる心も湧かなかったかもしれない。一年で一度、今の時期にしか咲かないことが季節の流れを感じ、多くの日本人に愛される理由の一つかもしれない。桜が一年に一度ではなく、数十年に一度しか咲かないのなら、もっと話題になり、希少性が高まり、気軽に見上げて楽しむ余裕は失せるかもしれない。
より楽に、より豊かに、より楽しく、を目指して、人は変化を求める。しかし、何も良い方にばかり変わるとは限らない。より良くと思ったところが、逆方向への変化になってしまうことだってある。チャンスだ、と思う転換の時がある。しかしそれは、天使の招きなのかもしれないし、悪魔の囁きなのかもしれない。
当たり前のように夜が明けて、いつもの様に日が沈む。当たり前のように仕事に行き、いつもの様に家に帰る。当たり前のように家族がいて、いつもの様に食卓を囲む。平凡だ、変化が無い、向上心が無い、そんな言われ方の毎日。そんなに悪い生活だろうか。流れゆく時の中で、変化していく社会の中で、いつもと同じように、変わらない毎日を送ることは、努力を必要とする。努力しなければ、いつもと同じ毎日は送れない。
人が発展・発達してきた原動力は、より良い方向へ望む力。それは欲と呼ばれるものかもしれない。現状を我慢し、苦痛に耐えているのであれば、少なくともそれを取り除きたいという気持ちは、欲とは言わない。けど、現在の生活には取り立てて不自由はないが、もう少し、と願う気持ちの源が、欲から発せられていることも少なくない。いや、欲が悪いと言っているのではない。悟りの境地を開いた賢人以外の、全ての凡人が持っているものだし、それこそが人の発展の力なのだから。しかし・・・
ふと振り返ってみて、何も変わっていないように思える自分の生活。大したことを成したわけでもなく、着実に豊かになってきているわけでもない。かといって、これまで何の努力もしなかったわけではない。自分の実力なんてこの程度、この程度の人間なんだ、と悲観することは全くない。何も変わらない生活を送れることが、何と幸せなことなのか、そうでなくなったときに痛切に感じる。一度もつまずく事無く、一直線に駆け上がれる一握りの人には分かるまい。そうでない大多数の人には、転んだり、立ち止まったり、振り返ったりしたときに、変わらないことが、変わらないものが、幸せに感じることが、きっとあると思う。
いつもの様に桜が咲き、散っていく。当たり前のように子は成長し、巣立って行く。変わってしまって初めて気づく、何も変わらない日々を送れる幸せ。それを望む心は、欲ではないと思う。
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