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熱帯魚の病気 その1 [熱帯魚]

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季節の変わり目は、人間でも体調を崩しやすい。いつも一定水温で飼われている熱帯魚も、何故かこの時期に病気にかかりやすくなることは、永く飼育している人はご存じのことと思う。水槽内の水温の変化ではなく、水替の水(水道水)の温度変化による病原菌やウィルスの混入度や活動度によると推測しているのだが、私は専門家ではないので、これ以上は分からない。
先日、ウチの水槽を覗いてみると、サウスアメリカンシクリッドが写真のようになっていた。表面が白くただれたようになっていて、一部剥離している。ヒレをたたんで、水槽の隅でじっとしている様子は、数日前まで元気に餌を食べていたことを考えると、はっきり元気がない。典型的な水カビ病だと思った。これといった原因は思いつかない。水温はいつもと同じだし、ろ過も点検したが異状無し。他の水槽も確認したが、この水槽のみの症状だ。まあ春だし、こんなこともあるさ、と処置開始。
他の水槽に伝染しないように注意しながら、飼育水を半分水替え。90cm水槽なので、塩(塩化ナトリウム99%)を1キロほど投入。それとエルバージュを規定量。水温を30度に上げて様子を見ることにした。基礎体力の無い魚や発見が遅いと、死に到るケースが多いが、今回は体力抜群の種なので、これでまあ大丈夫だと思った。もちろん、治療中は餌は厳禁。投薬でろ過バクテリアに大きなダメージが出るからだ。
水カビ病や白点病は、熱帯魚をやっていると必ず出会うポピュラーな病気だ。人間で言えば、カゼやインフルエンザみたいなものだろうか。それでも、こじらせると死に到るのも同様。処置は欠かせない。私もこれらの病気を何度も経験してしまったが、最初はオロオロするばかりだったが、最近は落ち着いて対処できるようになった。
さて、その後このサウスアメリカンがどうなったかと言えば、2日後にはすっかり元通り。水温はしばらくそのままで、その後徐々に元に戻すことにして、とりあえず水替えをする。ろ過バクテリアの減少で、飼育水の悪化が予想されるためだ。その2日後にもまた同様の水替えをすると、病気前以上に元気になって、一安心。
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