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父の日 [巷の雑感]

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今日は父の日。このブログを見ていただいている方々には、男性の方が多いのだろう。そして、父親の方も多いに違いない。
昔、私が独身だったとき、父親になる姿なんて想像もしなかったし、自分のことで精一杯だった。父親になるということは家族を持つということ。自分の好きなように羽ばたいていきたい若者には、それは重荷に感じることなのかもしれない。夫となり父となり、扶養家族が増えていくと、やっぱり一人の時より両肩に背をわされているものを感じる時がある。
反面、子を持つ親の悲喜は、その立場にならないと分からない、とも聞いていた。悲喜だから、良いことばかりとも言えまい。けど、50歳に手が届きそうになった3児の父として、最近はやっとそれも分かってきたような気もする。良いことばかりではないが、悪いことばかりでもない、と。
女性の社会進出が続き、男性の育児や家事への参加が叫ばれる今、父親の姿は昔とは変わってきているのだろう。社会が変わり、価値観が変わり、人の望む方向も多様化しているのだから、それも当然のことだろう。けど、母の日があって父の日がある。それがまとまって、親の日にならないように、父には父の存在意義があるのだと思うし、それを模索したり考えたり、悩んだり感じたり、それが父の悲喜なんだろう、とも思う。それがどうあるべきなのか、などと偉そうに論じるだけの知識も経験も、今の私には無い。ただ・・・
子供が子供でいる時間は、思ったよりも短い、と以前書いた。実は同様に、父親でいる時間も、思ったよりも短いのかもしれないと、父の日に感じた。
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