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常連客 その2 [熱帯魚]

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さて、前回の続き、そんな常連客を紹介してみると・・・
その1 その店で沢山買っている常連客。営利目的の店だから、これは実にありがたいお得意さん。客自身も店の売り上げに貢献していると自負しているので、堂々と店内を見て回っている。店としてもそういったお得意さんは大事にしたいので、説明も丁寧。だけど会話は、やっぱり利益優先のセールストークになってしまう。
その2 その店によく来るのにあまり買わない常連客。来店回数が多いので、本人は常連客だと思っているが、ほとんど買ってくれないので、店側は常連とは思っていない。なので、店員との会話もイマイチ弾まない。「サクラ」にはなってくれるけど。
その3 その店によく来るのにまったく買わない常連客。というか、これは常連客ではない。無料の水族館と思っているのか、見るだけ。子連れできて、子供に魚を見せたいだけ、という人、カップルで来てイチャついた会話をするだけ、という人も。話しかけても、「お金がないから」「世話ができないから」と言って買う気ゼロ。
その4 熱帯魚オタクの常連客。熱帯魚を飼育しているが、そんなに沢山でも大規模でもない。まったく買わないことはないけど、そんなに買う訳ではない。経験はないけど知識だけは豊富。本や雑誌で得た情報(新製品情報や珍しい入荷魚の情報など)を店主にぶつけてくるが、ただ知識自慢したいだけかも。
その5 知識も経験も豊富な常連客。とにかく永く熱帯魚飼育をしている。今はそれほどでもないが、以前は大規模で多くの種類の魚を飼っていたこともある。店主並の知識を持っていて、無駄な買い物はしないので、セールストークは無駄になることも多いけど、こういった人の話は興味深いことも多い。
その6 よく店に来るけど買わない。けど、買う気がないかといえばそうではなくて、反対に買う気満々。家族に反対されているとか、ボーナスが出るまで我慢しているとか、設置場所を工夫中とかの人。頭のなかではいろんな計画を練っていて、煮詰まるとまとめ買いをしたりする優良客候補だが、反対に突然来なくなることも。
いろんな常連客を見てきたが、分類するとすればこういった感じだろうか。
ある店主の言った言葉に、「常連客かどうかは、店が決めること」というのがある。確かに、自分が常連かどうかなんて分からないし、基準が分かるわけでもない。常に全体を見ている店主しか分からないことかもしれない。趣味の世界では自分の基準からは「とんでもない人」もいるので、オレは常連客だ、と偉そうな顔をしない方がよいかもしれない。
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