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オリンピック雑感 その1 [巷の雑感]

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連日オリンピックのTV放送を見ている。何といっても今回は、時差がほとんどないことが見やすい原因かもしれない。
4年に1度のオリンピック。ニッポンがんばれ!と期待と応援しながらテレビにかじりつくのは、誰しも同じかもしれないが、カメラを趣味としている者としては、そしてスポーツを主に撮っている者としては、あんな所で、あの表情、あのシーンを撮りたいと思うことは、もちろんある。毎日の新聞やこれから発行されるであろう雑誌などには、優れたプロカメラマンの素晴らしいスポーツ写真が載せられる。日本選手の活躍と感動と共に、スポーツ写真のお手本として見るには、実によい機会だろう。
ただ、テレビを見ていてどうも気になってしまうのは、外国選手たちのタトゥ(刺青)である。特に水泳などの肉体をさらけ出している競技では、どうも私には目障りに思えてしまう。それ以外の競技でも、ちらっと見えたりすると、私ならボツ写真にしてしまいそうだ。考え方が古いのかもしれない。自己主張の一種なのだろうし、自らが望んで行ったオシャレの一つなのだろう。ただ私には、鍛えられた肉体美とそれを存分に発揮しているシーンの美しさ、という点で、カメラマンとして撮影していたら、「目障りだ」とやっぱり感じてしまうだろう。応援者のボディペインティングには何とも感じないのだが。
私の見た限りでは、そういったタトゥした日本人選手は見当たらない。全世界から様々なアスリートが集まるのがオリンピック。国や地域が違えば、考え方や価値観も違うのが当たり前。ましてや、特に規則違反をしているわけではないのだから、非難されるようなものではない。でも、古い日本人体質の私としては、そんなタトゥ(刺青)より、日々の鍛練で鍛え上げられた肉体の方が、よっぽど自己主張していて、美しいと思う。それこそが、我々凡人が決して持ちえない、彼らの過酷な練習の成果であるはずだし、歓喜の表情と共にそれを撮りたいと思う私には、どうもこのタトゥが邪魔に思えてしかたない。
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