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少年サッカーの撮影 その50 [少年サッカーの撮影]

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以前にも書いたことがあるのだが、サッカーグランドの大きさというのは、横105m×縦68mの長方形。これが一応標準(国際規格)で、会場の都合での若干の大きさの幅が持たされているが、中学生以上では、このサイズのグランドを使用する。小学生以下ではこの半分ぐらいの面積のグランドを使用することが多いが、今回はこの標準グランドを前提に話を進めていこうと思う。
横105m×縦68mというのは、約3:2の比率で、一眼レフカメラのセンサーやフィルムの縦横比に近い(フォーサーズを除く)。テレビ放送で見ているように、長辺を横にしてみると、左右に長いグランドをイメージしがちだが、撮影してみると思ったよりも奥行(短辺)が長いことを感じることも多い。言葉や数字で表すより図で見た方が分かりやすいと思うので、以下にグランド図を載せてみることにする。比較として、バレーボール(6人制一般)とバスケットボールのコートの広さも併記してみた。

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この図はあくまで概略であって、正式な縮尺に基づいたものではないことを、まずはお伝えしておきたいが、サッカーグランドがいかに広いか、は分かっていただけるだろう。バスケットコートは、ペナルティエリアよりもずっと狭い。このブログをご覧の方々には、スポーツ撮影をされている方が多いと思うが、バレーボールやバスケットボールでは、200mmクラスのレンズで撮れるかもしれないが、サッカーではその倍以上の、400mm以上の焦点距離のレンズが必要だと、私が言い続けてきたことが理解してもらえるだろうか。もっとも、屋内スポーツには、光量不足との戦い、という難敵も存在するので、決して楽に撮れるわけではないのだが。
このサッカーと同等の広さのグランドを使う競技は、ラグビー(約100m×70m)やアメリカンフットボール(約110m×49m)がある。その中で、両軍入り乱れて多くの選手がプレーをするわけで、それをスティル写真で撮るとなると、サッカー同様なかなか慣れや工夫が必要なことだと思う。陸上競技場はもっと広いのだが、基本的に陸上競技は個人競技で、移動する場所や方向も予想しやすいことから、これらの競技撮影とは一線を画すだろう。
さてこれから、この広いグランドでどう撮るか、について、私見を書いていこうと思っている。

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2枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDERⅡ
焦点距離 420mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/800 絞り F4.5 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 125  AI SERVO AF  RAW
3枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF400mm F2.8 L IS
焦点距離 400mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F4.5 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 160  AI SERVO AF  RAW
4枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF400mm F2.8 L IS
焦点距離 400mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F3.2 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 1250  AI SERVO AF  RAW

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