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少年サッカーの撮影 その52 [少年サッカーの撮影]

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前回紹介したプロカメラマンの撮影ポジションだが、我々アマチュアカメラマンが我が子・我がチームを撮るとなると、この撮影ポジションがベストとは言い難い。
プロでは禁じられている試合中の移動や移動しながらの撮影が、少年サッカーなどのアマチュアサッカー撮影では可能なことが多い。これは、試合展開や試合中のボールや選手の動きに応じて、最適な撮影ポジションを取れる可能性が高まるということを意味し、私はこれが、少年サッカー撮影の最大のメリットだと思っている。もちろん、試合進行に支障が出るようなポジション(ゴール裏とか線審の邪魔になるところ)は、厳に慎まなければならないのは言うまでもないが(実はこれが分かっていない親が最近多い)、このメリットを利用しない手はない。もちろん限度というものはあって、広いグランドをボールや選手と同じくらいの速さ・距離を移動できるわけでもなく、線審並の運動量もキツイとは思うが、それでも移動しない定点撮影よりは遥かに撮影シーンの適応力は上がる。
ただ、だからといって、何でも撮ってやろう、では、なかなか印象的な思ったような画を得ることはできないと思う。以前に、「目的を持って撮る」ということを書いたが、その瞬間瞬間に何を撮りたいかを狙って撮らないと、散漫な画の量産につながってしまうことを、私は自らの体験で知っている。

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逆に、プロカメラマンの撮影ポジションに比べて劣っている点は、何といってもあれほどは、選手やピッチに寄れないことだろう。練習試合や地方の公式戦などでは、学校のグランドで行われることも多く、タッチラインまで数mという距離まで寄れることもある。しかし、スタジアムやサッカー専用グランドなどでは、観客席からの撮影を余儀なくされることがほとんどで、そういった所で行われる「晴れの舞台」こそ、しっかり寄って良い写真を撮りたいのに、そういった時ほど寄れないことが多く、フラストレーションの貯まる結果となる。陸上トラックのある競技場のスタンド席からの撮影などでは、タッチラインまで20m以上あることもザラだし、私などはそんな場合は撮影意欲が萎えてしまう。
総じて、なるべく近づく、試合中も移動できる、ということが重要なポイントだが、では寄れないなら、もっと焦点距離のあるレンズを使えば良いではないか、という考えも浮かぶだろう。
しかし・・・

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1枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF400mm F2.8 L IS
焦点距離 400mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/500 絞り F2.8 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 3200  AI SERVO AF  RAW
2枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF400mm F2.8 L IS
焦点距離 400mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F3.2 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 160  AI SERVO AF  RAW
3枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF400mm F2.8 L IS
焦点距離 400mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F3.2 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 160  AI SERVO AF  RAW
4枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF400mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDER
焦点距離 560mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/640 絞り F4.0 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 400  AI SERVO AF  RAW

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