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カメラマンは眼が命 [カメラ]

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若い頃は「歳のせい」なんて考えもしなかった。さぼっているから、とか、慣れていないから、というのが言い訳のほとんど。歳をとるにつれて「歳のせい」と言われると、反論したくなる気分が芽生えてくる。そしてもっと歳を重ねると、やっぱりそうかな、と心の中で思う気持ちが、こっそり芽生えてくる。そしてこの歳になると、やっぱりね、と口には出さなくても、自分的には納得していたりする。たぶんもっと歳をとると、「歳のせい」を言い訳にすることになるのだろう。
私は高校生の頃から近視(遠くがぼやける)で、この歳になるとだんだん老眼(近いところが見難い)が入ってくる。近視がだんだん直っていくのなら良いことじゃないか、と思っていたらそう簡単でもない。この過渡期が微妙で、私の場合は乱視も入っているので複雑だ。
さて、歳と共に身体的な変化は避けられないのだろうが、写真を趣味としている者としては、いつでもどこでも、きっちり見えるということが大切だ。ましてや最近のデジタル写真では、選別や現像、レタッチなどでPCモニターを何時間も凝視することも多い。私などは仕事でもPCを常時使うので、一日にモニターとニラメッコしている時間はかなり長い方だろう。知らず知らず眼を酷使し、翌朝起きた時などに眼の疲れを感じることが多くなった。で、ここ2,3年は目薬を常用している。
薬局に行くと、今では様々な目薬が売られている。眼病予防・治療のためのものではなく、こうした眼の疲労回復を主目的にしたものの方が種類は多い。その中でも、私のような40歳以上を対象にした、新陳代謝を促し、ビタミンを添加し、血行を良くするようなタイプもよく見かける。私の常用しているのも、このタイプなのだが、鞄の中に一つ、そしてPCデスクに一つ、常備している。現代の眼薬で、さし心地が刺激的なものは少ないようだが、かといって全く無いのも頼りない感じがする。薬局でいろんな目薬を買っては試しているのだが、決定版というものは未だ発見してはいない。まあ、いろいろ試してみるのも楽しいものだ。それほど高価でもないし。
屋外で写真を撮っていると、カメラやレンズが汚れるのは仕方ない。大切な撮影に行く前に、レンズや保護フィルターを綺麗に拭いて撮影に臨むことは、誰もがやっていることだろう。で、それに追加して、レンズを通して見る眼も、キリッとすっきりさせてファインダーを覗くようにしている。最近では「気合い一滴」は撮影前の準備に欠かせない。一瞬を切り撮る動体撮影も、やっぱり目を酷使すると思うから。
もっとも、どんな時もそんな眼のことなど気にせず撮っていた、若かりし頃を振り返ると、こうした身体的メンテに気を使わなくてはならなくなったのは、やっぱり歳のせいだろうなあ。
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