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名古屋の街角にて [巷の雑感]

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名古屋に行く用事があって(詳細は次回に)、ついでに今年11月に移転・新装なったキヤノン名古屋サービスセンターに行ってきました。
名古屋在住でもなく、地方から車で行く身としては、以前の名古屋QRセンターに駐車場があるのは大変ありがたかった。車移動がほとんどの私のような地方在住者にとって、駐車場が有るか無いかは、利便性の評価の点では大きな要素を占めると思う。ちょっと出しに行くだけ、ちょっと引き取りに行くだけ、というわざわざ数分のことで有料駐車場に停めなければならないのは、大変面倒。市中心部からもっと離れた所にあって、数分の路上駐車くらいなら許される雰囲気の所ならまだしも、駐車禁止規制の厳しい街中にあるのなら、地方からの来客状況を考えても、駐車場は欲しい。でも、今回の移転で無くなった。そのかわり、より人通りの多い繁華街に近くなり、立派なショールーム「キヤノンプラザ」が併設されたことを考えると、キヤノンプラザが「主」でサービスセンターは「従」、今回の移転が販売促進と宣伝が主目的で、サービスセンター移転が効率化のための副産物、というような印象を持ってしまったが、考え過ぎだろうか。
そのキヤノンプラザには、現行製品のほとんどが展示され、触ることができ、試写もできる。今回はセンサークリーニングに行ったので、話題の5D2の試写はしなかったのだが、近所のカメラ店でも電気店でも実機の展示は未だ無く、見たことも触ったことも無い私などの田舎者にとって、ようやくこうしたショールームが手の届くところにやってきた。都会の方には当たり前のことかもしれないが、以前のQRセンターでも何日も前から頼めばできたのかもしれないが、常備して気軽に行って見て触れる、それが名古屋でもやっと叶ったというわけだ。名古屋が都会なのか地方なのか、全国で何番目なのか分からないが、都会の常識が通じない地方格差はやっぱり有って、今回は少し是正されたのかな、駐車場は無くなったが。
その立派なビルを一歩外に出ると、冷たい北風がビルの谷間を吹きわたっていた。玄関前の街路樹には電飾が。きっと夜には綺麗なイルミネーションで、街ゆく人々の眼を引くことだろう。しかし・・・
建造物が織りなす光のページェントにはカメラを向けることはあるのだが、こうした木々に対する電飾の輝きを撮る気に、私はなれない。木々は人工物ではなく、生きているのだ。闇で隠されて綺麗に見えるかもしれないが、昼間こうして見ると電飾のための電線が、木々を縛り付ける鎖に思えてならない。物言わぬ木は、多くの人に見つめられる快感を感じているのだろうか。それとも、伸び伸びと生きたいから、早くこの季節が過ぎて、この鎖をはずして欲しい、と思っているのだろうか。
私は、青々とした新緑や、紅葉して散っていく街路樹の方が、人工的に着飾った木より好きだ。私だけかもしれないが。
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