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サウスアメリカン・シクリッド [熱帯魚]

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久々の熱帯魚の話題で、またまた我が家の住人の紹介です。それは、サウスアメリカン・シクリッド。大型になるシクラソマ属の一種。
名前のように南アメリカに分布するわけではなく、本当はパナマやコロンビアなどの中央アメリカに生息しているらしい。野生種では60cmぐらいになるらしいが、水槽内ではそこまでは無理で、ウチのコイツも現在40cmくらい(それでも50cm以上の個体を見たことがある)。
以前、熱帯魚図鑑でこの魚を見つけて、絶対飼いたい!と思って探し回った魚。しかし、流通量は少なく、店でもなかなかお目にかかれない。まあ、この手のシクリッドは、気が荒くて同居魚をすぐ殺してしまうので、単独飼育が原則だし、しかも大型になるとなれば、好きな人しか手を出さない種類の魚。売れない魚を店で見つけるのは難しい。私は3年ほど前に、遠出した際に立ち寄った熱帯魚店で偶然見つけて購入。5~6cmの幼魚で2980円だった。幼魚の頃はくすんだ色彩で、ちっとも綺麗でもないのだが、成長するにつれ頭部が赤く色付き、体表のウロコがエメラルドグリーンに輝き出し、この大きさを加味して、個人的には最も美しいシクリッドだと思っている。
導入当初の幼魚は病気にかかりやすかったりするが、慣れたら丈夫。単独飼育で飼育水を定期的に換えてやればグングン大きくなる。魚食性もあるのだろうが、ウチでは人口飼料のみ。デカイ口でガブガブ食べる。当然排泄量も多いので、ろ過にも最大級の能力が必須。この手の売れないシクリッドで、店で長期間飼われていたものは、エサがあまり与えられず、成長が押し留められたものが多い。そういった個体は、その後の成長幅が少なくなってしまうこともあるので、なるべく入荷後時間が経っていない個体を選んだほうが良いと思う。
色彩と迫力が魅力のこの魚、大きくするにはエサをドンドン食べさせること。エサを食べさせるためには、ドンドン水換えをすることと、水温を若干高めにすること。そして一番重要なのは、大型水槽で飼うこと、だ。水槽が狭いとどうしても成長が止まってしまう。個体の成長に合わせてウチでも水槽を移してきたが、現在では120cm×60cm×60cm水槽に単独飼育である。こんな大きな水槽に一匹だけとは勿体無い、と言う人もいるが、なかなか見栄えがする、存在感の有るシクリッドだと思うので、個人的には不満無し。
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