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エサくれ~ [熱帯魚]

前回、アフリカンシクリッドの一種について書きました。飼いやすいとか、よく食べる、とか書きましたが、ウチのアフリカン水槽で私が近づくとこの状態です。
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池に近づき手をたたくと寄ってくるのは鯉ですが、まあそんな状態ですね。水槽の角からいつもエサをあげるので、そこに寄ってきてひしめきあって、エサが来るのを待っています。ここでエサを落とすと、バシャバシャと水飛沫を飛ばしパニック状態になりながら、必死でエサを口の中に詰め込みます。マウスブリーダーであるこれらの魚は、口腔内が大きいのか、とにかく目一杯口の中にエサを詰め込もうとしますね(口の中に入れたら他魚には取られませんから)。当然、体の大きな者、力の強い者がこの競争に勝ち、より多くのエサにありつき、更に大きくなるという具合です。これが自然界の弱肉強食の倫理でしょうか。飼育している方としては、全魚にまんべんなくエサを与えたいところですから、こっそり別の所からエサを入れて、弱いヤツにも行き届くようにするのですが、同じ水槽内で飼っている以上、成長の差が出てしまうのは、ある程度仕方ないのかもしれません。
飼育者としては、元気にエサをねだり、食べてくれる姿を見ることは、飼っているという実感、育てているという感覚を如実に感じるところです。逆に、エサをあげても食べなかったり、食べても見ていないところでコッソリ、というのでは、飼育する楽しみが半減したり、不安になったりしますよね。エサをやる給餌は、飼育者の楽しみであると同時に、飼育魚の状態確認の場でもあります。生死にかかわるようなエサの不分配がないかどうかは、最低限確認したいところですね。
しかしウチのこいつ等、ちょっと食べ過ぎて肥満体形のような気も。よく食べるからと言って、調子に乗ってエサを与えすぎると、肥満になって早死にしたり、濾過が追い付かなくなって飼育水の悪化を招いたり、PHの急降下を引き起こしたりしますから、程々が良いでしょうね(ウチは2日に1回しかエサをやらないのですが)。
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