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埼玉遠征 前編 [巷の雑感]

随分、更新間隔が空いてしまい、せっかく見に来ていただいた方々、申し訳ありませんでした。いろんなことがありましたが、何とか落ち着きを取り戻したようですので、またいつものように続けていきたいと思っています。よろしければお付き合いください。


少年サッカーの試合は、どこでもできるのだけれど、普段と違った環境で、今までに対戦したことのないようなチームと試合をすることは、スキル獲得やチーム力アップには欠かせない。そして夏休みは、そういったことには最適な時期でもある。
というわけで、我が愚息2号(小学6年生)のチームは、埼玉県三郷市へ遠征に行ってきました。
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早朝5時にバスで出発したチーム一同は、埼玉県の某チームの招きに応じて、440km離れた三郷スカイパークで行われる招待試合に参加しました。三郷市は埼玉県の東京寄りの端に位置し、当所の広大な下水処理施設の上部を利用して作られたのが、会場となった「三郷スカイパーク」です。水処理施設の上部に鉄筋製の巨大な架台を築き、その上(約6.9ha、東西295m、南北234m)をサッカー場・グランドゴルフ場・ウォーキングコース等のスポーツ施設としたもので、とにかく芝生が一面に広がっている、少年サッカー小僧たちには格好のところ。もちろん、こうした人気の施設を使用するには、主催者の並々ならぬ努力が必要と思われますが、「遠方から来ていただくチームの方々に、少しでも良い条件でサッカーを楽しんでもらえるように」という主催者の言葉通り、2日間の大会が快適に行われたことは、主催チームの方々の尽力によるものだと感謝しております。
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心配された渋滞もなく、予定通り6時間後に到着した我々。これまた心配された雨に見舞われることもなく、試合開始。良い条件で試合ができるなら、やる気もグンと上がるのが少年サッカー。長時間の移動の疲れは微塵もなく、最初から全開で頑張ってくれます。私を始め数人の同行した保護者にもそれが如実に伝わり、応援する手にも思わず力が入ります。ところが・・・
1点ビハインドの我がチーム。試合終盤にコーナキックのチャンス。ゴール前に上がったボールに見事なヘディングシュートが決まった途端に、主審の笛。同点ゴールかと思いきや、何と!試合終了の笛!?。もちろん、今のゴール無効。これには選手のみならず、思わず見ていた周りから、「それはないだろう」という声が思わず出てしまったのは当然のことのように思われます。そんな声は全く無視して、次の試合が有るからとでも言わんばかりに主審は、急いで選手を整列させて、さっさと去って行きました。何とも「憤懣やるかたない」とはこのことのようで・・・
隣でビデオを撮っていた方の言によると、コーナーキックを蹴られたボールがゴール前に上がって、そのボールに触る一瞬前に、最初の一笛が吹かれたようです。1点ビハインドの我がチームですから、コーナーキックを蹴るのに時間を費やしていたわけでも、ショートコーナーを使う素振りを見せたわけでも、ゴール前で反則が有ったわけでもありません。「これなら、蹴る前に笛を吹いてほしかった.。その方が敗戦を素直に認められた」という声が出ていましたが、私もその意見には同意。公式戦でもなく、私たちは招待された側ですので、あまりのことは言えないのですが、これも「アウェーの洗礼」というやつでしょうかね。
戻ってきた子供たちの表情にも、敗戦を反省に換えられない、憤懣(ふんまん;怒りが発散できずいらいらすること)がアリアリ。しかし、ここからがこの子たちの成長の一片を垣間見る思いがしました。見事に気持ちを切り替え、次の試合も、そして翌日の試合も、果敢に戦い抜き、準優勝で終えることができました。今でも何となく引っかかる想いが残っている大人たちに比べ、少しは成長した証を見せてくれた子供たちに、奇しくも助けられたような形になりましたが、普段と違った環境で、今までに対戦したことのないようなチームと試合をする遠征は、渋滞に巻き込まれて8時間もかかった帰路を差し引いても、プラスだったと思いたいですね。
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関係ない話ですが・・・


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