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熱帯魚も、夏は厳しい 後編 [熱帯魚]

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ところで、その水温を管理するための水温計ですが、昔ながらのガラス管の棒状水温計とセンサー部分のみを水槽内に配置するデジタル水温計があります。市販されている熱帯魚用のものは、医療用ほどの厳密な測定はできないとは思いますが、さらに棒状水温計は大きさが小さくなるほど見難く、正確さも低下するように思えますし(あくまで私の私見ですが)、それに比べればデジタル水温計の方が幾分マシの様な気がしています。特に大型魚を飼育している場合は、尾びれの一振りでガラス管の水温計を割ってしまった、ということもありますから、最近は安くなったデジタル水温計をお勧めしたいところです。水槽内でこの水温計が割れると、後始末が大変ですから(私は何度も経験しました)。
熱帯魚飼育に限らないとは思いますが、お金をかけて楽をするか、節約して手間をかけるか、という選択になると、後者を選択される方が多いのではないでしょうか(私もそうですが)。手っ取り早く水温を下げるのは、氷を入れるというのは乱暴として、水換えをするのが一番だと思っています。熱帯魚を飼育している以上、水換えは避けられません。その頻度を上げてやる、水温が上がりきったところで一気に落とすのは良くないので、上がりそうになる前に水換えして水温を落としておいてやる、という方法を繰り返すことで、費用をかけずに夏を乗り切った経験があります。夏の暑い最中の水換えは大変かもしれませんが、適切な水換えは飼育魚にとっても、ろ過にとっても、有益なことは間違いありませんから、ここで頑張ると秋には良いことが有るかもしれません。
というのは、水温が高くなると、新陳代謝が促進されて、餌食いが良くなることはご存じだと思います。よく食べるとよく出すので、ろ過的にはキツイ状態になるのですが、そこで水換えを頻繁にやることで水質を改善し、ろ過の助けをしてやることになります。そうして飼育水の水質を良くすると、飼育魚の状態は良くなり、またまた餌食いが良くなります。これを繰り返していると、秋には大きく成長した飼育魚を見ることができるかもしれません。夏の高水温は、飼育魚にとっても、飼育者にとっても、厄介な問題ではありますが、それを逆手にとって、魚を大きく成長させる時期だ、と思えば、水換えの苦労も少しは和らぐかなあ、と思うのですが・・・
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