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穴場の店 [熱帯魚]

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久しぶりの熱帯魚の話題です。
先月、家族の買い物に付き合い、名古屋近郊の大型店舗に行きました。私はどうも、そんな買い物には用が無く、一人お暇をいただいて、その近所にある熱帯魚店を見て廻ることにしました。
熱帯魚に夢中になり始めた10年ぐらい前には、とにかく暇さえあれば熱帯魚店に顔を出していました。自宅周辺を制覇すると、次第に行動範囲を広げ、ネットで調べたり、電話帳で上から順に見て廻ったりしていたことを思い出します。自宅から半径50kmの範囲は、ほぼ行き尽くしたでしょうか。とにかく、魚にしても器具にしても、見て・値段を調べて・導入できないか、などと何時も考えていたことを思い出します。しかし、そんな熱帯魚店も、この不況の影響からか、閉店を余儀なくされる所も多く、随分少なくなったみたいですね。
さて、今回私が覗いてみた店ですが、まったく住宅街の真ん中にある店で、「まだ有るかなあ」と思いながら(失礼な言い方で申し訳ないです)行ってみると、ありました。そんなに大きな店でもなく、小綺麗なオシャレな感じの店でもありません(これも、失礼な言い方でスミマセン)。どちらかと言えば、リサイクルショップがメインのようで、その店舗の片隅に熱帯魚コーナーが有る、という感じの店です。今回訪れてみて、リサイクルより熱帯魚関係のスペースがちょっと広がっていたのが、少し嬉しかったですね。こうした、オーナーが趣味でやっているような店は、今では随分少なくなったのですが、何か特徴のある店だったり、掘り出し物の見つかる店だったりするので(もちろん、無駄足になることの方が多いですが)、一度気にいると、また行きたくなります。
店自体が小さいということは、所有水槽本数も少ないということですから、大型店に比べれば、販売魚種は少ないのは当然。売れ筋の小型カラシンでばかりで埋め尽くされていると、私としてはガックリという感じなのですが、逆にそうでないと、思わぬ魚を見つけたり、意外な値段で売られていたりするラッキーな発見に出くわすことも。今回この店に行ってみると、シーズンが終わったヒーター&サーモが破格値で売られてました。そして自家繁殖の魚を売っていました。輸入され、問屋を通して仕入れた魚と、自店で繁殖して得られた魚とでは、状態が全く違います。仕入れた魚は(特に小魚)、販売店まで何とか生かされてきた、という感じが多く、小魚30匹買って、自分の水槽に入れても、一週間ほどで全滅、ということも珍しくありません。それに比べ、日本の水で生まれた魚は、同種でも強い。生存率が違います。同じ値段なら、迷わず自家繁殖魚を選ぶべきですし、そうした自家繁殖できる店というのは、魚の管理も優れていますので安心ですしね。今ではそんな手間暇をかける店は少なくなったようですが。
以前私はこの店で、エーッ!という値段で売られている魚を何度か買ったことがあります。そんな掘り出し物を見つけるというのも、趣味の楽しみの一つだと思いますし、そんな楽しみがいつまでもできるような穴場の店が、これからもずっと残っていって欲しいと、切に思います。
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