桜の見頃はもう過ぎてしまったこの地方でも、実は今が盛りと花を咲かせている草花をよく見かけます。
春の訪れを告げる代表的な花が桜だろうし、昔から多くの日本人に親しまれ愛でられてきた花であることは間違いないだろうし、実に美しいことは言うまでもないでしょう。しかし、何も春を謳歌するのは桜ばかりではありません。
最近ちょっと塞ぎ込むことが多くて、そんな時に気分転換に外へ出て、ちょっと近所を歩いてみると、そんな花たちを見かけます。昨今のガーデニングブームの影響からか、庭先や玄関先に花々を植えている家庭も多く、プランターや花壇の中で鮮やかな花を見つけることができます。またそうでなくても、道端のアスファルトのちょっとした隙間や堤防沿いの斜面、街路樹の根元などにも、ひっそりと春らしい色が見られます。私はこうした植物にはまったく無教養で、花の名前も分らないのですが、桜の木のように、多くの人の感嘆を集めなくても、しっかり春を主張している、小さな主役たちを、近所を歩きながら撮ってみました。お目汚しかもしれませんが、彼らの健気な主張と春の色を感じていただければ幸いです。

上記すべて、Kiss DX+SIGMA 18-50mm F2.8 EX DC Macro