前回の続き、そして今年最後の書き込みになります。

撮影ということについては、今年は何と言っても、過去最高の撮影枚数(約5万枚、全てRAW)を記録しただけあって、撮影日数・撮影試合数共に多く、ほぼ毎週のようにどこかのサッカー場にいました。これは昨年後半から始めた、県サッカー協会の撮影に加えて、今年が愚息1号・2号ともに最終学年で、試合数が多かったことによると思われます。そしてこれが、私の、我が家の今年を物語る最大のエポックだったと思います。
我が子を撮る、ということからスタートしたサッカー撮影は、今年がピークを迎えたと思います。最終学年は、出場試合数が多く、それもただ多いだけでなく、このチーム・このメンバーで出る最後の大会・試合という意味もあって、その試合に掛ける意気込みも撮影目的も意欲も、グッと大きくなります。それが、愚息二人とも今年だったということは、毎週必ずのようにどちらかの試合や大会があり、また重なることもあるほどで(撮り損ねた試合も多々ありました)、サッカー撮影としては多忙を極めた年であったと思います。霜の降りたグランドから灼熱の炎天下まで、体力不足を嘆きながら駆けずり回った一年でした。
そして、そうした試合や大会の悲喜が、我が家にもたらす影響が過去最大だった年でもありました。試合や大会は、必ず結果が出ます。一生懸命になればなるほど、その結果が本人、そしてサポートする家族に、一喜一憂をもたらし、最終学年であることがそれを倍加させます。このブログでも書きましたように、一発レッドカードで退場になったことも、負ければ引退という緊張感の中で勝ち続けたことも、今ではすっかり良い思い出として語れますが、その最中では本人以上に考えさせられたり、湧きあがる感情の起伏を抑えなければならなかったり、そんなことを繰り返していた一年だったと思います。子供のサッカーに振り回された年、と言えば、マイナスイメージに聞こえるでしょうが、一家一丸というほどではなくても、共に励まし支え合って夢中になり、互いに多くを語り合った一年だったと思えば、後悔どころか、最高に印象的な一年だったと思えます。一家の主としては、実は失格だったのかもしれませんが、もう二度と来ないであろうこんな一年を、現状持てる力で精一杯やった一年として、後年必ずそう振り返ることができるとしたなら、「まあヨシ」としたいです。



もう一つの趣味である熱帯魚に関しては、実に変化の無い一年でした。年末に電気代節約のために、一部の水槽移転をしたぐらいで、魚も水槽も増えることも少なくなること無く、このブログで報告できるようなトラブルも無く、平凡な一年だったと思います。そしてそれは多分、来年も同じではないか、というように思っています。決して飼育に対する愛情が薄れた訳ではないのですが、現状の生活レベルでできる限界に、既に達しているからなのかもしれません。
さて、こうして今年を振り返ってみると、今年はちょっと特殊な一年だったようにも思えます。昨年は、我が家の生活上の大きな変化を迎え、五里霧中の状態で悪戦苦闘した日々が続いた一年でしたが、今年はそんな足元もまだおぼつかない状態のまま、様々な出来事に右往左往していたように思えます。もう少し地に足をつけた状態なら、もっと踏ん張れて、違った結果・感想を得られたのかもしれませんが、まあ世の中そんな思う様にはいかないですよね。
今年の最初の記事に、「何でもないようなこと」について書きました。あれから一年経って、今夜も家族5人全員で食卓を囲むことができます。全く先の不安無く笑えるほど、優雅でも楽観的にもなれませんが、それでもやっぱり、「まあヨシ」の一年だったと思いたいです。

今年もいろんな事を書いてきましたが、こんなブログにお付き合いいただき、本当にありがとうございました。皆さまの心静かな年越しをお祈りしつつ、今年の最後に記事とさせていただきます。