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ボランティア・カメラマン その2 [カメラ]

ボランティアカメラマン2.jpg

県サッカー協会常務理事のYさんからのメールによると、既に私のことはご存じのようでした。私の愚息が所属していたチームのホームページに、その当時は撮った写真をいろいろ載せていたのですが、それを見たことがあって、もちろん面識は無いのですが、私の事は知っていたらしいです。あのような写真を撮ってくれるなら、ぜひともお願いしたい、というお返事でした。また、年に何回か依頼するが、都合が悪い場合は断っても良い、ということだったので、ボランティア登録させていただきました。
さて、それから暫くは何もなかったのですが、7月に入ってからボランティア召集の手紙がやってきました。今年度のボランティア活動第一弾は、天皇杯に出場する県代表チームを決める大会。8月24日・31日の2日間、場所は県唯一のサッカー専用スタジアムで行われます。初出動の日は午後1時半に集合・スタッフミーティングということで、勝手も分からないので撮影機材はフル装備にて、ちょっと緊張しながら行きました。
ボランティアには数十人の方が登録されているらしいのですが、当日参加は私も含めて数人。お手伝いで駆り出されたサッカー部の高校生と役員の方々を含めると、総勢30人くらいが当日の運営に当たるようです。全く知らない方々の中にポツンと入り込むと、この歳になってもやっぱり緊張しますね。大会責任者のS専務理事から「プロに近い写真を撮る方ですから」なんて、冗談ともお世辞ともとれる言葉で紹介されると、周りからの視線が。やっぱり責任の重さと失敗できない緊張感がみなぎってきます。
必要とされる写真の概要は教えていただきました。日本サッカー協会への提出用、県協会のホームページ掲載用、それと協会記録保存用というのが大まかなもので、会場設営から協会関係者やボランティアの活動風景、会場内外のスナップ、試合風景、などです。ただ何といっても初回です。協会の方々も私の撮る写真がどんなものか分からないだろうし、私も今までの自分なりの撮り方で良いのか、まだ不確かなこともあります。場数をこなせば分かってくるとは思うのですが、まずは数多く撮って、その後の選別作業をこなしていくうちに慣れることにし、とりあえず広範囲に撮ることにしました。
思えば、今まで愚息のサッカーに付き合って写真を撮るようになって7年ほど。アマチュアだから、趣味だから、と言って気ままに撮ってきたんだなあ、とその時痛感しました。失敗しても誰からも文句は言われない。撮った写真を本人や保護者の方に渡して喜んでもらえれば嬉しいし、そんな写真がコンテストに入選すればなお嬉しい。極論すれば、自分が喜びたいために写真を撮っていた。まあ、趣味だから当然のことなのかもしれないですね。それが今回は、誰かのために撮る、しかも期待されて撮る、という状況です。今までも、周りの保護者の方々から期待されて、一生懸命に撮ってきたつもりだけど、今回はまったく知らない方(それも協会役員)から期待されて撮る、それも自分の息子やチームメイトという知っている人ではなく、まったく知らないチーム・選手を撮るわけですから、こりゃあ「失敗しました、撮ってません、すみません」では済まないよなあ、という重圧感。う~ん、気軽にはできないゾ、ボランティアカメラマン。
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ゼク

これはこれは素晴らしい経験をされたのですね!
ジュニアユースさんの今までの経験や撮影技術を発揮すればそれで十分にOKだとは思いますが、やはり重責であるのには変わりないですね。

僕は常々「プロ」とは第三者に自分の技術を売って生活するものと思っています。ようするに第三者が何らかの形で潤うのがプロです。
ですのでパチプロと言うのもは存在しないと思っています。
パチプロと言うのはそれで生計を立てているかもしれませんが第三者が
誰も潤いません。

今回のこのボランティアで第三者(協会役員、選手等の関係者)が
ジュニアユースさんの写真を見て潤うなら、もっと言えばHP等で見た
サッカーファンが感動するなら金銭的な受容はないとしても既に立派な
カメラマンと言えると思います。

その十分な経験で今までどおりされれば結果は後からついてくると思います!
今後のご活躍をお祈りいたします!
by ゼク (2008-11-10 22:31) 

ぴんさん

そうですね
自分の思うように撮るのとは訳が違う気がします
ある条件を満たす写真を求められる、となれば既にプロといって良いと思います
実は私も仕事で撮影することがあるのですが
失敗が許されない中でのイメージカットやブツ撮りは緊張します
良い経験ですね^^
by ぴんさん (2008-11-10 22:41) 

kuni8686

こんばんは。
続話、読ませていただいて、その雰囲気、緊張感が伝わってきますね。
私も先日JFLの試合をプレスのビブスを着てピッチで撮りましたが、その時の少し緊張した雰囲気を思い出しました。私の場合は、市の協会のHP掲載用に撮ったのですが、私自身、市協会の広報(写真班1人のみ)なので「それ撮るの忘れましたぁぁ」で済んじゃうんですけど、県協会の依頼となると数倍緊張するでしょうね。失敗できないでしょうし・・。でも県協会の役員さんにも知られているとは、流石ですね。私も応募してみようかな?たぶん返事も来ないでしょうけれど(^_^;)

by kuni8686 (2008-11-11 00:40) 

Yusuhara

いつもお世話になってますm(_ _)m

撮影する側の苦労が良く分かりました。
それにしてもあれだけの機材を使っての撮影ですから、体力も相当いるでしょうね。

撮影された写真は全て素晴らしいものばかり。
その道に秀でた方に頼めたのはとても有り難かったです。

しかしメールが来たときはとても驚きました。
あまり重荷にならない程度で、今後ともおつき合い頂ければ幸いです
(^-^)


by Yusuhara (2008-11-11 09:35) 

Take_c

こんにちわ。
ジュニアユースさんもボランティアカメラマンなさってたんですね。
私も地元のFリーグチームのカメラマンをボランティアでやってますけれど、チーム専属と大会オフィシャルではちょっとスタンスが違うのでしょうね。^^;
他のアマチュアカメラマンがスタンドから撮っている時にピッチレベルから撮れるとゆう優越感あり、それなりに期待に応えなきゃイカンとゆうプレッシャーあり、ただ漫然と撮っている時とは違った緊張感の中での撮影。いやぁ、ちょっぴり羨ましいです。

by Take_c (2008-11-11 20:19) 

ジュニアユース

みなさん、コメントありがとうございます。


ゼクさん、こんにちは。
過大な評価をいただき、恐縮してしまいます。重責ではないのかもしれませんが、やっぱり気ままなアマチュアとは違う何かを感じてしまいます。サッカーでもそうですが、プレッシャーの中でもしっかり実力を発揮できる人が真の実力者。今回は、次へのステップと考えて、頑張ります。


ぴんさん、こんにちは。
確かに良いことばかりではないかもしれませんが、貴重な経験だと思っています。そしてそれが、次へのステップになって、何かが得られたら、と思っています。


kuni8686さん、こんにちは。
既にJFLの撮影をやっているkuniさんは、先輩ですよね。今後も貴重な体験談なり、アドバイスを頂けたら幸いです。そしてぜひ、県協会専属のカメラマンになってください。


Yusuharaさん、こんにちは。
いろいろお世話になってます。今後ともよろしくお願いします。しかし、昔に比べて体力に自信が無くなりました。メタボ体型を何とかしなくちゃいけませんね。


Take_cさん、こんにちは。
私も、今も昔もチーム専属カメラマンが基本です。ただ今までは、あまりシャシャリ出てはいけないと思い、保護者に混じって撮っていました。今回はそれを気にせずに撮れるのですが、なかなか難しいものです。

by ジュニアユース (2008-11-11 23:29) 

TAISHO

地元の独立野球チームがカメラマンを募集というので
とりあえず、申し込みをしました。
15日~に説明会があるそうです。
僕も父兄から頼まれて選手をよく撮ってますが
期待されて、「失敗しました・・・、撮り損ねました」ということが
言えない状況なのか?とちょっと思います。

あれこれ考えても仕方ないので
とりあえず、説明会には参加します。
by TAISHO (2009-02-27 13:16) 

ジュニアユース

TAISHOさん、こんにちは。
野球チームの専属カメラマンなんて、素敵じゃないですか。ぜひとも頑張ってください。趣味で撮るのとはまた違ったいろんなことが得られると思いますよ。

by ジュニアユース (2009-02-27 23:20)