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早起き [日々の徒然]

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けたたましい音で、安眠から引っ張り出された。ふと時計を見ると午前4時。この音は、車のクラクションのようだ。
しかし、いっこうに鳴りやまないこの音は、やっぱり車に付けているセキュリティによるものだろう。意を決してベッドから抜け出し、窓から音のする方を見てみる。我が家の向かい側には、月極め駐車場があるのだが、そこに停まっている一台が音源のようだ。空が白くなり始めたところだが、近所の人もあまりの音にパジャマ姿で出てきた。
月極め駐車場に留めている車の持ち主など、何処の誰なのか見当もつかないし、まして電話番号も分からない。運よく持ち主にこの音が届くか、バッテリーの電力が無くなるまで待つしかないのだろうか。1時間ほど鳴り続けたとき、近所の誰かが連絡したのか、パトカーがやってきた。早速、ナンバーで持ち主を探し、電話連絡したらしいのだが、誰も電話に出ない。この時間ではしかたがないか、と諦めていたところ、パトカーが居なくなった。そしてしばらくして戻ってきた。車の持ち主と共に。
幸い、個人所有の車で、住所がこの近くだったのが幸いしたのだろう。ただその持ち主(年配の女性)は止め方が分からず、警官の方がバッテリーから端子を抜いて、やっと音が止まった次第。辺りはすっかり明るくなった午前5時20分。いつもの静寂が戻った。しかし車が法人名義で、ここから離れた所にあったのなら、こうは簡単に連絡がつかず、うまくはいかなかっただろう。
私も含めて、この近所の人たちは、今日は早起きをさせてもらった。もちろん、怒りや不満は込み上げるが、まあ車上狙いの被害は無かったみたいだし、早起きは三文の得、という訳で、今日のところはヨシとしよう。しかし、昨今売れているという車のセキュリティ装置は、車上狙いには有効かもしれないが、こういった近所迷惑になることもあるということを、気に留めておいた方が良いかもしれない。
さて、三文の得とはいっても、今日はやっぱり眠かった。なので、今夜はもう寝ることにしよう。
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8耐 [巷の雑感]

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連日の猛暑のなか、サッカー撮影のために隣の鈴鹿市に通っていると、何だがバイクの集団を多く見かける。もちろん暴走族ではない。ああそうだ、この週末は8耐だったんだ、と。
一年に一度、7月の最終日曜日に決勝が行われる、2輪の8時間耐久レース、略して「鈴鹿8耐」。今年で31回目だそうだ。梅雨が明けて、まだ真夏の暑さに体が慣れ親しんでいない時に、灼熱の日差しが焼き尽くすアスファルトの上で行われる耐久レースは、実は見る者にも耐久レースだ。それゆえ、多くのドラマと感動を与えてくれる。国内では珍しい、ライトを点灯しての夜間レースを見れるのも、楽しみの一つ。そしてフィナーレは花火。長く苦しい戦いを終えたライダーたちと観客の感動を、打ち上げられる花火が代弁してくれる。
今年も例年通り、暑い。そして、鈴鹿サーキット稲生駅からサーキットまで歩いて行く人たち、駐車場を目指すバイクや車。そしてそれを案内・誘導・整理する地元の人たち。そう、地元の人たちにとっても祭典なのだ。
全国各地から10万人以上の人たちがやってくる。一年に一度しか来てくれないけど、毎年来てくれる人が多い。他に名物も名所も特に無いここで、全国に「SUZUKA」という土地が知られるようになったのは、実はこのレースとサーキットのおかげ、と地元の多くの人が思っている。だから、渋滞が少なくなるように、安全に、なるべく快適に行き帰りができるように、警察・行政・民間企業を中心に、地元自冶会までも含めて、毎年協議を重ねて、コツコツここまできた。沢山の人たちが来てくれれば、それで良い訳ではない。過去には良くないことも起こった。だから地元の年配の方々も、道案内と整理を兼ねて、街角にたたずむ。
日が傾き、サッカーの試合会場を離れるときは、まだレースの最中。経過や結果はまだ分からないが、途中雷を伴ったスコールが降ったことを考えると(サッカーの試合も一時中断した)、今年も感動的なドラマを生んだのかもしれない。上気した笑顔の波が通り過ぎれば、来年も多くの人がまたやって来てくれるだろう。「ようこそ鈴鹿へ」の旗は、また来年も灼熱の青空にはためく、だろう。
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少年サッカーの撮影 その47 [少年サッカーの撮影]

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サッカーの試合で写真を撮っていると、ビデオカメラで動画撮影している人をよく見かける。それは、チームメイトだったり指導者だったり保護者だったりするのだが、サッカーという競技には、この動画撮影はなかなか有効だと思っている。サッカーは11人(小学生では8人制の場合もある)で行う団体競技。広いグランド内で、ボールの動きと連動して動き回るスポーツだから、フォーメーションやポジショニングは刻一刻と変化していく。そしてそれが試合中は途切れることがない。個人レベルの技術的なことの為の動画撮影もあるだろうが、その時々の走る方向・速さ、パスコースとその選択など、チームの一員としてその瞬間に判断しなければならないことへの研究・反省材料に、動画が有効なことが多い。私自身も以前は、試合を動画撮影して、息子と二人で反省会をよくしたものだ。
ビデオは1秒間に30枚の画を記録して(NTSC)、連続して再生することで動画として見せている。常に記録し続けているので、決定的なシーンを撮り逃す確率は低い。HVが普及し、より高画素化が図られた動画なら、試合中ずっとカメラを回しっぱなしにして、後で必要なシーンのみ静止画で切り取り、必要なら加工すれば、立派なサッカー写真になるのではないか、という考えも出てくるし、将来はそうなるかもしれない。家庭用のビデオカメラの被写界深度はかなり深く、ピントに関してはシビアではないし。

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それに対して写真撮影(スティルカメラ)はどうだろう。静止画である写真は、試合という流れの中で、選手の動きの流れの中で、ある一瞬を写し撮ったものである。撮影された場所や方向は窺い知れるかもしれないが、その前後のシーンは分からないし、常に撮り続けているわけではなく、撮影者の意思でシャッターを切るのだから、サッカーのように動きの予測が難しいスポーツは、撮り逃す可能性も高い。こう考えると、動画のビデオカメラの方が、サッカー撮影には容易であることは、ほぼ間違いないと思われる。
サッカーの試合をビデオ(動画)撮影した経験のある方なら分かってもらえると思うのだが、同じような倍率のレンズを使っていても、実際にはスティルカメラよりずっと引いて撮ることが多い。画面内に一人の選手しか捉えない、ということはほとんどなく、多い場合はチームの半数がその画に写っているということもあろう。これは撮影目的による違いもあるのだが、動画はあくまで動く画を見せるために撮るのであって、あまり急激なパンや小刻みなズーミングは見る人に不快感を与える(酔う)ことになる、という理由もある。それゆえ、サッカーでの動画撮影では、ある程度引いて撮らなければならず、それゆえに試合の流れを見るのに適している。そう、動画はあくまで流れで見るものだし、評価もそうだと思う。

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1枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDERⅡ
焦点距離 420mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/800 絞り F6.3 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 200  AI SERVO AF  RAW
2枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF400mm F2.8 L IS
焦点距離 400mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F5.6 評価測光
露出補正 +1/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW
3枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF100-400mm F4.5-5.6 L IS
焦点距離 400mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/640 絞り F5.6 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 200  AI SERVO AF  RAW
4枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDERⅡ
焦点距離 420mm シャッター速度優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F4.5 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 125  AI SERVO AF  RAW

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トランスルーセント・グラスキャット [熱帯魚]

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真夏の暑い時期には、涼しげに見える魚かもしれない。
東南アジア原産のナマズの仲間で、以前からよく知られるポピュラー種で、しかも安価。見ての通り、全身が透明で、背骨もクッキリ。特に大きくもならず(8cmくらいまで)、性格も温和で、水質にもうるさくない(高水温には弱い面があるが)。なので、小魚との混泳でも問題ないし、ナマズといっても水底付近に隠れて動かなわけではなく、中層付近に定位していたり、ゆっくり動くので、存在感が稀有というわけでもない。雑食性ということだが、小魚用の人工飼料で充分だ。
グラスフィッシュといって、こうした体全体が透明な魚が何種かある。たいていは小型種なので、そういった種のみを集めた水槽を造ると、実に涼しげな印象を与えてくれる。逆に派手な色彩の魚と組み合わせると、存在感が薄くなってしまうかもしれない。なので、小型水槽でもある程度の数は入れてみたい。
基本的には丈夫な魚だが、調子を崩すと、この透明な体が白っぽくなる。透明感が無くなり、真っ白になると他界する。こうした小魚は調子を落とすと立て直すのが難しいので、水温と水質悪化にはやっぱり気をつけよう。
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少年サッカーの撮影 その46 [少年サッカーの撮影]

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「スポーツ撮りはスポーツだ!」ということを以前書いた。そういう偉そうなことを言う私だが、どうも気合が入らない時もある。撮影意欲(モチベーション)というか、良い写真を撮ってやるゾ、という欲というか熱意というか、そういうものが湧出てこない時もある。そうなると、結果もおのずと・・・
サッカー撮影は動体撮影。広いグランド内を不規則に即できない動きをする被写体が相手だ。矛盾しているようだが、予測できない動きをするものを、ある程度予測しながらレンズを振らなければならない。しかも良いシーン、決定的なシーンというのは一瞬のことで、それを撮り逃がさないゾ、という強い気持ちと集中力が無いと、家に帰って成果を眺めてみても、平凡な写真のオンパレードになってしまうことも、ままある。
小学生だと15~20分ハーフが多く、その間カメラと格闘すれば一息つけるのだが、高校生だと40~45分ハーフ。特にこの時期の灼熱の炎天下での試合となると、選手と同様に滴り落ちる汗をぬぐいながら、ボールを追い続けなければならないから、実は結構過酷な作業でもある。シャッターを押す僅かな指先だけの軽作業と思ったら大間違い。日陰で座って応援しているお母さん方とは大違い。だから、体力的にも精神的にも良い状態でないと、集中力を保てないし、結果も良くない。

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良い結果を残すためには、もちろん機材も大切だし、その扱いや技術も必須なのだが、一瞬を切り撮る、という作業には、集中力とそれを持続できる体力、そして何より意欲が必要なのだと思う。「何気なく」とか、「偶然に」とかで撮れる写真のなかで、満足できるものは少ないだろうし、いつもそれに期待はできないことは、理解してもらえると思う。ただ、生身の人間だから、好不調の波もあるし、常にベストの状態という訳にはいかない。そんな時にはつい、結果を機材のせいにしてしまうこともあるのだが、ダラダラと義務感だけで撮らないで、ちょっと休んで、自分の裸眼で試合を追ってみるというのも、ある時は必要なのかもしれない。今まで見えなかったもの、思いつかなかった切り口を発見できるかもしれないからだ。
私は精神論者ではないのだが、最後には勝とうとする気持が勝敗を決するスポーツと同様、サッカー撮りの結果もそれに近い部分もあるように思う。過酷な夏の撮影だからこそ、それを一層感じてしまう。

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1枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF400mm F5.6 L
焦点距離 400mm 絞り優先AE シャッター速度 1/400 絞り F7.1 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 200  AI SERVO AF  RAW
2枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDERⅡ
焦点距離 420mm 絞り優先AE シャッター速度 1/400 絞り F4.5 評価測光
露出補正 +1/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW
3枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF400mm F2.8 L IS
焦点距離 400mm 絞り優先AE シャッター速度 1/1000 絞り F3.5 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW
4枚目
CANON 1D MarkⅢ+EF300mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDERⅡ
焦点距離 420mm 絞り優先AE シャッター速度 1/800 絞り F4.5 評価測光
露出補正 +2/3  ISO 100  AI SERVO AF  RAW

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シートベルト [巷の雑感]

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家族で車に乗って出掛ける際には、運転するのはたいてい私だ。運転席に乗り込んでシートベルトを締める。家族が後席に乗り込んだことを確認するため、ふとルームミラーを見ると、シートベルトにしっかり座席に縛りつけられた家族がいた。自動車という生活必需品は、実は危険な乗り物なんだ、と思い知らされてしまった。
運転席や助手席のシートベルトの装着は以前から義務化されていたが、後部座席も道交法改正で義務化されたことは、自動車を運転する方は知っていると思う。当面は、高速道路だけが処分の対象となるらしいのだが、ゆくゆくは一般道でも義務化されることは自明だろう。先進各国では既に義務化されているらしいから、これも当然の成り行きなのかもしれない。
シートベルトを締めると安全だ、事故の時の被害が少ない、ということは、誰でも容易に想像できることだし、運転者だけが安全なら良い、という訳でもない、ということも誰もが分かる。だから、乗車全員がシートベルトを装着すべきだろうし、今までの規則が片手間で、それがやっと改善された、ということだろう、本来は。
しかし、法律を改正し、罰則・罰金を規定し、警察力を駆使して強制する、というのは、どこまで続いて行くのだろう。従わないと、守らないと、他の多くの人に迷惑がかかる、というものなら当然かもしれないが。啓発活動は大切だと思うし、事故が起きた時のシートベルトの効能を伝えることも大切だ。それでも遅々として装着率が上がらないので、今回のようになったのだろうが、何でも強制され、従わなければ罰を与える、という方法でしか物事を推進できないのは、私も含めて人は、まだまだ成熟されていないのだろうと思ってしまう。
後部座席のシートベルト装着率は10%未満だそうだ。もし、ジェットコースターやレーシングカーに貴方が乗るとして、「シートベルトの装着は自由です」と言われたら、どうだろう。過半数の人が装着するのではないだろうか。なぜか。装着しないと危険だと思うから。ではなぜ自家用車の後部座席では、シートベルトを装着しないのかと言えば、装着しないと危険だとは思わないからだろう。今回の義務化は、自動車という乗り物は、本当に危険で、乗車するときにはその危険に備えなければならない、ということの表れなのかもしれない。
しかし、そういった情報を与える絶好の機会である、自動車運転免許の更新講習で、内容を充実させたり、寝ていたり、他事をして聞いていない人を正す方が、先にすべきことのような気もするのだが。
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