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セキュリティ・ソフト [パソコン]

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久しぶりの、パソコン関係の話題です。
インターネットをお使いの方は、まず必ず、セキュリティソフトは使われていると思います。もちろん私も同様で、パソコン購入時からですから、もう10年以上、これらのソフトのお世話になっています。
最初期の頃は、パソコンを買ったときに付いていた試用版を毎年更新する形で使っていましたが、それも3年くらい続けると、「これ以上更新はできません。最新版をご購入ください」と言われ、それなら他のソフトを使ってみようという気になって、いろいろ試しています。私の場合、毎年11月が更新時期で、「更新してください」というアナウンスがうるさく出るようになると、パソコンショップへいっていろいろ物色する、ということを繰り返しています。この11月というのは、各社の来年版が出揃う時期で、さて今回はどれにしようかな~、なんて。
セキュリティソフトも最近では、1年有効からOSサポートが切れるまでのものまで、有効期限も様々だし、単なるセキュリティ機能だけでなく、PCのメンテ機能を追加したものも出ているし、1パッケージで1ライセンスのものから3台~5台に入れることが可能のもの、そして値段もまた様々で、バリエーションは昔に比べかなり豊富になってますね。逆に内容については、外から説明書きを読んでも、コレといった決定的な違いがなかなか見つからない、使ってみないと分からない、というのが、こうしたソフトの悩ましいところ。まあ、今売られているもので、そんなに悪くて困ったりするような製品は無いでしょうが。
私の場合、4台のPCを常時稼働しているので、1パッケージで複数台に入れられないと、金銭的に苦しいし、セキュリティソフトは黒子に徹してくれて、日常作業に負担が感じられない軽さが欲しいところで、昨年・今年とマカフィーを使ってきました。特に不満も無かったので、今年もそうしようかなあ、と思っていたところ、ノートンが以前と比べて随分軽くなった、という話を聞いたことがあったので、今回はコレを入れてみることにしました。ホントは評判の良い、キヤノンITソリューションズの「Smart Security 4」にしようか、と思っていたのですが、ウチの地方の店では見つけられなくて。ダウンロード版を買えばよいのでしょうが、やっぱりパッケージ版の方が、買ったという感じがしますしね。
で、2週間ほど使っているのですが、マカフィーに比べて、どうも重い。重いというか、Internet Explorerで頻繁に画面を変えていると、引っかかるような感じが時々あって、う~んこれは失敗だったかなあ、と。ノートン自体は、信頼有るメーカーですし、定番ソフトの一つなので、使っている方も多く、間違った物では決してないと思うのですが、私と私のPCには、どうも第一印象はあまり良くなかった、ということだと思います。
まあ、買ってしまった後では仕方ない、これから1年間はノートンのお世話になります。しかし買ってから思い出したのですが、昔ノートンがなかなかアンインストールできずに、それで嫌いになったことを、すっかり忘れていました。私の記憶力も退化の一途ですね。1年版ですから、また来年の11月には同じように悩むことにします。
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麦飯石 [熱帯魚]

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久しぶりの熱帯魚の話題です。
熱帯魚店に行くと、用品のコーナーに、麦飯石を使ったとアピールする製品を必ず見かけます。この麦飯石、日本や中国の一部で産出される、多孔質の石らしいのですが、熱帯魚に興味の無い方には、聞きなれない珍しい、特殊な石と思われるのではないでしょうか。でも、以前から人体に良いということで、化粧品や入浴剤などで使われていたみたいです。それに熱帯魚業界も注目し、飼育水を綺麗にする・雑菌を除去する・ミネラル分を放出して魚を健康にする、などのうたい文句で、一時期非常に多くの製品が出回ったことがありました。ろ過材として、粉末状または液状に加工して水質調整剤として、水槽内のオブジェとして、水槽内に敷く砂として、など多彩な形で売られました。以前ほどの注目度は無くなりましたが、もちろん、今でも見かけます。
この麦飯石がブームだった頃は、メジャーメーカー製だけでなく、ショップオリジナルの物も多く見かけられ、本物だ・偽物だ、こちらの方が純度が高い、などという噂も飛び交っていたようです。私も当時は、いろんな製品を買っては使ってみたのですが、悪くなることはないけど、かといって特に効果を感じたことも無い、というのが本音です。効果や効能については、学術的なことは分かりませんが、昔から浄水に使われていたということなので、間違ったものではないことは確かなのですが、熱帯魚の飼育にどれだけ効果が有るかは、形状や使い方にもよるでしょうし、ちょっと未知数的なところもあり、これだけで全てOKというわけにはいかないと思いますね。
今回写真撮影のために、昔買って残っていた、この麦飯石を使った製品を、押し入れから出してきたのですが、何だか当時のことを思い出してしまい、懐かしさで一杯。あの頃はとにかく、熱帯魚に対する知識欲が旺盛で、一生懸命に熱帯魚と向き合っていた自分でした。もう10年くらい前のことでしょうかね。

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すそ野にて 3 [巷の雑感]

今から14年前の平成7年のこと、ウチの愚息1号は市内にある幼稚園の年中組に入園しました。子供たちの健康と成長のため、私たちは何かスポーツを習わせようと思い、総合的な体力強化ができそうなスイミングスクールに入れることを決めていました。ところが愚息は、その幼稚園で仲良くなった友達2人がサッカーを習い始めたのを見て、自分もやりたいと言い出しました。翌年その幼稚園で行われていたサッカー教室に入り、卒園後も愚息を加えたその3人は、当時はまだ珍しかった小学生対象のクラブチームでサッカーを続けました。
その小学生時代の6年間、ずっとそのチームで主力として活躍した3人は中学生になっても、在籍中学のサッカー部ではなく、同じ中学生対象のクラブチームに入団しました。高校進学の際に、この3人は別々の学校に入学したので、そこで別チームに分かれることになるのですが、それまで10年間、同じチームのチームメイトとして過ごしてきました。そして今、我が愚息はこの高校サッカー選手権県大会で既に敗れ、今日の決勝戦は観客席から眺めています。その眼の先には、コイントスの後握手をする両チームのキャプテンの姿。その2人こそ、いつもふざけてばかりいるのに、サッカーとなると眼の色を変える3人組の2人でした。
試合とは、勝者と敗者を決めるもの。そして表彰式は、勝者にとって歓喜の表現の場かもしれないが、敗者にとっては辛い場である、ということは、以前このブログの「敗者の表彰式」という記事で書きました。今回、決勝戦後の表彰式を撮るにあたって、私はそんな訳で両チームのキャプテンをよく知っているだけに、複雑な想いに満ちていました。整列する両チームの中央にカメラを向けると、にこやかな笑顔で握手をする2人の姿をファインダーで確認して、ちょっと安心した自分がいました。でもよく見ていると、私には分かりました。チームメイトが喜びの表情を爆発させているのに対して、安堵感や達成感はあっても、気遣いを感じさせる勝者のキャプテンと、泣き崩れるチームメイトの傍らで、悔しさ辛さをぐっと胸の奥にしまって、笑顔で勝者をたたえる敗者のキャプテン。高校生活最後の大会で、全国へ行けるかどうかの重要な一戦は、まさに好ゲームでしたが、表彰式での姿もまた、両者ともに素晴らしかったと思いました。
サッカーと言えば、日本代表やJリーグが日々注目されるのは当然でしょうが、こんな地方のすそ野の大会・試合にも、実は小さなドラマが有ったりします。サッカーに限ったことではないでしょう。多くのスポーツ・部活動で、勉学とは違った子供同士の触れ合いやそれに伴う悲喜があり、それが成長期の子供たちに与える影響を考え、多くの学校でクラブ活動の推進をしているのだと思います。もちろん、功も有れば罪となってしまう事も有るでしょう。それでも私が今日一日ここで見たもの、既に敗退してしまった選手同士が、何のわだかまりも無く歓談する姿、選手と一体になって応援する後輩たち、勝っても負けても泣き崩れる保護者の姿、最後で最大の試合で、今持てる力を全て出し切ろうとした選手たちが、表彰式が終わるまでそれを貫き通した姿、それらはやっぱり、理屈や理論だけでない、やらなければ分からない・得られない、貴重なものであると感じました。
こんな地方のすそ野の大会だけど、僅かな清々しさは、確かにありました。
 
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高校サッカー選手権 [日々の徒然]

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先週末、当県の高校サッカー選手権の決勝があり、県協会のボランティアカメラマンとして撮りに行ってきました。
今年で88回目を迎えるこの選手権、現在各地で、熾烈な県代表決定戦が行われていることと思います。伝統ある大会であることは間違いないところですが、年末年始の皆が休みの時期に全国大会が行われ、テレビでの放送も頻繁に行われるということで、アマチュアサッカーとしては最も注目度の高い大会ではないでしょうか。その証拠に、当県の代表を決めるこの決勝戦会場に向かうと、かなり余裕を持って家を出たにもかかわらず、駐車場は満車、観客席はほぼ満席(といっても、地方の競技場ですから、大した数の観客が入れるわけではないですが)。天皇杯予選、天皇杯一回戦、全日本女子、高円宮杯など、これまで当県で行われるいろんな大会を撮ってきましたが、観客数と注目度という点では、この大会が一番だと思います(次点は、小学生の全日本少年サッカー大会かなあ)。
考えてみるとこの試合、野球でたとえるなら、甲子園への出場をかけた一戦、ということでしょう。アマチュアスポーツにおいて、毎年夏に甲子園で行われる全国高校野球選手権大会は、最もメディアへの露出度が大きく、それによって最も多くの方々の関心を集める大会だと思います。アマチュアサッカーという競技に限ってみると、各年代で全国大会は幾つかありますが、その中でもテレビ放送され、新聞雑誌、インターネット情報などで最も取り上げられる大会と言えば、やっぱりコレでしょうね。甲子園に送り出す県代表を決めるのと同じ雰囲気が、国立競技場を目指す県代表を決めるこの試合会場にあります。
観客席を見まわしてみると、まず出場2チームの保護者・関係者・OBの姿が見られます。まあこれは、よく見る光景なのですが、その数はやっぱり注目度の高さと比例して、いつもより多かったですね。以前にも書きましたが、高校3年生にとっては、負ければ引退、という最後の大会ですから、我が子の最後になるかもしれないユニフォーム姿を見ておきたい、という想いは当然あるでしょうし、先輩たちの最後になるかもしれないプレイ姿を応援したい想いもあるでしょう。この点で、小学生年代や中学生年代の最後の大会とはちょっと違ったものがあります。小学生・中学生で最後でも、高校でもサッカーを続ける子達がほとんどですから、「見おさめ感」というのは少ないでが、大学に進学するとは限らない、大学生になってもサッカーを続けるとは限らない、大学でサッカーを続けたとしても、見に行けるような所にある大学とは限らない、というわけで、この高校最後の大会は他年代とはちょっと違った意味合いが有ると思います。ましてやその最後の大会が、最も注目度の高い大会でしかも、全国大会に行けるか行けないか、が懸った決勝戦となると、両チームの応援団が膨らむのは、自然なことだと思います。
他の試合・大会では、こうした当該チーム関係者が観客の8~9割を占めるのに対して、この試合に関しては、観客の半分しか占めていないところがまた、凄いところ。では残りの半分はどんな方たちかというと、まずは両チームとは無関係だけど、サッカーが好きで関心の高い方々。我が県の代表がどんなプレイを見せてくれるのか、全国で通じる力を持っているのか、を見たくて来ている方々です。次に、小学生・中学生・高校生の各年代を問わず、実際にサッカーの指導に関わっている方の姿も見られます。そしてそれにプラスして、実際に指導を受けている子供たち(小学生から高校生まで)の姿もたくさん見られました。たぶん、実際の試合を見ながら、監督やコーチからいろんな話を聞かされるのでしょうね。Jリーグや日本代表戦などと違い、身近で自分たちよりもちょっと上の試合を見ることは、なかなか有意義だと思いますよね(それが自分たちの先輩なら尚更)。そして最後に、この大会で敗退したチームの選手たちの姿も多かったです。もちろん今でも悔しさは有るでしょうが、自分たちに勝ったチームがどこまでいけるのか、どんなプレイをしてくれるのか、そういった関心も有るでしょうし、同世代ですから、小学生や中学生の時にチームメイトだった子達の晴れ姿を見たい想いもあるでしょう。そんな、決勝進出チーム以外の方々が見に来ることは、この大会の特徴でしょうね。試合後に、チームの垣根を越えた雑談の輪が、あちこちで見られました。
朝はまだ雨のパラつく天気だったので雨天撮影用の用意を持って出かけたのですが、見る間に晴れ間が広がり、試合開始のお昼には、ちょっと風が強かったですが晴天となりました。両チームの選手とも、気合が充実した良い表情で、試合自体もなかなかの好ゲームだったと思います。そんな選手たちに、最も近い場所で撮影できた私は、彼らの悲喜が良く分かり、また今年の大会が愚息と同年代ということで、知っている選手も多くて、ちょっと感情移入して撮ってしまったところも。でも、それも今年が最後で、来年からはそうならないだろうと考えると、私にとっても節目の大会だったのかもしれませんでした。

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ラピュタ [日々の徒然]

何だか最近、重い話題や長い話が続きましたので、今回は軽めの話題を。
 
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今朝、いつものように新聞のテレビ番組欄を何気なく見ていると、金曜ロードショーにて「天空の城ラピュタ」を放映するというではありませんか。いや~、懐かしいというか、何というか。なぜ今、このアニメを放映するのか分かりませんが、午後9時から11時半まで枠が取っていあるということは、ノーカットかな~、見てみたいな~、と。
マニアやオタクというほどではありませんが、私は結構アニメは好きな方です。これまでいろんなアニメを見てきましたから、当然ジブリ作品も、そのほとんどを見てきました。その中でこの作品は、1986年製作ですから、宮崎駿作品としては初期のものに分類されると思います。でも、好きなんです、コレ。もう何度見たことか。
最近の宮崎駿作品は、「もののけ姫」あたりから社会性というか、メッセージ性がだんだん強くなってきて、良い作品には違いないのだが、ちょっと難解な部分が増えてきているように感じます。それに比べ初期の作品に分類されるこのラピュタは、子供と見ていても、頭を使わずとも素直に物語の中に溶け込んでいける、分かりやすさがあります。人物の描写も丁寧で楽しく、敵味方問わず、純粋に一生懸命に生きている姿が描かれていて、見終わった後に感動と共に優しさが残ります。それに加え「カリオストロの城」のような、物語展開のテンポの良さ、隙の無さもあって、大人も子供も揃って見るには、なかなか安心できる作品だと思います。というわけで、私の中では、時が経っても色あせない、最高レベルのアニメ作品として位置しています。エンディングに流れる主題歌も好きですしね。
我が家ではたぶん、少なくとも10回以上は見ていると思うのですが、さて今夜はどうしよう。今日レンタルビデオ店で借りてきた「ターミネーター4」も見たいしなあ・・・

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7D ファーストインプレッション その9 [カメラ]

長々と続けてきた7Dのファーストインプレッションだが、今回が最後。その他に気がついた点を列記して終わりにしたいと思う。

1D3の1010万画素に比べれば、7Dの1800万画素は、その画の大きさが圧倒的に違う。その大きさが緻密さ、綺麗さに繋がるかどうかは、僅かでもブレは勿論、使うレンズとピント精度にも左右される。そこで、前回の記事で載せた写真を見てほしい。撮っていきた画像を見ながら取捨選択し、ダメな画像を消していくのはいつもの作業だが、この写真はOKカットとして残したもの。しかし、既にお気付きの方もいるかもしれないが、この画像を拡大して見てみると、以下のようになる。
 
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ピントはボールに来ていて、選手の顔にはピントが来ていないことが分かる。つまりは、ダメ画像なのだ。
撮った画像を確認・鑑賞するのは、今では殆ど液晶モニターで行うが、画像自体が大きくなればなるほど、縮小表示された画像で確認作業をすることになる。私の現在使っているモニターは1680×1050で、7Dの画は5184×3456。縦での撮影がほとんどの私の場合、モニター一杯に画を表示したとしても、長辺で1/5、面積で1/10に縮小して見ていることになる。一見するとOKカットのように見えても、微細なブレや僅かなピンズレが発見できなかったりする。もちろん等倍表示は簡単にできるので、怪しいと思えば瞬時に拡大して確認すればよいのだが、高画素によってドンドン大きくなっていくデジタル画像では、モニターでは縮小された画ばかりを見ることになるので、こんなこともある、ということだろう。
だからといって私は、高画素化に反対ではない。密度の濃い緻密な画像を見せられると、やっぱり素晴らしいと思うし、7Dの1800万画素のジャスピンの画を見慣れてしまうと、1D3の画が何となく物足りなく思えてしまう。何とも人間の欲というやつは限りが無い。ただその為には、高画素になればなるほど、AF性能に高度なものが要求されるのと、レンズ性能にもそれなりのものが要求されると思う。トリミングしても、元の画素数が大きいほど、ある程度の大きさの画に保てる(トリミング耐性と呼ばれることもある)ので、長焦点のレンズを持っていなくても、トリミングの有用性は増すかもしれない。しかしその場合でも、ピントがしっかり来ていないと、使い物にはならないだろうし、レンズに要求される性能も同様。個人的にはAPS-Cでは、このあたりが限界ではないだろうか。それとも今後、さらにブレークスルーしていくのだろうか。
その他にも7Dは、カスタマイズ性を充実させたことで、使いこなし甲斐があり、そういった点を楽しみと感じるユーザーに向けた機種なのだ、と言えると思う。こうした多機能化は、機能効果の習熟に時間や手間がかかったり、ユーザーに敷居の高さを感じさせたり、適切なアナウンスが無いと逆効果を与えたりする可能性があるが、二桁Dの想定ユーザー層よりも、さらに撮影意欲に溢れたユーザーを対象とした機種である、という証かもしれない。また、背面の液晶モニターは1D3に比べれば、日中屋外でも確実に見易く緻密になったが、それよりも私が嬉しかったのは、CFのUDMA class6に対応したこと。7Dでは画像DATA自体が1D3の倍近くの大きさになっているにもかかわらず、Sundisk Extreme Proを使って連写しても、1D3+ExtremeⅣよりもアクセスランプの消えるのが早い。両機の連続撮影枚数はかなり違うのだが、5~6連写を多用する私の場合、このCF書き込み速度の向上で、特にストレスなく7Dでサッカーを撮れる。
もちろん不満点もある。これまでもいろいろ書いてきたが、それに付け加えて、メディアをWスロットにして欲しかった点とバッテリーのリフレッシュ機能が個人的には欲しかった。Wスロットにして同時書き込みができるようにすることは、多分コストに跳ね返ってくるだろうし、充電器の放電機能を追加することもそうなるだろう。しかし7Dは一桁Dであって、従来の二桁Dの新機種ではないのだから、実売価格がもう少し上がっても、この2点は欲しかったと思う。
さて、現時点での私なりの結論を書かせていただくと、どうしても1D3との比較になってしまって、これまで厳しいことを書いてしまったようだが、この価格を考えれば、決して悪い機種ではないと思う。1D3はちょっと古くなった高級プロ機。デジタル的には現在では遅れている部分も見られるが、高価な部材を使って、コストをかけて組み上げられ、過酷な使用状況にも撮影環境の変化にも対応できる、骨太な印象。ゆえに、所有者にしか分からない使用感や安心感は今でもあると思う。対して7Dは、ミドルクラスをベースにしながら、最新の電子デバイスを駆使して、それと比較できるまでの性能を得たハイエンドアマチュア機。ゆえにリーズナブルな価格を実現することも、設定コンセプトの一つだったと思う。実際、7Dはキヤノンとしては大変力のこもった新機種だと思うし、両機の価格差を考えれば、7Dのコストパフォーマンスは凄いと思う。が、そのキヤノン自身が作ったラインナップを崩して、下剋上を告げる機種とは私は思っていない。
1D系には予算的に手が届かないが、動体撮影したい方には最適かもしれない。ただ、1D系を使った経験のある方には、7Dはちょっとヤワな感じに思えるかもしれない。時に両機は、同じような画を見せてくれるかもしれないが(画素数には相当な差があるが)、その過程には差がある。ゆえに、現在の1D系ユーザーの方に、それと7Dを置き換えることを、私的にはお勧めしにくい。サブ機として7Dを追加する、という選択は、大いにアリだと思うが、やはり現在1D系ユーザーの方は、素直に1D4を待つべきだと思う。
最後に私の場合を書かせていただくなら、以前書いたように、7Dの購入動機が、サブのKiss DXの不満からであること、そしてこの1ヶ月半の間使ってみて、私のサブ機に要求する要件の多くを7Dが満たしてくれたことで、充分満足している。確かに、1D4が出たらそれをメイン機に、今手元にある1D3をサブ機に廻す、という考えもあった。しかし7Dの1800万画素を知ってしまった今では、操作系やバッテリーの共有などのメリットを認めつつも、サブに廻した1D3の1010万画素に、いづれ不満が出そうなことを考えると、まあこの選択は悪くなかったと思っている。ただ1D3と7Dを知ってしまうと、どうしても1D4への期待は膨らむばかりだ。貯金を続けながら、今しばらくじっくり考えてみようと思っている。

(以上は、あくまでアマチュアの私が1ヶ月半使った結果の、「感じ」で書いたインプレです。参考程度に読んでください)

ファーストインプレ9-2.JPG

上の作例
7D+EF300mm F2.8 L IS  焦点距離   300mm  シャッター速度優先  任意1点指定領域拡大
F2.8   SS 1/800   ISO 160   評価測光   露出補正 ±0   AI SERVO AFⅡ  RAW
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