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糞公害 [巷の雑感]

ウチの近所の川で、公園化が行われている。この地方都市でも、市中心部は公園など造る場所がない。で、河川敷を利用して、市民の憩いの場を作ろう、というわけである。数年前までは、草が生え茂っていた川原を整備して、遊歩道や芝生広場、ベンチや照明などをつけて、年齢を問わず、付近住民のみならず、多くの人に楽しんでもらえるように。
で、やって来る人の大半は、犬を連れた人たち。朝夕問わず、犬の散歩・運動である。そしてその結果が糞公害だ。せっかく綺麗に整備した遊歩道にも芝生広場にも、犬の糞だらけ。下を見ていないと歩けない。本来、いろんな遊びを楽しめるはずが、これでは無理。そんな遊びをしている人は徐々に減っていき、今では犬の散歩広場だ。付近住民のみならず、車で遠くからやってきて、犬の散歩をさせる人もいる。ひどいときは放し飼いにして、犬に自由に走り回らせている。小さな子供もいるのに、犬が噛んだりしたらどうするのだろう。
モラルの欠如、なんていうものではない。犬を飼っている人は、犬の糞の始末をしたくないのだ。だから、他人の眼がうるさいときはするが、人の眼が無いときはしない。一応、他人に見られたり言われたりした時のために、糞始末の用意は持っている。けど、しない。自分の家の近所だと、近所の人の眼があるから、糞始末をする確率は高まるが、こうした所へ車で来るような人は、近所じゃないからまったくしない。
多額の費用(その大半は税金)と手間をかけて造った河川敷公園は、犬を連れた人のための公園になってしまっている。これなら、犬にはもっと税金を支払ってもらわないと困る。愛煙家は、多額の税金を払ってタバコを買って吸っている。それも、喫煙場所を限られて。愛犬家は、多額の税金を払って犬を飼い、犬を持ち込める場所は限られたところだけにして欲しい。こうした公園などの公共の場所は、犬連れ込み禁止だろう。
というわけで、私は犬を飼っている人がキライだ。
 
 


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サードパーティ製レンズ [カメラ]


サードパーティ製レンズとは、カメラ本体を作っていないメーカーが、他社製のカメラボディ用に作ったレンズで、代表的にはシグマやタムロンが知られている(シグマはボディも作っているが、他社用レンズがメインなので)。
メーカー純正レンズあるのに、どうしてこういったレンズが存在し、売れて、営利を上げられるのか、それはカメラメーカー純正のレンズより安価で、焦点距離やF値、重量などの面で差別化を図った商品展開をしているから。カメラメーカーとしても、全てのニーズに合致したレンズラインナップを揃えることは、主にコストの面で有利とは言えず、こうした小回りの利くレンズメーカーがそれを補っているのが現状だ。勿論、ソニーのように、タムロンのOEMで補っている場合もあるが。
自分のニーズがはっきりしている場合で、メーカー純正レンズがその要望に合わない場合は、こうしたサードパーティ製レンズは、大変助かる場合もある。同じような仕様でも、だいたい純正レンズより安価だし、その面でも助かる。私も以前、SIGMA APO 100-300mm F4 HSM というレンズを使っていたが、この仕様の純正レンズは無いし、このレンズ自体かなり高性能で満足できる画を得られたので、大変助かった。自分がどの程度熱をあげるか、どの分野へ、どのような被写体を追っていくのか、はっきりしない場合、初期投資を押さえる意味で、安価なサードパーティ製レンズで様子を見る、という選択もありかもしれない。性能も、純正と同等のパフォーマンスを示すレンズもあり、価格を考えると、コストパフォーマンスに優れたレンズも少なくない(もっとも、その逆の「安かろう、悪かろう」レンズもある)。
しかしデメリットもある。ボディとレンズが別々のメーカーだと、不具合が有った場合は調整に苦労することが多い。ボディとレンズ、どちらに原因が有るか分からないと、最悪には罪の擦り付け合いになることも。AFにおけるピントのズレなどが、よく言われるが、自社製品には責任を持って対応できても、他社製品までは調整してくれない。最新のボディと古いレンズの組み合わせだと、マウントできても相互通信がうまくいかず、レンズ側のROM交換が必要なこともある。そう、今のレンズやボディは電子部品の塊なのだ。これが、ボディ・レンズともに同一メーカー品だと、両方をメーカーに送って最適に調整してもらえる。私が現在、キヤノン純正レンズしか使っていない最大の理由は、これである。
レンズを手放す際も、サードパーティ製は、かなり安く買い叩かれる。中古レンズは程度により価格は様々だが、オークション市場では純正レンズが(付属品など完備の状態で)、市販価格(定価ではない)の70~80%で売買されているのに対し(Lレンズの場合は80~90%ということも)、サードパーティ製レンズは、人気があるタイプでも50~70%、人気が無かったり、モデルチェンジ後の旧型だと30~60%ということも。カタログ写真では分かりづらいが、実物を手にとって見ると、やはり純正の方が高級感もあり、造りがしっかりしているのが分かる。その結果が、こうした中古価格に反映してくるのだろう。また、純正に比べてモデルチェンジも早いので(純正レンズは7~10年はモデルチェンジしない)、購入時期を考えないと、すぐ旧型になってしまい、これも中古価格に跳ね返る。そんな手放す時の事を心配してレンズ選びはできない、といわれる方もいるだろうが、趣味の世界である。その時は納得して買っても、隣の芝は青い、の諺もあるように、他人の持ち物がよく思える(自分の腕は棚に上げて)。それに今や、カメラやレンズは一生ものではない。ドンドン進歩開発されていく、精密電子機械なのだ。
こうしたメリット・デメリットをよく踏まえた上で、レンズ選びをすることをお勧めする。確かに、メーカー純正レンズだけじゃ、面白くない世界だし。


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Kenko FP-120PRO [カメラ]


自由雲台とは、前後左右縦横斜め、自由自在に動き、任意の一点で止めることができる雲台。3ウェイ雲台が、地面に対する傾き、左右上下、それぞれを、3つのパン棒で固定するのに対して、自由雲台は1つのネジでワンタッチで固定する。
以前は、三脚と同じベルボンの自由雲台を使っていた(型番は忘れてしまった)。これがイマイチ。サンニッパなどの重量級レンズを付けると、対荷重範囲内のはずなのに、とたんに動きが渋くなる。無荷重の状態でグルグル廻してみても、どうも工作精度が高くないような、真円度が低いような感じがして。で、いろいろ探してみてこれに落ち着いた。
この自由雲台は、スリックのSBH-550やハンザのPRO-65(ハンザは自由雲台の販売を辞めてしまったのか、カタログから落ちた)と同等、同じ所が作っているみたい。レバーの形や色が異なるだけで、加工精度の高さは特筆もの。私は、スリックの円形の廻すタイプのレバーが嫌いだったので、ケンコーのレバータイプにした。最近のものはカメラとの接着面にコルクが張られて、形状も変わり、更に使いやすくなったみたい。
無荷重でグルグル廻しただけで、ボール部分の精度の高さが分かる。重量級機材を載せても、その滑らかで、しかもカチッとした動きは変わらない。固定にも大した力も要らないし、軽く締めただけでキッチリ止めてくれる。自由雲台としては、これは優れもの、お勧めできる。
マンフロット503を買ってからは、サッカー撮影などではそちらを使うので、出番は少ない方だが、それでも小物撮りや風景撮りに持ち出すことは少なくない。三脚はベルボンのエルカル630に付けているが、そういった場合はもう少し小型三脚と、もう一回り小さなFP-100 PROの方が適しているかもしれないが、大は小を兼ねる、ということで、今のところ大きな不満はない。
 


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Manfrotto 503 [カメラ]


ビデオ用フリュード雲台。ビデオは動画だから、静物をじっと撮影することは極めて少ない。動体を追いながら撮影したり、パン・チルトを繰り返しながらの撮影が多い。そのため、正確に水平が取れる事、滑らかに上下左右にカメラを振れることが要求される。この「滑らかに」というのが重要で、その為に高価なオイルなどを使って粘性を調節して、抵抗感を増減し、様々な速度域で滑らかさを追求している。こうしたビデオ雲台もピンキリで、1万円ほどのものから100万円を越える業務用まで、対荷重量も様々なものがある。
スティル写真で、どうしてこんなビデオ雲台が必要なのか。それは動体撮影において、水平を保ちながら、様々な速度で動く被写体を追うのに楽だから。三脚にビデオ雲台を付けて、鳥を追っている人をみかける。自由雲台でもよいのだが、動体撮影では常にフリーの状態で被写体を追うことになり、両手でカメラやレンズを保持しながらの撮影になり、大型レンズ使用の場合は特に、水平を保ちにくい。3ウェイ雲台で、水平方向を固定し、上下左右をフリーの状態で使用してもよいのだが、大型レンズの場合はかなり荷重が掛かるので、滑らかな操作がしにくい雲台が多い。その点、(ある程度のグレード以上の)ビデオ雲台は、対荷重量も大きく、その状態で滑らかな操作ができるように考えられているので、使いやすい。というか、一度使うと手放せない。
欠点は、雲台自体が大きく重いこと。それなりの三脚を必要とする。比較的高価であること。オイルフリュード雲台の場合は、外気温によって粘性が変わるので、撮影前に確認・調整が必要なこと。なかなか実物を扱っている店が少ないこと。
私は、価格コムの掲示板で、鳥を撮っている方からこれを勧められて、通販で購入した。ベルボンのカーボン三脚730に付けているが、頭でっかちの印象。これにサンニッパやヨンニッパを付けて使用しているが、重心がかなり上の方になるので注意が必要。パン棒は、写真撮影では邪魔になるので、付けていない。パン・チルト共に、オイル粘性を調節できて、期待どおりの滑らかさ。重いカメラ+重いレンズ+一脚より、随分楽ができる。こりゃ~手放せない。しかし・・・
楽に撮影できることが、良い写真を撮れる事、とはならないことを、最近知った。
 
 


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マナグエンセ [熱帯魚]


南米産シクリッドの代表的な魚、シクラソマ・マナグエンセである。この魚も古くから見かけるポピュラー種で、飼育も簡単。5cmほどの幼魚が数百円で売られている。成長すると20~30cmにはなる。注意すべきは、気が荒いことだけ。こうしたシクリッドは、大体が縄張り意識が強くて、その度合いは種によって異なるが、他魚とは排他的な性格が多い。一つの水槽に混泳させると、最後には一匹しか残らない、ということがよくある。
写真のヤツ(何だか可愛くない顔立ちなので、ついヤツと呼んでしまう)は、ウチで生まれた2世(生後1年ほど)。親は10回ほど産卵し、1回の産卵で100~200匹を生んだ。結局、生まれた子のなかで、現存しているのはこいつだけ。子は生まれてすぐに、兄弟たちと厳しい生存競争を繰り広げる。もっとも、私がもっとまめに世話をすれば、もっと多くの子を飼育していただろうが、仕事部屋に水槽が有ることもあって、一日数回エサを与える、週に何度も水替えする、ということはできず、こうなってしまった。
熱帯魚を飼育する人は三つに分かれる、と言われる。一つは繁殖させることを目的とする人。二つ目は、飼育魚を大きく綺麗にすることを目的とする人。三つ目は、インテリアの一部として、動く装飾品として考える人。私自信は、どちらかといえば2番目の方だろう。
ふてぶてしい顔つきだし、特に体色鮮やかで綺麗なわけでもなし、でも子育ては一生懸命するけど、小魚は食べてしまうし、同居魚はいじめて殺してしまうし、時に憎たらしいヤツだが、よく食べて丈夫で、なかなか死なない。まあそんなヤツもいるさ。魚でも人間でも。
 
 


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オスカー [熱帯魚]


ペットフィッシュといわれるアストロ。オスカーのネーミングで呼ばれることも多い。飼い主に慣れ、いろんな表情・しぐさを見せてくれる。犬やネコのようなペットとして付き合っていける、と言われ、ペットフィッシュの代表魚だ。
南米産のシクリッドで、古くから親しまれてきた魚。原種は数が少ないが、養殖されたものや改良品種のものは、どこの店でも見られる。ウチのもこれで3匹目。何となくいつも飼っている。手に入りやすい、飼いやすい、それほど高くない、それほど大きな水槽が必要でない、それほど気が荒いわけでないので混浴できる、などが親しまれてきた理由だし、私の水槽にいつもいる理由でもある。5cmほどの幼魚で売られている場合が多いが、その頃は弱くて、病気にかかって死にやすい。高水温で10cmほどまで何とか大きくできれば、もうあまり心配は無い。
魚にどれほどの知能があるか分からないが、それでも水槽に近づくと寄って来て、尾を振り、エサをねだる仕草をするのは、カワイイと思う人も多いだろう。別にそういった仕草をするのは、この種だけではないのだが、何となく憎まれない顔をしているのが得をしているのかもしれない。
確かに、水草が生い茂った水槽に、小魚を数十匹泳がせる水槽も見栄えがするが、維持に手間隙がかかることを考えると、一つの水槽にコイツだけを入れて飼う、というのも、また熱帯魚の飼い方の一つと思う。一匹だけでも存在感があるし、飼育も楽だし、費用もコイツの方が安い。基本的に体力があり丈夫な魚だし、寿命も小魚より長い。
ワンとかニャーとか鳴かないけど、散歩の必要が無いペットである。


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