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イエローストライプ・シクリッド [熱帯魚]

イエローストライプ・シクリッド 1.JPG

その名の通り、黄色と黒のバンドが鮮やかな、アフリカンシクリッドの一種。これも以前からよく見かけるポピュラーな魚だ。
アフリカンシクリッドの中では、比較的小型で、成長しても10~12cmほどにしかならない。なので、アーリーやボルレイなどと混泳させると、いじめられやすく、そうなると餌も取れずに他界する場合が多い。種類は多くないが、この種のような比較的小型のアフリカンと、大きさを考慮して飼うのがよいと思う。しかし、性格はやっぱりキツイ。もちろん、丈夫で安価で、餌は人工飼料で充分育ってくれる。
ところで、この種も他のアフリカンシクリッド同様、マウスブリーダーだ。孵化した稚魚を守るために、親魚は稚魚を口に含んで育てる。まあ、いつまでもそうしていられるわけではないのだが、死亡率の高い孵化直後を守ってくれるので、飼育者としては子供が取れる確率が高いのも、こうしたマウスブリーダーの魅力でもある。
ウチの一匹が、どうもそのようなので、別の水槽に移したら、翌日には大量の稚魚を吐き出していた。稚魚のサイズは5mmくらいだろうか。正確な数は分からないが、30匹以上はいる。広いとはいえない親魚の口の中に、よくもまあ、こんな数がいたものだ。今は親魚を離して、稚魚用の人工飼料をやっているのだが、3週間ほど経った今では倍の1cmほどに成長してくれた。丈夫で強いシクリッドだからこそだが、今後は大きさの差も出てくるだろうし、稚魚同士の争いも出てくるだろう。稚魚を分離する水槽も用意しなければならないかもしれない。稚魚を吐き出させるために分けた親魚も、すぐに元の混泳水槽に戻すわけにもいかず(戻すと他魚に殺されてしまうだろう)、こうしたブリードは、なかなか水槽本数に余裕がないとできないものだ。
イエローストライプ 2.JPG

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