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バイオレットブルー&ホワイトスノー [熱帯魚]

バイオレットブルー.jpg

今回は、比較的飼いやすいサイズのアフリカンシクリッドです。バイオレットブルー・シクリッドという名称で売られている場合が多いこの魚、「プセウドトロフェウス・ゼブラ」と思われます。しかし実際は、東南アジアなどで養殖された個体が多く、純血種かどうかは分かりません。意外と改良品種かも。
マラウィ湖産シクリッドなので、水質は弱アルカリ性で硬度が高い水を好むことは他のアフリカンシクリッドと同様。アーリーなどのメタリックな輝きはありませんが、落ち着いた淡いブルーの色彩はなかなか綺麗。加えて、よく動きまわる種なので、水槽内に数匹入れておくと結構にぎやかです。15~20cmクラスのアフリカンシクリッドよりは小さく、水槽内飼育では12cm位にしかならないところも、複数飼育に向きます。エサは人工飼料で充分。よく食べ、よく動き、よく出す種ですので、水槽や濾過もそれなりのものを用意できれば、丈夫で飼育しやすいといえます。マウスブリーダーで、シクリッドらしい気の強さと縄張り意識はありますので、岩組などして隠れ場所を作ってやると良いかも。
ホワイトスノー.jpg

これのアルビノ個体が、ホワイトスノー・シクリッドという流通名で販売されています。アルビノは稀に現れる色素が欠落した個体同士を交配して固定した種で、元々が白い色をした個体とは違います。アルビノはいろんな種類の魚にありますが、眼を見ると、黒眼が無いので分かりやすいですね。飼育に関しては、通常種と同様です。ただ慣れると食欲旺盛なので、肥満に注意、かな。
これらの魚は店で売られているのは5cmくらいですが、60cm水槽で飼えるのは最初のうちだけ。複数入れるのであれば、90cm水槽が必要かと思います。またそうすると、よく動き回るので賑やかで、色彩的にも派手すぎず、なかなか見映えのあるものができると思います。
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