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BTOパソコン購入記 その5 [パソコン]

さて、前回良いことばかり書きましたが、もちろん気になる点もあります。
まず、筐体が大きいということは場所をとります。特に奥行きがあるので、私のラックに入れると、どうしても前に出っ張ってきて、いやがおうにも存在感が増します。デザインもメーカー製PCのような垢抜けたものではないですし、光学ドライブやメディアリーダーも剥き出しのままですから、高級感は少ないです(まあモバイルPCのように、他人に見せるものでもないでしょうが)。
それと、前後に12cmファンが回ってますが、やっぱり無音と言うわけではないです。私のようにモニターの横に本体を置いている場合、神経質な方は本体からでるファンの音がちょっと耳障りに聞こえるかもしれません(私はもう慣れましたが)。音と言えば、HDDのコトコト音も聞こえてきますね。Gateway君も決して静かなPCではなかったですが、このBTO君は稼動音がはっきり音が聞こえるPCです。冷却のことを考えると、致し方ないことかもしれません。Core i7は発熱も多そうですし、グラボーもね。(静音に気を使った、もっと高価なPCケースなら違ったかも)。まあ私のように、モニターの横に置いて作業しなければ、問題ないのかもしれません。
音といえば最初、筐体からビビリ音がひどくて、HDDにアクセスするたびに鳴ってました。中を開けてよく見ると、私がHDDを交換した際に、ケーブルを動かしてしまって、それがサイドパネルに当たって音がしていたようで、これは解決しました。自作派の方には常識かもしれませんが、こうしたケーブルの取り回しも重要なことだと思いました。
BTOパソコンといっても、メーカー製パソコンの一部パーツをちょっと入れ替える程度のものから、殆どのパーツを自分で選ぶものまであります。今回私が手にしたのは、後者に近いもので、どちらかといえば、自分で組めないので、パーツを選んで組んでもらった、という感じのものです。なので、便利機能は一切無く、設定や必要ソフトのインストールも全て自分で行わなければなりません。それが面倒、ちょっと不安、という方にはお勧めできないかもしれませんね。
注文する際に、HP上で選ぶ際も、全てのパーツのメーカー名や型番が書かれているわけではありません。ウソ偽りがあるわけではないのですが、マザーボード一つにしてもCore i7用にいろいろ出ていて、X58と表示されているだけは分からないこともあります。細かなパーツのことなども考えると、全てのパーツの型番を明記するのは難しいでしょうから、やっぱり信頼できるところ、永く&沢山手がけていて、評判の良いところに頼むのが一番重要だと思いました。
結論として、このBTOパソコンは、メーカー製のオールインワンPCと自作パソコンの中間に位置するもので、間違ったり無駄なパーツ選択をしなくてよいように選択肢が限られ、かといって無駄なコストを省き、必要な部分に予算を割けるようなカスタマイズができ、私のように自作できるほどの力量は無いけど、使用目的の認識がはっきりした人には非常にコストパフォーマンスの良いパソコンだ、と思います。そういった、価格や機能重視な分、デザインや快適性の部分では、メーカー製に及ばないところもあるかと思いますので、万人に勧められる訳ではないと思います。が、そういったメーカー製に不満を感じた方には、選択肢の一つとして良いかと思います。

長々とBTOパソコン購入記を続けてきましたが、今回で最後とさせていただきます。お付き合い、ありがとうございました。
BTOパソコン5-1.JPG

(恥ずかしながら、現在の私の仕事場風景です)

Seagate HDDについて


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