ファースト・タッチ その3 [カメラ]
上の写真
1D3+EF300mm F2.8 L IS+EF1.4xEXTENDER 焦点距離 420mm 曇天
F5.6 SS 1/800 ISO 160 評価測光 露出補正 +-0 AI SERVO AF JPEG
(サイズ変更のみでノーレタッチ やはり露出補正をちょっとしたいところだ。トリミングした画だが、1D2ではこうしたシーンでは、後のゴールネットにピンを持っていかれることが多かったが、1D3では少ない)
さて、最重要項目のAF性能についてだが、指定できるAFフレームが45点から19点になった。縦位置撮影ではそれほど不便を感じないが、横位置では中央よりちょっと上げたい時には、最上段しか選べない。この開きが不便に感じる人も多いのではないだろうか(私もその一人)。縦横の変更をしても、そんなに外側のフレームを使うわけではないので、C.FnⅢ-9で任意選択可能なAFフレームは、9点(内側)にしている。
AF精度・速さについては、1D2と同じ設定で撮ってみての話だが、EF400 F2.8L やEF300 F2.8 LIS を使っている限り、1D2と大して変わらない、というのが第一印象。もちろん自分としてはまったく不満無い。あくまで1D2と比べて、だ。他機種とは大きな違いは依然有ると思う。
何だ、進化して無いじゃないか、と思われるかもしれないが、そうではない。EF100-400 F4.5-5.6 LIS でも撮ってみたが、このレンズでの歩留まりは確実に上がった。それは、EF300 F2.8 LIS+EF1.4xEXTENDER で撮ったときも同じように感じた。つまり、開放F値が暗くなると、1D2との性能差が顕著に現れる、ということだ。レンズが変わっていないのに、動体追従能力、精度、速さ共に性能アップしたということは、ボディが進化したという証だろう。今までEF100-400の不満をブーブー言ってきたが、ちょっと「使えるかな」という気になってきた。それでも単焦点とは、まだまだ隔たりがあるが、ズームが欲しくなることも多いので。
以上が、今回の私の第一印象だ。もちろん、今後見方・感じ方・使い方も変わって来るかもしれないので、あくまで第一印象。使い方といえば、C.FnⅢ-2(AIサーボ時の被写体追従敏感度)と、C.FnⅢ-4(AIサーボ時の測距点選択特性)の考え方だ。被写体追従敏感度の設定は、1D2でもあった。C.FnⅢ-4は新たに設けられた設定だが、つまりは動体を追っていて手前に入ってくるものを無視するかどうか、という設定だ。これが新たに設けられたのは・・・・
上の写真
1D3+EF400mm F2.8 L 焦点距離 400mm 曇天の夕方
F3.2 SS 1/1000 ISO 100 評価測光 露出補正 +1/3 AI SERVO AF JPEG
(サイズ変更のみでノーレタッチ 露出補正をちょっとだけ。やはりちょっとレタッチしたくなる画だ)
ファースト・タッチ その2 [カメラ]
明日書くと言っておきながら、昨日は、このブログを更新できませんでした。申し訳ありませんでした。
上の写真
1D3+EF300mm F2.8 L IS 焦点距離 300mm 曇天
F5.0 SS 1/640 ISO 100 評価測光 露出補正 +-0 AI SERVO AF JPEG
(サイズ変更のみでノーレタッチ やはりアンダーっぽい)
さて、先週末に小学生・中学生・高校生サッカーを、1000枚ほど撮ってみた。家に帰って、撮った画像をチェックしながら思いついた点を書いていこうと思う。しかし、あくまで第一印象なので、後日思いや考えは変わるかもしれないことを、前もって記しておきたい。
インターフェイスは変わった。それで良くなったのか、悪くなったのかは分からない。1D2でも慣れれば特に問題は無かった。とりあえず今のところは、慣れることを第一にしている。
軽くなった。1D2(バッテリー込みで1555g)から1D3(1335g)へ220gほど軽くなっている。確かにボディ単体を持ち上げたときは「軽い」と思った。しかし、サンニッパやヨンニッパなどの重量級レンズを使う私としては、持ち歩きはレンズ+ボディなので、それほど大きな違いは感じられない。
ファインダーも大きく見やすくなった。これも、最初に見たときに「少し広くなった」と思った。しかし、すぐに慣れてしまった。5Dのように、もっと見易く、というのは、飽くなき人間の欲望か。
連写性能は上がったし、嬉しいことだが、8.5コマを常用していた私としては、撮影に影響するほどの変化は感じられない。それより、メニュー画面で連写コマ数を(H、L共に)変えられるのは嬉しい変化。これで現場で変更できる。以前もできたが、PCと繋がなくてはならなかった。
バッテリーもリチウムイオンバッテリーになった。2日で1000枚撮って半分以上残っているの表示。これも1D2と同じくらいだが、残量表示がより正確になったらしいので期待している。
液晶モニターは3型に大きくなった。が私は、カメラの液晶で撮影画像を確認するということを殆どしないし、ライブビューも使わないだろうから、それほど恩恵があるとも思っていない。使うのはヒストグラムの確認なのだが、せっかく液晶が大きくなっても、このヒストグラム表示は小さく見難い。
シャッターボタンのストロークが深すぎ。私の個体だけかもしれないが、横位置・縦位置の両方とも同じように深い。これは調整で直るらしいから、機会を見つけて調整に出したい。
色味や測光の傾向はちょっと変わった。KISS DXのような感じに、若干シフトしたようだが、やはり素材重視は変わらず、レタッチしたくなる。露出補正は必要ないか、と書いたが、やはりサッカーではユニフォームの影響か、露出補正は必要な場合がある。このあたりの感じ方は、個人差もあるし、今後使い込んでいくうちに分かってくることもあるだろう。
さて、最重要項目のAF性能についてだが、・・・
上の写真
1D3+EF300mm F2.8 L IS 焦点距離 300mm 曇天
F5.6 SS 1/640 ISO 100 評価測光 露出補正 +1/3 AI SERVO AF JPEG
(サイズ変更のみでノーレタッチ 露出補正をちょっとだけ。1/640では小学4年生のキックする足を止めることはできない)
上の写真
1D2+EF300mm F2.8 L IS 焦点距離 300mm 曇天
F3.2 SS 1/640 ISO 200 評価測光 露出補正 +-1/3 AI SERVO AF JPEG
(サイズ変更のみでノーレタッチ 1D2で今年初めに撮影)
ファースト・タッチ その1 [カメラ]
新たな相棒となった1D3。本日初めて、サッカー撮影に持ち出した。
結果は、惨敗。結論は、よい機材を持っても、腕が、知識が、気合が伴わねば、満足できる画は撮れない、ということの再確認。
1D3の初陣。快晴の今日、高校生サッカーを撮りに行ってきた。設定はいちおう1D2に準じてやってみた。先ほど撮った画を確認したのだが、まあ締まらない画が多い。理由の一つは、高校生サッカーをちょっとなめていた事。1/640くらいでは被写体ブレが多い。中学生とはやはり動きの早さが違う。1D2では、露出補正を+1/3を標準としていたが、1D3ではそれではちょっとオーバーになることもあるようだ。新チームでの初の撮影ということで、あまり撮影ポジションを自由に動けなかった(目立ちたくなかった)のも一因かもしれない。
しかし、何と言っても惨敗の原因は私自身。久しぶりの高校生サッカーで、眼や指や勘が動きに付いていけない。新型機の初の撮影だから、とりあえず、と遠慮したわけではないが、気合が入っていなかったのも一因。これで良い写真が撮れる訳無い。
それでも、初陣で気が付いたことはいくつかあるが、それはまた明日書こうと思う。明日は、中学生サッカーと小学生サッカーのダブルヘッダー。気合を入れなおしていく!
秒10コマの高速連写でも、サッカーボールを蹴る瞬間はこれくらい。
上の2枚
1D3+EF100-400mm F4.5-5.6 L IS 焦点距離 375mm
F7.1 SS 1/1000 ISO 250 評価測光 露出補正 +1/3 AI SERVO AF JPEG
下の作例
1D3+EF400mm F2.8 L 焦点距離 400mm
F3.5 SS 1/800 ISO 100 評価測光 露出補正 +1/3 AI SERVO AF JPEG